| ・有川 将臣 「神子、巽の卦が出ているよ。天の青龍、将臣の気だね。」
なんだお前、いるならいるって一言くらい声かけろよ!
あー、わりぃ、俺今なんも持ってねえんだよ。お前が喜びそうなもの。
しょーがねえな、一つ貸しにしといてくれよ。
次に逢う時にはお前にやれるもん、必ず用意しとくから……さ。
・源 九郎義経
「神子、震の卦が出ているよ。地の青龍、九郎の気だね。」
お前か。ちょうどいい、剣の稽古に付き合わないか。
なに、贈り物の一つでもしてみせろ、だと?
……何をやればいいのか分からん。うわ、剣を振り回すな、馬鹿!
まったく、俺の比売神は気性が荒くて困る。
・ヒノエ
「神子、離の卦が出ているよ。天の朱雀、ヒノエの気だね。」
やぁ神子姫様。今日もご機嫌麗しいみたいで、オレも嬉しいね。
拗ねた顔も真剣な瞳もそそられるけど、やっぱりお前には、花の笑顔がよく似合う。
ねえ、その目でオレを見つめてよ。その声でオレに囁いてよ。
そうしたら、お前にとびきり素敵なものを……あげるから。
・武蔵坊 弁慶
「神子、坤の卦が出ているよ。地の朱雀、弁慶の気だね。」
ああ、こんな場所まで僕を追ってきてしまったんですね。
君は本当にいけない人だ。その可愛らしい足は、さぞ疲れてしまったでしょう。
さ、そこに座って。履物を脱いで、足を見せてください。肉刺などできているといけません。
……ねえ、僕の可愛いひと?
・有川 譲
「神子、乾の卦が出ているよ。天の白虎、譲の気だね。」
どうしたんですか先輩。ずいぶん疲れてるみたいですよ。
そんな時は甘いものがいいんです。待っててください、すぐ何か作りますから。
……え、俺を探して走り回っていた、ですか?
いやだな。そんなことしなくても、俺はいつでも先輩のそばにいますよ。
・梶原 景時
「神子、兌の卦が出ているよ。地の白虎、景時の気だね。」
あっちょうど良かった、君の陣羽織も洗いあがったよ〜。
でも君ってさ、本当に小さいよね。男物の着物と比べると、よく分かるよ。
こんな小さな身体で、君はいつでも必死に戦っているんだね。
そんな君を守りたいと、心から……願うことだけは、許してほしいんだ。
・平 敦盛
「神子、坎の卦が出ているよ。天の玄武、敦盛の気だね。」
神子、あなたに渡したいものが、ある。
あなたが来てくれたら渡そうと、ずっと思っていた。受け取ってくれるだろうか。
……ありがとう。その微笑みだけで、救われる気がする。
贈り物というものは、贈る側にも喜びをもたらしてくれるのだな。
・リズヴァーン
「神子、艮の卦が出ているよ。地の玄武、リズヴァーンの気だね。」
お前がここに来るのも運命。去るのもまた運命だ。
この運命をお前が選んだのなら、私に拒む理由はない。
ここへ来なさい。不用意に出歩いて、風邪などひいてはいけない。
この運命が潰えるまでの僅かな間……お前と話すことくらいは、許されるだろうから。
・梶原 朔
「神子、私の対の神子、朔の気が強いみたいだよ。」
まあ、私を探してくれていたの? ふふ、私もよ、気が合うわね。
だから私たち、対の神子なのかしら。
でもきっと、私よりもあなたに逢いたいって思っている人が、いるわ。
……幸せになってね、誰よりも。それが私の、心からの願いよ。
・白龍
「え? 神子にいちばん近い気は……わたし?」
神子、神子、神子。何回呼んでもたりないよ、私の太一。
人の言の葉はむずかしいけど……。
神子、だいすき、だよ。
ほんとうに、いちばん、だいすきだよ。 |