生後6〜7日目
986月16日、巣箱から「ピーピー」とかすかな声がきこえた!
エッ!まさか!もう一度、耳を澄ますと・・きっ聞こえるヒナの声が。

度か卵を産んだことはあるがまだ一度も孵った事は無かったので
初めての経験。やった〜!
待望のブルーとレモンの初のヒナが誕生。

まれたてのヒナはとってもグロテスク!もちろん、羽もまだないし目も開いていないので、まるで肌色の虫のよう・・かわいいヒナの姿になるにはまだまだ、先のこと。こんなに小さくてちゃんと育つのか心配でした。

鳥のブルーは巣箱の中を覗いても嫌がる事も無かったので、すぐに種類は判明した。
父親レモンと同じ、
赤目のルチノー。イブと命名しました。

ブが産まれてもしばらくは親子3羽、同じゲージの中で暮らしていたのですが
ある日キズだらけのレモンがいた。どうやら巣箱に入られるのがイヤでブルーに
噛まれたらしい・・仕方ないので別居させましたが、でも育児は大変そう・・
かんばれブルー!

のヒナって1日、1日成長が早いんですよ〜
一週間がたつ頃には目も開き、綿毛が針のように出てきて
泣き声もだんだん大きくなり、イブちゃん元気、元気。

ブはブルーからエサをもらう以外は寝てばかり、でもその
姿が超カワイイ!巣箱から片羽を出して寄りかかって寝る。
これが一番楽みたいです。
たまに巣箱からはい出してはブルーに怒られていました。

週間も過ぎる頃には、足もしっかりとして、頻繁に巣箱から出てくるようになり、ブルーはイブのあとばかり心配そうにくっ付いて歩いています。やっぱりお母さんですね〜

・・とここまで、順調に育っていたイブなのですが、3週間が過ぎた頃から異変が。
どうも食欲がない。そのうの中にあまりエサがはいって無いんです
イブ、どうしたの?

だ少し小さくて心配だったのですが、病院に連れて行きました。先生は「ペットショップにヒナ用のエサが売っているはずだからそれを溶かしてあげなさい。」と教えてくれたものの
どこをさがしてもヒナのエサといえば粟玉くらいしか置いてありません。
しかたがないので粟玉をできるだけ細かく、すり潰してあげてみましたが、やっぱり食べてくれません。

イブは日に、日に弱っていき寝てばかりいるようになりました。
何とかして食べさせようとしてみましたが、ガンとして口を開けません。

そして7月7日七夕に、とうとうお☆様になってしまいました。

たった20日間の命でした。
冷たくなったイブにブルーは必死にエサをあげている姿を見て涙が止まらなくなった。
ごめんねイブ。何もしてあげられなくって・・

イブの寝姿
ブルーとお散歩
イブ、最後の姿

やっぱり、ヒナが欲しいからとか、かわいいからって、安易に巣引きをするべきではなかったのです。
きちんと勉強してからでも遅くなかったのに。
イブはなんで死んでしまったのかは今でも原因はわかりませんがそれから私は鳥について少しでも詳しくなろうといろいろな本を読んだりHPを見たりしました。
今だったら、きっと助けてあげられたのに・・と何度も後悔しますが、でも命の大切さをイブに教えてもらいました。
イブちゃん、ありがとう。