看護婦さんになったワケ

「どうして看護婦さんになったの?」
何度となく聞かれるこの話題。
少なくとも10回以上は聞かれています。
高校3年の進路を決める時に聞かれ、
看護学校の試験面接で聞かれ、
就職する時の面接で聞かれ・・・等々。
私は2つの動機があるので、使い分けてはいますが。
看護学校のクラスメイトの三分の一は居た「何となく合格しちゃったから」とか、「大学に落ちたから」とか、そういう人は考えるのが大変だっただろうなあと勝手に思ってしまいます。

私の一つ目の動機は、幼い頃に優しい看護婦さんに会ったから、という月並みなものです。
その看護婦さんを好きになったのは優しかったからだけではなく、私の好きなカエルの指人形をくれたから、という物欲があったことも否めません。看護婦さんになったらカエルの指人形があるところで過ごせるんだ!という感じ。
いかにも幼稚園児の考えそうなこと。

二つ目の動機はすっかり物心ついてから。中学生の頃でした。
「手に職つけとけば食いっぱぐれもないし・・・」
という、非常に打算的なもの。
私は一生結婚できないだろうと思っていたので、自分で稼がなければ、と思っていたのです。
幼稚園の先生は子供苦手なので無理だし、
美容師さんは美的センスがないので無理。
じゃあ、(幼い頃のこともあったし)看護婦で、みたいな。
中学時代頼りにしていた先生(担任ではない)に相談したところ、大賛成。強く勧めてくれたのでした。
(その先生の奥さんが看護婦をしていたことを知るのはその10年以上後のことでした・・・)

こんな私でも、幼稚園児の頃から中学で進路を決めるまでの間、ずーっと看護婦さんになりたいと思っていたわけではなく、
化学者だの、探偵だの、作家だの色々と未来に夢を馳せたりはしたのです
(作家は今もちょっと憧れてはいますけどね)。
ただ、ちょっと打算的に育ってしまっただけで。
あ、問題大アリですか?

マッドナースのひとりごとTOPへ/ ベルタウン*マッドナース*プロジェクトTOPへ