2017年に登った山





五頭山


【山  名】 五頭山(ゴズサン) 912.5m
【場  所】 新潟県県阿賀野市  登山ルート
【日  時】 2017年11月28日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 9:30駐車場所~9:35登山口~10:30長助清水~11:20三ノ峰~11:30二ノ峰~11:40一ノ峰


長助清水手前
 旧五頭山スキー場脇の駐車スペースは、雨量計の設置工事のため駐車できない。なので一つ下の空きスペースに駐車させて頂く。この辺りの積雪は10センチほど。
 普通タイヤではチョット厳しい。スノータイヤに替えておいて正解だった。
 いつも通りドングリキャンプ場から入山する。何人か追い越し長助清水に到着。積雪は20センチくらい。足が滑るのでストックを取り出す。
 三の峰近くになると両脇の藪が行く手を遮る。三の峰の積雪は70センチほど。
トレースが付いているが時々、股下まで足が潜る。ワカンを忘れたことを悔やむ。

 今日は天気が良いので一の峰まで足を延ばす。ますます藪が深くなり藪こぎ状態になる。

二の峰

展望台
 一の峰へ行くルートは踏み跡が無いので、とりあえず二の峰に登る。二の峰から一旦下りてから一の峰に登り返す。一の峰からの展望は抜群だ。雲一つ無い青空のもと、正面に飯豊連峰が白く輝いている。風が強いので穴を掘り風を避ける。セブンイレブンで買ってきたおにぎりを食べる。

 一人のお父さんが話しかけて来た。先ほど会った人だ。「ここは五頭本山ですか」と同じことを聞いて来た。何故だろう。
 身体が冷えてきたので下山した。





谷川岳


【山  名】 谷川岳1963m
【場  所】 群馬県水上町、新潟県湯沢町  登山ルート  
【日  時】 2017年9月19日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴のち曇り
【コースタイム】 
6:50土合~7:10遭難者慰霊碑~8:20天神平~11:10谷川岳~天神平~17:00土合


土合駅
 時計の目覚まし音が鳴った。AM4時だ。外はまだ暗い。眠い目をこすりながら寝袋から這い出す。取りあえず鍋で湯を沸かしチキンラーメンを作る。

 そうこうしている内に出発の時間となる。今回は谷川岳を登り、平標山まで縦走する予定だが天候次第だ。

 駐車場から越後湯沢駅までザックを背負って、早朝の温泉街を歩く。
 越後湯沢駅からAM6:12発の普通列車に乗り土合駅まで行く。そこから20分ほど歩くと谷川岳ロープウェイ駅に着いた
 途中で遭難者慰霊碑に手を合わせる。現在までに800名ほどの遭難者の名前が記されている。

 今日は休日でも無いし、紅葉の季節でもないのにお客さんはまずまず。流石は観光スポットの谷川岳だ。谷川岳ロープウェイの乗車券を買ってからゾロゾロと階段を昇る。

 始発のキャビンに乗って天神平まで行く。天神平から眺めると谷川岳が青空にそびえている。今日は天気が良さそうだ。

遭難者慰霊碑

天神平
 ここから天神尾根を登る。アップダウンのある木道が滑りやすく怖い。木道が終わると岩だらけの登山道が続く。
 天神のザンゲ岩を過ぎると肩の小屋はもうすぐだ。

 肩の小屋についてみると何と、縦走コースは深いガスの中に隠れているではないか。冷たい風が汗に濡れた身体を冷やす。

 諦めきれず1時間程ガスが切れるのを待ってみたが状況は変わらず。気温もだいぶ下がってきた。残念ながら縦走を諦め、来た道を引き返す。
 谷川岳ロープウェイ駅に戻り土合駅の下り時刻表を確認すると、次の電車は17:58だ。まだ3時間もある。休憩コーナーのソファーに座って谷川岳DVDのプロモーションビデオを見て時間をつぶす。

 ゲップをしたら向かいに座っていた若い女性が、いつの間にかいなくなった。失礼。
 谷川岳DVDのプロモーションビデオを3回も見てしまった。いい加減飽きた。まだ電車の時刻には早いが土合駅に向けて歩き出す。

