決して、避けて通れない道。
書きたいことを書けないサイトにしてしまったのは自分自身。
今の自分の状況を知らない人にまで、HPアドレスを教えたのは自分だから。
千と千尋のファンサイトでもあるし、日記には当り障りのない何気ない日常を
書いていれば良い。
そう思っていた私。
なぜなら、あおちが小さくて、誤魔化せる歳だったから。
でも今回の入院で、来る時が来たんだな・・・と思った。
それは「父親」の事。
入院したのは大部屋で、隣には同日入ったY君がいた。
小学1年生のY君は、人見知りのしないあおちを“妹”のように
可愛がってくれたし、お母さんも気さくな人で、私たちもすぐ仲良くなれた。
でもその日の夜、Y君のお父さんが面会に来た時から
その時が来たのを知る。
Y君は
「お父さん!」
と嬉しそうに迎える。
あおちの目が輝く。
「おとーしゃん!?おとーしゃん!?」
その人を指差して、興奮する。
母が、我が家の事情を話していてくれたお陰で
(一度も、父親の面会がなければ変に思うだろうからと。。。)
お隣のご夫婦も了解したように乗ってくる。
「ほら、あんた呼んでるよ。」
「はいよ。なんだい?どうしたの?」
私は笑う。
「すみません〜っ。もう、あおちってば〜」
よく笑っていられたと思う。
かなりのショックだったのに。
しかもそれは、その日から5日間続いた。
3日目からは、Y君よりも早く、あおちが反応する。
「あ!おとーしゃんだ!おとーしゃん来た!」
満面の笑みで
声を弾ませて
ベットの手すりから、その人に手を伸ばす。
私は最後まで言えなかった。
“その人は、お父さんじゃないのよ”って。
ただ笑うしかなくて。
謝るしかなくて。
そして、消灯時間が過ぎてから、泣ける場所を探しに行く。
でも、どこに行っても、声が響いて泣くにもなけない。
病院と職場の往復が精一杯で、自宅にも帰れない。
考えない・・・考えないようにして・・・
退院後落ち着いてから、どっときた。
側にあおちがいるのに、泣いてしまった。
止まらなくて、部屋を出ようと思ったところであおちが言う。
頬にそっと触れながら、普段あまり使わない言葉を。
「おかーしゃん。ごめんしゃい。ごめんしゃい。」
強くならなくちゃならない。