あとがき

 ホームページ上で連載という形を取ったこの作品ですが、実は、私にとっては連載ではありませんでしたw そう、以前に書いてあった作品だったのです。ちょうど六年前の作品です。その時はウイングス小説大賞に応募して第2次選考通過で終わっています。
 それまでSFやファンタジーばかり書いていた青峰が初めて書いたミステリー長編なのですが、読む人が読めば分かると思いますが、「残照」のヒロインは某SFアニメのヒロインをもとに造形されています。というより、そのヒロインがアニメ上では救われなかったので、自分なりの供養の方法としてこの作品を書いたというのが正しいかもしれません。そのため書き始める前から、結末は必ずハッピーエンドと決まっておりました。これはハッピーエンドではない、と思われる方もいるかと思いますが、この流れの中でこれ以上の終わり方は当時の青峰では考えられませんでした。
 なお、ホームページに掲載するにあたって、手直しは基本的にしていません。誤字脱字と句読点を直した程度です。それにしてもさすがに六年前の作品だけあって、文章のリズムが悪いなどの目に余る箇所はいたるところで目に付いたのですが、直し始めると切りがないのでやめました。その手間は新しい作品を書くのに振り向けたいもので。
 最後まで読んでくれた方がありましたらありがとうございました。感想などありましたらメールでも、掲示板にでもお書き下さればうれしいです。


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