第6チャクラ『理性の力』……真理のみを求めよ |
位置 身体との関係 精神、感情面の問題 |
心理的な性格とは、知っていること、真実と信じていることの組み合わせであり、知性の気系の中で生き続ける事実、恐れ、個人的な体験、そして記憶などが独自のかたちで組み合わされたものだ。
身体の機能不全
脳腫瘍、脳出血、神経系の障害、視覚・聴覚障害、背骨全体の障害、学習障害、ひきつけ。
象徴的な意味・ものの見方とのつながり
第6チャクラは、私たちを叡智へと導く学びが生まれるきっかけをつくる。
人生の実体験と、自己を切り離し、物事を客観的に見る視点との両方を通して、私たちは叡智を身につけていく。
象徴的にものを見る力というのも、一部はこの「自分を切り離す」という学びを意味している。つまり、「個人の精神」、あるいは、探究をはじめたばかりで、自分にとらわれがちな精神を超越した状態であり、「非個人」な、開かれた心がもつ強さと洞察力へと導いてくれる精神状態のことだ。
第6チャクラの気が不足すると…
内面に目を向け、自分の恐れを掘り出したがらない傾向。
理性にくもりがある場合には、真理に対する恐れ。 現実的でしっかりとした判断力に対する恐れ。
ほかの人の助言に従うことや、自分を律することへの恐れ。
自分の影の部分、それがもつ属性への恐れ。
根源的な強さ
知的な能力、技能。意識・無意識レベルの洞察を評価する能力。
ひらめきを受ける力。創造的、直感的な理由によって行われる崇高な行為。心の知性。
聖なる真理
第6チャクラの聖なる真理は「真理のみを求めよ」だ。
それは、つねに真理と幻像の違いを探求するよう私たちに求める。
このふたつの力は、いつの瞬間も共存しているものだ。
幻像と真理を振り分けるのは、脳というよりも精神そのものの役目である。
脳は身体の挙動を司るが、精神は「気体」の挙動を司っている。
「気体」とは、思考やものの見方と私たちとの関係のことだ。
脳は思考を行動へと変換する一種の「機器」だといえるが、ものを見る視点や意識を高めるといったような活動はすべて精神の特性だ。
意識が高まっていくにつれて、状況についての主観的な見方から「自己を切り離す」ことや、真実と象徴的な意味を見て取ることができるようになる。 切り離すといっても、どうでもいいと思うわけではない。
恐れにつき動かされた自分の声を静めることを意味している。
この自分を切り離すという内面の姿勢を手にすることができた者には、完成された自己意識があるため、外の世界が意識を支配するような影響力をもつことはない。 このような明晰な精神、自己意識は、叡智の本質であり、第6チャクラの神なる力のひとつなのである。
このチャクラは知性の力を司るエネルギーの中心で、意識の中核としてきわめて強い力を持っています。 |
「キャロライン・メイス『7つのチャクラ』・『チャクラで生きる』サンマーク出版」より引用しています。
The Brow Chakra ブラウ・チャクラ |
インスピレーション、洞察力、理解力、叡智、そしてヴィジョンを伴ってこのチャクラが覚醒すると、想像もできないような陶酔の境地へと私たちを導きます。私たちがまだ幼く、空想はどこかにしまって現実的になりなさいと言われる前には知覚できたものの数々を、再び楽しむことができるのです。
*ブラウ・チャクラとクラウン・チャクラ*
この二つに関しては、どちらがどの内分泌腺と関係しているかについていまだに議論の余地があります。解剖学的に言ってこの二つは脳の中で非常に密接に関連しているので、二つを一緒にして説明するのがよいと思われます。私に個人的に与えられる情報によれば下垂体(かすいたい)と視床下部(ししょうかぶ)と関係があるのがブラウ・チャクラで、松果体(しょうかたい)と関係しているのがクラウン・チャクラですが、その逆であるとする情報源もあり、その意見も尊重したいと思います。
関連器官
下垂体、視床下部、松果体。
機能
脳の一部である視床下部はホルモンを分泌し、それがこんどは下垂体から分泌されるホルモンの分泌を調整します。下垂体は内分泌腺全体を調整する役割があります。下垂体は前葉と後葉の二つの葉から成っています。前葉は内分泌系統のすべてを刺激するホルモンを分泌し、後葉は妊娠後期の子宮の収縮、及び母乳を分泌させる役割があります。