縦走コース

土合駅の階段
 土合駅の上り線のホームは地上にあるのだが、下り線ホームは486段の階段を下りた地下にある。
 山奥に似合わない立派なカマボコ形トンネルの暗い階段を下りていると、SFの世界に迷い込んだ気分になる。

 地底に作られたホームでしばらく待つと、暗闇からブレーキの音を響かせて電車が現れた。車内に乗り込むと2,3人の乗客がいた。

 湯沢駅で電車を降りて、朝来た道を戻ると車を止めた駐車場に着いた。






菱ヶ岳~五頭山

【山  名】 菱ヶ岳974m 五頭山913m
【場  所】 新潟県阿賀野市  登山ルート  
【日  時】 2017年9月10日(日)
【メンバー】 H氏、S氏
【天  気】 晴れ
【コースタイム】 8:30駐車場~9:40杉端~11:10菱ヶ岳~12:30展望台~
14:50駐車場


周回コースの眺望
 H氏のお誘いで久々にS氏と3人で山に登ることになった。3人で山に登るのは1年ぶりだ。
  今回は菱ヶ岳~五頭山の周回コースを歩く。トップは一番若手のS氏だ。
 先ずは菱ヶ岳に登る。
 このコース最大の難所の杉端に差し掛かる。今回は冬道を選択。今にも落ちてきそうな大きな岩だらけの急登を攀じ登る。何とかクリアすると獣道の様な道が続く。こういう所はダニが怖い。

 急登を登り上げると菱ヶ岳の山頂に出た。
 日陰で休んでいると次々とお父さん、お母さんが登って来る。日陰を譲って五頭山に向けて縦走路を行く。
 ここでトップを私に交代する。何人もの人とすれ違う。今日は休日なので人が多い。
 最後の急登を登り上げると展望台に着いた。ここで昼食とする。
 最近、健康に関する会話が多くなってきた。前期高齢者を実感する。ここでトップを下りに強いH氏に交代し五頭山を下りる。

 事件も事故も無く無事山行が終わるかに見えたが、最後にハプニングが待っていた。

駐車場

救助ヘリ
 登山口に着いてみると、駐車場には消防車や救急車が集まっていて物々しい雰囲気になっていた。そう言えば下山途中に救急車のサイレンが聞こえたっけ。
 状況が分からないので近くの人に聞いてみると、菱ヶ岳ルートで事故が起きたらしい。
 そうこうするうちにヘリコプターも飛んできた。ヘリコプターはホバリングをしながら要救助者を探しているようだが中々発見できないようだ。

ヘリコプターの音は聞こえるのだが機体が見えない。状況が分からないので帰ることにする。







祝瓶山


【山  名】 祝瓶山(イワイガメヤマ) 1417.4m
【場  所】 山形県小国町  登山ルート
【日  時】 2017年9月5日(水)
【メンバー】単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 6:00針生平(大石橋)~6:20分岐~7:00鈴出の水~9:30一の塔~祝瓶山頂10:40


大石橋
 自動車のエンジン音で目が覚めた。周りが薄っすらと明るくなっている。時計を見るとAM5時を回っている。

 そろそろ起きなくては。眠い目をこすりながらノロノロと寝袋から這い出す。
さっきの自動車の人は既に支度をして出発したようだ。
 急いで朝食の用意をする。用意をすると言ってもお湯を沸かして、ペヤングやきそばをつくるだけだけど。
 朝に食べるペヤングやきそばはのど通りが悪い。ペヤングやきそばを戻したお湯で無理やり飲み込む。

 今日はおめでたい山名のついた標高1、417mの祝瓶山に登る。今日は暑くなりそうなので水は3リットル持つ。

水場

祝瓶山

 先ずは荒川にかかる大石橋を渡る。それから小さな沢を2本渡渉すると登山口の道標に突き当たる。
 後は尾根伝いの急登を汗をかきながらひたすら登るだけ。登山道は木の葉で直射日光が遮られているので快適だ。
 途中に水場があったり朝日連峰の遠景を楽しませてくれる所もある。依然来たときは水場の看板があったが、今は木に赤テープを縛り付けてあるだけ。足元だけ見て歩いていると気づかず通り過ぎてしまうかも。

