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- 食育トリビア1
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【ギンナン】
結婚式の日、新郎新婦はギンナンを食べる(中国の風習)
イチョウは、一度実をつけたら千年つけ続け、発芽率は100%とも言われることのある強い樹木。 その実、ギンナンの主成分は糖質で、良質のタンパク質、β−カロテン、ビタミンB1、C、カリウム、
レシチンなどを含み、強精、強壮効果が高いことで知られています。 結婚式の習わしは「ギンナンの生命力と強精作用にあやかって子宝を」という願いと、
「排尿を長時間がまんできる」という理由からのようです。 カリウムなどの成分が腎臓に働きかけ、尿の排泄を調整します。 夜尿症の子供にギンナンを食べさせる療法は、日本でも知られていますが、子供は1日10粒を目安に。
ポイント
からだの衰えを感じた時や、激しく肉体を消耗した時は、ギンナン5粒前後を日本酒でゆでて、4〜5日 食べ続けると回復に働きます。風邪で咳やタンが止まらない時は普通にゆでて、6粒前後食べます。
- 食育トリビア2
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【クルミ】
西太后はクルミ汁粉で美肌を保った
絶大な権力をふるった中国・清朝の西太后は、老いを感じさせない美肌の持ち主としても知られ、 クルミをすりつぶして作るお汁粉が大好物だったと語り継がれています。
クルミには、リノール酸などの不飽和脂肪酸、良質で吸収率の高いタンパク質、ビタミンB群、E、 アイナシンなど、不老長寿と美肌の成分が豊富。 成分の相乗作用で血管を強くしなやかに、血をサラサラにし、からだをあたためて体力をつけ、
腎機能を高め、足腰を強くします。中国では古来、脳力を高める食品として珍重され、 神経衰弱や不眠症の治療にも応用されてきました。1日3〜4粒を目安にしましょう。
ポイント
殻をむいたクルミは空気に触れると酸化しやすく、酸化が進むと下痢を引きおこすこともあるので、 早めに食べきるか、殻付きのまま保存します。殻にツヤが」あり、ヒビの入っていないものが新鮮です。
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