| 泣かないでくれ───というのは、俺の我侭だな。 俺が君を案じ幸いを願うように、……自惚れてもいいのなら、きっと君も俺のそれを願ってくれているのだろうから。 だが、後悔はしていない。君を護ることができたのだから、後悔などする筈がない。蝕まれた最後のかけらさえも君のために捧げる、それは俺の誇りだ。今日という喜ばしい日を血で穢すことになったのは弁解の余地もないが、君と国の安寧のために必要な、最後の贄だと思ってくれれば有り難い。
だから、千尋。君は前を向いてくれ。 落ち着いたら、桜の花を、いつか見に行ってくれないだろうか。 多くの命を殺め、多くの配下をむざむざ死なせてきた。仕える国を護れなかった将など、なんの価値がある? ───共に、見に行きたいと思った。それは本当だ。 そして君に、俺は。 ……何を与えられるだろう。ただの男として俺は、一人の少女である君に、何を与えられるだろう。
ああ、千尋。
了 |
**反転コメンツ**
分類としてはダブルパロになるのかな、元ネタは『大神』というゲームのEDテーマ【Reset】(平原綾香)です。
【ただひとつ願いがかなうのなら時を越えて届けたい 変わらない想いがあるのならばいつか桜の下で】
4でまんまと忍人の書EDがツボり、シチュ的にもぴったりだったので…ああこんちくしょう根っからの悲恋萌えですよ!
そういや3の最萌えCPである九望も腰越(十六夜版)で完全に転げ落ちたんだ、思い出した。