QRP CW Transmitter
 

 QRP1号機(0.5Wに調整)では、思いのほか普通にピックアップしてもらえるので、更なる
QRPpマシンを製作した。

 自分で設計できるほどスキルが無いので、製作にあたっては0.1WクラスのQRPマシンで
安価な事、QRPのメッカ7.003MHzで電波が出せることを条件に、書籍・雑誌・インターネット
から情報を入手し、結局CQ誌で連載されていた「7MHzQRP送信機」をチョイスした。 (CQ
誌2004年10月号『QRP機器の自作を始めよう(JF1RNR)』)


 本機は、部品点数も30点強でコスト的にも3000円程度で作成することができる。手始めに
QRPマシンを製作してみようと考えている方にはベストなマシンだと思う。
 なお、本機はファイナルに2SC2053を使っているのでMAXで500mWが得られるが、今回の
目的は100mWでの運用なので、ファイナルのエミッタにVRを挿入して送信出力が調整できる
ようにした。現在は100mWに調整して運用している。
 QRPマシンでは標準的なVXOによる構成であるため可変周波数範囲はせいぜい2〜3KHz
だが、少しでも可変範囲を広げるためスーパーVXOとし、7.000MHz〜7.005MHzの範囲まで拡
大させた。
 まぁ、この程度のパワーだと一般の局を呼ぶのも失礼なので(QRPの場合、相手の受信能
力に依存する部分が大きいので極力呼ばないようにしている)QRPerが集まる7.003KHzに合
わせておくだけ充分なのですが・・・・

 QRPpの使用感は、0.5Wより厳しいが誰も呼んでいない場合は、ほぼ認識してもらえると言
った感じ。
 また、本機は送信機なので、受信はトップ写真のバックに写っているIC−726が受け持って
いる。QRP1号機はヘッドホン専用機だったが、自宅で運用する場合はスピーカで聞くことが出
来るこちらタイプの方が使い勝手は良い。
 フルブレークインでリレーを使っているのでカチカチうるさいが、本製作記事を執筆されたJF1
RNR今井さんが名付けた「WoodPecker(きつつき)」は、言いえて妙である。

【製作の記録】

 上段がQRP2号機(QRP送信機)、下段は毎回使っている
CWキーヤー。バックのIC-726で受信を受け持っています。
 手前のキーは手作りパドル。(完全手作り無線機に一歩
近づいた感じがするな〜)

▲クリックすると拡大します
 CQ誌の記事では、生基板にランドを貼って直接パーツをハン
ダ付けする方法で紹介されていたが、不器用な私がやると、以
外と手間が掛かる上にパーツ同士の接触などもあって信頼性
が下がるのでリレー回路以外は、パターンを起こして作成した。
 パターンを作る手間は掛かるが、小型でスッキリ作ることが出
来る。(当然のことですが、出来上がった回路を流用したり、この
回路で実験を行なうことを目的にする人には向いていません)



【オマケ】
 Lメータ
 
 製作記事などで、コイル何回巻きといった指示のみ表記され、Lの容量が記載されていないことが多い。
 「はたして、こいつは一体どれだけインダクタンスがあるんだ?」と言った疑問を解消するためだけにLメータを作成。
 測定範囲は0.1μH〜10μHまでなので、そこそこ役に立つが、所詮カラーコイルを使って校正した測定器なので、目安程度にしかならない。
 回路構成は非常にカンタンで、メータも100均のバッテリーチェッカーを流用したものだが、オッシレーターが高額で、見た目以上にコストが掛かっている。(泣)
 QRPパワーメーター
 QRPのパワー測定では、MFJの終端器(MFJ-260C)に通過型電力計(WELZ SP-220)を使って測定していた。
 SP-220は2Wレンジがあるので、0.1Wまではかろうじて読取りが出来るが、それ以下となると当てにならないため、FCZの「QRPパワーメーター」を探していたが、既に発売停止となっており半ば諦めていたところ、「キャリブレーション」という会社で継続して取り扱っているとの情報を入手して、早速キットを調達。
 SW切替で1mW〜2Wまでの測定レンジがあり、精度に若干不安はあるものの、当面はこのQRPパワーメータを使って、ドライバー片手にニヤニヤする日が続きそうだ。