都道府県選手権を振り返る

  10月23、24日に日本で初めての都道府県選手権 が開催されました。青峰も東京大会に参加しましたので、その感想などを書き連ねてみたいと思います。

■感想
 会場デカっ! が最初の印象。池袋サンシャインの文化会館だったのですが、キャパ750程度とか言ってました。で、参加者は154名(全国計では2375名だとか)。会場がらがら・・・ MTGの大会にしては何か変な感じでした。
 運営のマイクがハウリングがかかってて聞き取りにくかったのはいただけない。
 しかし、その以外では運営側も気合いが入っていて、ブースターパックも配りまくりでした。
 ひとつは、賞品が出るのがベスト64までと大盤振る舞い。もう一つは、ボーナスチャレンジとかいうもので、1〜8回戦それぞれにジャッジがお題を出して、一番最初にそれを達成した人に、1回戦ならブースター1パック、2回戦なら2パックとパックを贈呈していました。私も毎回、そんなの無理だよなあ、とか思いつつ3回戦で「同じレジェンドが一瞬でも場に二枚出ること」というのを対戦相手と一緒に達成してそれぞれ3パックもらいました。このシステムのおかげでリムーブする人が普通の大会より少なかったような気がします。結構マジになったりするので、面白い趣向だと思います。
 全体的に雰囲気はよかったです。私のあたった対戦相手もジャッジもみんな感じのいい人でした。


■青峰から見た不満点、改善点
居住地証明:
 一番の問題点は参加資格の居住地証明のような気がします。都道府県選手権と名を打っているから厳格にしたいのは分かるのですが、要は土、日と開催日がずれていても両日参加できないようにすればいいわけで、それには、土曜に参加した人のDCIb日曜の昼くらいまでにネットにアップして、日曜参加者の中でそのbェだぶっていないかどうかチェックする、だぶっていればトーナメント途中で失格にすればいいだけの話だと思います。確かに運営側の手間が増えるとは思いますが、青峰の周りを見ても、住民票の籍を田舎に残したままでこちらでの住所を証明する公的書類がないのを理由に参加を断念した人も数名いました。こんなことで参加者を減らすのはもったいないと思います。

参加時間と定員の明示:
 前回の神河プレリリースの東京大会では、参加者が受付時間内に来たにも関わらず、参加できなかったとかでちょっと問題になっていた様子。今回東京大会では会場のキャパも定員も、ネットでは発表されていませんでしたが、実際は全然余裕だったわけです。それが発表されていたら「これなら当日ゆっくり行っても参加できるな」と参加者はもっと増えていた可能性があると思います。

演出不在:
 今回のボーナスチャレンジは面白い試みであったとは思いますが、それを除けば普段のトーナメントと同じだった気もします。お祭りと銘打つならば、もっとこう会場の一体感を高める演出があってもよかったと思います。それが何かと言われると、すぐには思いつかないのではありますが・・・

ターゲットは誰だった?:
 今回はお祭りという位置づけだったようですが、それってつまり現在MTGにどっぷり使っている人へのケアなわけで、果たしてそれだけでよかったのか。つまり、新規参入者を増やすためのイベントでなくてよかったのかということ。普段トーナメントに来ない人を集めるために、デッキ賞とか、ガンスリンガー大会とか、事前のショップへのポスターやチラシの配布とかもっとできることはあったのではないかと思います。

今後の方針は?:
 今回のトーナメントは、毎月どこかで大きなトーナメントが開かれている関東在住者にとっては「賞品の多いおいしいトーナメント」といった感じだと思うのですが、あまり大会のない地方の人にとっては意味が大きかったのではないかと思います。広報と運営にさらに知恵を出した上で、年二回くらい開ければ、地方のMTGの火つけに役立つような気もしますが、どうでしょうか。もっとお祭り色を全面に出して、トーナメント以外の地域のマジックプレイヤーも集まれるグランプリの地域分散タイプを目指した方がいいと思います。


 


HOME  BACK