ＷｉｎＭＸって？

　ブロードバンド時代にマッチしたファイル共有ソフト。
　WinMXのピアネットワークを使い、ワールドワイドにファイルの送受を行うことができます。具体的にはWinMXをインストールしたＰＣ同士で、自分が保持しているファイルを公開（WPNPというWinMX用のサーバーに情報が送られる）するとともに、必要なファイル名等を検索することでサーバーから所有者情報が送られ、ファイル転送を行うことができる仕組みです。
　その仕組みの特徴から賛否について種々議論されていますが、　Ｐ２Ｐ（ピアツーピア）技術自体は確実に広がるブロードバンド時代にあって正に便利ツールとして根付いていくものだと思います。要は使う人のモラルが問題となりやすいシステムということです。

WinMX3.3が稼動

　旧ヴァージョンのWinMX2.6が2002年秋頃に停止したが、現在は3.3に概ね移行されている。
　システム要件はWindows９８以降のＯＳであればＯＫ。よほどの旧型ＰＣを愛用している人でなければトライは簡単。
　特記する点は「グループダウンロード」機能。同一ファイルを複数ユーザーが保管していれば、同時に複数のユーザーからダウンロードすることができダウンロード時間の短縮が可能となる。例えば3人から同時ダウンロードできれば１人からダウンロードする時の1/3で済んでしまう。

マニアックな世界？

　ファイル共有を目的としたシステムなのに、ダウンロード専門でファイル公開しないユーザー（DOM：DownloadOnlyMember）がいるため、交換を目的とするユーザーの中でさまざまな仕組みをアプリケーションに組み込んでいるユーザーも多い。
　ファイル交換の順番待ちで、いつまでたっても順番が回ってこない例では、アップロード側で規制をかけるツールを組み込んでいる場合がほとんど。（UL0：UpLoadの初期値を０"ゼロ"にできるパッチ）
　現実の世界でも勝手に物を持っていくだけの人を善しとしないのと同様、最低でもメッセージ（ＩＭ：ＩｎｓｔａｎｔＭｅｓｓａｇｅ）を送るなど、気持ちよくやり取りができる環境づくりが必要なようである。

WinMX関連サイト