正徳6年(1716年)創業の酒屋
で、約50年前 母屋の屋根がえの時に大工の棟梁が 「梁の上にこんなものがくくりつけてありました。」とボロボロになって埃だらけ
とても丁寧に紐でくくられた箱を持ち下ったのです。 蓋をとるとなんとも不思議な形をしたミイラがでてきました。 黒い箱のほこりを払うと その箱には“河伯”という文字が書かれてあります。 当主は大変驚き いろいろ調べましたが、箱の “河伯” という文字が "カッパ" を意味するということ以外手がかりが見つかりません。 |
その日、地元の漁師たちは漁船を一隻沖へと走らせ、アーカード湾で船を停め、網を下ろした。 ところが、しばらくして、突然天候が悪くなり、強い風が吹き始め、波はどんどん高くなった。 漁を続けられる状態ではなくなったため、漁師たちは、やむなく場所を変えることにした。 彼らが選んだのは、ふだんほとんど漁をしたことがない南東の沿岸だったが、 とにかく彼らは網を下ろしてみた。漁場が荒らされていないためか、 以外にも多くの魚がかかった。 だが、漁師が網を見てみると、そこには見たこともない奇妙な生き物が3匹、さかんに動いていた。 体長は約30センチ。長い首と一対の前脚のような突起物をもち、 尾には三角形状のヒレがついている。 体は全体に茶色がかった濃い灰色をしており、表面はヌメヌメと光っている。 頭の先には触覚のような、短く柔らかい突起物が2本伸びており、出たり引っ込んだりしていた。 短い前脚のように見える部分の先にも、何かの感覚器官がある。 口にはノコギリ状の鋭い歯が並んでおり、舌はなかった。 胴体部分は太く、いくつもの輪状のくびれが走っていて、背中のくびれの部分をいくつか膨らませている。 ネス湖の生物には精通しているはずの漁師たちも、誰もこの生物の正体がなんなのか答えられなかった。 全体的な印象として、太い一本足のイカのようだったと語っている。 漁師たちは地元の漁業組合に連絡を取り、漁船の生け簀の水槽に入れられていた問題の生物を見てもらったが、 彼らの誰一人として謎の生物の正体はわからなかった。 ひょっとすると新種の生物かもしれないと思った組合員の一人が、英国科学庁の窓口に一報を入れた。 政府の役人と称する謎の連中には奇妙な点が多々ある。 彼らは学者と共にやってきた。すなわち、学術的な価値があることを、最初から知っていたのである。 彼らが謎の生物を公表しないのにはそれだけの理由がある。 新種の生物の発見なら別に珍しくもない。隠す必要などまったくない。 それに、学会で発表すれば、生物学者にとっては非常な名誉となる。 ネッシーはただの新種の生物などではない。 本来なら存在してはならない古代生物なのだ。極秘情報によれば、このとき捕獲された3匹の子供ネッシーは、 その後、イギリス政府御用達のある専門家の手に渡った。 そして、3匹のうち1匹はイギリス政府が極秘に飼育、残りの2匹はアメリカへ空輸されたという。 アメリカに渡ったネッシーがどこに持ち込まれ、調査されているかについては現段階では不明である。 ネッシーの正体も彼らの調査によって判明した。 それは『タリモンストラムグレガリウム』 2億8000万年前に絶滅したとされる古代生物である。 本来なら絶対あり得ない古代生物の存在。 それはシーラカンス(約6500万年前に絶滅したとされていた)発見の比ではない。 ネス湖は閉じた世界である。そのような湖で古代生物が生き残れる余地はない。 なぜなら、2億8000万年もの間、 子孫を絶やさずに、ほとんど目撃されないほどの少数で生き残ることなど理論的にも不可能だからだ。 生物は個体数が減り、ある一定数を切ると、一挙に絶滅への道を進んでいく。 ニュージーランドのモア、アメリカのリョコウバト、日本のトキ(ニッポニア・ニッポン)もそうである。 種によって違うが、具体的に種の存続が危うくなる一定数とは200である。 個体数が200より減ってくると、近親交配が増加する。 結果として、同じ遺伝子をもつものが多くなり、劣性遺伝子が表面化する。 同時に繁殖能力が著しく衰え、絶滅へと突き進むことになるのである。 |