松果体の分泌するメラトニンは睡眠を促進し、動物の場合は季節による移動のパターンと冬眠を司ります。私たちの体内時計と毎日の生体リズムを制御しているようです。また、性欲、母性、そしてもしかしたら老化にも影響を持っているかもしれません。時差ボケにも関係があります。
機能不全
下垂体は内分泌系全体をある程度制御しているので、下垂体の機能不全は体中のほとんどすべての器官に影響し、その結果となる症状はここには挙げきれないほどです。松果体の機能不全は性行動に影響し、同時に睡眠に関する問題の原因となります。
ブラウ・チャクラは霊肉結合によりあらゆる夢を可能にする魔法の力です。
二つの次元に同時に生きることで、あなたの日常はより豊かなものになります。霊的なあり方があなたにとってはごく当たり前になり、その結果あらゆることがより刺激的に、より喜びに満ちたものに感じられるようになり、あらゆる経験がさらに豊かで活き活きとしたものになるのです。人生の出来事の一つ一つにそこから学べるレッスンがあるということに気づくにつれ、人生はそれまで以上に素晴らしいものになります。
ブラウ・チャクラは視覚を司るチャクラです。私たちはここで、内なるヴィジョンを呼び覚まし、明確にします。セイクラル・チャクラで開き、スロート・チャクラで深まった創造性に刺激され、今度はそれにヴィジョンを加えて自分の人生がどうあってほしいかという明解な像を描くのです。ヴィジョンと創造的な思考、善良な心、純粋な意図、それに自信が加われば、私たちは自分の人生を実現することができます。
宇宙は様々な出来事のシンクロニシティを通して、私たちを進むべき方向に向かわせようとし、賢明な人はそれに従います。私たちは選択の自由を持っていますが、忘れてはならないのは、私たちは理由があってここにいるのだということ、そして基本的に私たちは、進むべき道から何の代償もなしに大きく外れることは、許されないということです。
ブラウ・チャクラは、たとえ未発達だったりブロックされていたりしても、ある面ではきちんと機能します。ただしその場合、理性的で頭脳明晰、活発で非常に分析的な頭脳の持ち主でありながら、叡智や正しい自己認識に欠け、理性的思考を超越することができないのです。伝統的な教育法は直感力や想像力を鈍くすることが多く、ブラウ・チャクラの感受性がない場合、科学的に証明できること以外を過小評価する知的傲慢に繋がりかねません。
このチャクラがブロックされている人は、自分が思いついた創造的なアイデアを実現させることができなくなります。たくさんの計画に囲まれ、そのどれも今一歩完成しないのです。本人はそのことがわかっていない様子で、自分がやると言ったことを忘れ、周りの人に与えたフラストレーションに気づきません。あるいは、中途半端に実現しかかった計画の数々で身動きが取れなくなったことによる、自分のフラストレーションを周囲にまき散らします。そして自分の至らないところを人のせいにしがちです。
体の中でブラウ・チャクラのブロックによって最も影響を受けるのは視力であり、眼精疲労、結膜炎、弱視、失明などが起こるかもしれません。頭痛、偏頭痛や記憶力に問題が起きたりもします。このチャクラの問題は身体的な問題となって現われることが他のどのチャクラよりも少ないのですが、時に悪夢となって現われたりもします。
●チャクラの状態を知るための自己診断テスト
このレベルになると、問題はそのチャクラが詰まっているというより未発達であることのほうが多いのですが、ブラウ・チャクラが詰まっている、ということももちろんあります。質問のほとんどにイエスと答えた人はこのチャクラの改善が必要でしょう。ブラウ・チャクラが解放されると、今まで想像もできなかったような可能性が開けます。このチャクラは20代になって初めて発達するのが普通なので、あなたがもっと若い場合は、焦らないでください。 |
「ブレンダ・デーヴィス『チャクラ・ヒーリング』徳間書店」より引用しています。