トリオス(仮称)の試み
2010.4.27 綾部道男
Tel(Mov) 090-5681-1550
1組2人でプレーするダブルスに対して、1組3人でプレーするのがトリオスです。 ラケット競技のダブルスにおいて、テニス、バドミントンと違い、卓球ではペアが交互に打球することによる交通整理機能が、1組を3人に拡張しても有効に働き、プレーヤー同士の接触事故等の危険を増すことなく、十分に楽しくプレーできることを以下のとおり実験により検証しました。 実験1 山室スポーツ少年団卓球部 4月22日に、右写真の6名で計5ゲームの初実験を行いました。 写真の左対右の組合せで3ゲーム、未歩と都を入れ替えた組合せで2ゲーム。審判兼指導は綾部が務めました。 全ゲームをとおして順序を誤った失点は1度。 体験した子どもたちからは「楽しかった」との感想の言葉と表情でした。 調査・観戦者の立場でも、楽しめましたが、これは目論見どおりの結果を得られた自己満足が働いていたかもしれません。 |
2010.4.22 初実験メンバー |
実験2 山室ラバーズ(Sクラブ) 翌23日に、ラージボールのメンバー6名(63〜77歳)に協力していただきました。 ここでは、高齢のお二人にプレー途中から戸惑いのことばが漏れ、実験1に比べて全体の集中度も流れも、やや低調でした。 時間の都合で1ゲームしか出来ず、実験としては中途半端なため、各プレーヤーにはコメントを求めませんでした。 観戦所見としては、全プレーヤーに打順の理解と習熟が必要なこと、「ルール案」の『要検討事項』に記した“番号札”着用の必要性を強く感じました。 他の観戦者とルール案の読者からは「面白そうだ」、「ダブルス以上に頭を使うのが高齢者には良さそうだ」などの肯定的感想が聞かれました。 時間があれば、交替してプレーしてみたいと思われていたかも知れません。 実験1、2をとおして、一定のプレー領域を確保すればプレーヤー同士の衝突などの危険性はダブルスと同程度であること、むしろ打球後に態勢を崩しても、次打順までの余裕が大きいことから逃げ方の幅が広がりそうです。 楽しさの(ダブルスを基準にしたときの)程度を評価するには、さらにテストを繰り返してみなければなりません。競技性についても同様です。 実験の拡大について 興味を感じられた方には、ルール案を参考に実験を拡大し評価を深めていただければ幸甚です。 スポーツ少年団では、フットワーク・トレーニングを兼ねての継続実験を時々に行いながら、交流会でのエキジビジョン・ゲームなどを試みてみたいと思っています。 ご意見等は、当サイトの投稿ページ(がやがやルーム)を閉鎖中のため、電話でお受けします。 |
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トリオスのルール(案) pdf / 2010.4.22 |
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新たな情報や頂いたご意見等を以下に逐次掲載していきます。 トリオの打順を考える楽しみについて プレーヤーの特徴を生かす打順を決定するにあたって、どのような考え方があり、楽しめるか?です。 フットワークとコントロールに難のあるプレーヤーの前には、判断力とコントロールに長けたプレーヤーを置き、次にリターンし易い相手打球を誘ってラリー戦に持ち込む。または、強打者を置いて決めてしまう。 「ツツキが上手な選手、ドライブが得意な選手、スマッシュが得意な選手」の順で得点に結び付ける。 |