 ようやく林の中から抜け出すと、そこは間もなく山頂だ。前回はここでバテたので、水分を補給してゆっくり登る。

 山頂には誰もいない。そこは多くのトンボと蝶が飛び交う、トンボと蝶の楽園だった。しばらく景色を楽しんだが、誰も登って来ないので下山する。

祝瓶山頂(後ろは朝日連峰)








門内岳(モンナイダケ) 1887m


【山  名】 飯豊連峰 
【場  所】 新潟県胎内市   登山ルート
【日  時】 2017年8月27日(日)~28日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 晴れのち曇り
【コースタイム】
 6:00登山口~8:00湯沢峰~9:00滝見場~10:00五郎清水~11:30梶川峰~13:00主稜線~13:30門内岳 


石転び沢
 8月27日
 飯豊山荘にはAM6時頃到着。今日は梶川尾根を登る。

 登山届記入場所には一人のお父さんが受付をしていた。登山届を提出すると袋に入った飴を頂いた。
 門内小屋にはPM1時半頃着いた。門内小屋は丁度リホーム中だった。3人の大工さんが入口の修理をしていた。

 取りあえず飲料水を確保する。地面に刺した赤い旗を辿ってゆくと斜面から冷たい水が勢い良く出ていた。
 ペットボトルとビニールの水筒に合計3リットル詰めた。これでひと安心。

オヤマリンドウ?

梶川峰
 居場所が無かったので、大工さんの作業の邪魔になってはいけないと思い、テント場に下りてマットを敷いて寝転んでいたら、突然、上の方から声がした。管理人と思われる白髪のおじさんが何か叫んでいる。

 多分、宿泊簿を記入して欲しかったらしい。直ぐに管理人室に行って宿泊簿の記入と今晩の宿泊代1,500円を払う。
 ちなみに缶ビール小700円、缶ビール大1000円でした。
 小屋の中は1階が大工さんが使っているので、2階が登山者用になっている様だ。今日の宿泊者は私の他に東京から来たという、見た目が若そうなお父さんと2人だけだった。

 夕方から風が出てきた。強風が窓をガタガタと揺らす音を聞きながらいつの間にか寝てしまった。

池塘

門内岳と門内小屋
8月28日
 風は一晩中吹いて、翌朝になっても風は止まらなかった。その上、霧が出てきて周りの景色が全く見えない。最悪の状況だ。

 今日は丸森尾根を下りるつもりだったが、風が強いため昨日登って来た梶川尾根を下る。
 下山時、梶川尾根の道標の前で関西弁のおばちゃんに会った。
このおばちゃんとは知り合いでも何でもないが、「飴食べますか」と声をかけたら「お菓子があるからいらんわ」と言われた。「昨日、登山届を出したときに貰った物です」と言ったら「それならもらっとこか」と言われた。どういうこっちゃ。

 このおばちゃんはバテた私の事を心配して登山口で待っていてくれた、やさしいおばちゃんだった。

門内岳山頂




頼母木小屋


【山  名】 飯豊連峰 頼母木小屋(頼母木小屋)) 1516.7m
【場  所】 新潟県胎内市   登山ルート
【日  時】 2017年8月2日(水)~3日(木)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 5:10奥胎内ヒュッテ~5:20登山口~6:30姫子ノ峰~8:30水場分岐~9:30イチジ峰~10:40大石山~11:20頼母木小屋 


登山口
 8月2日
 AM4:30ごろ奥胎内ヒュッテに着いた。ここから登山口に行くタクシーに乗る。既にタクシーが来てるが運転手さんがいない。運転手さんは車の中に寝ている様なので起こす。
 運転手さんは直ぐに出発すると言う。乗客が2人以上いると出発するらしい。時刻表はあまり関係ないらしい。

 でこぼこ道を20分ほどタクシーに揺られると足ノ松登山口に到着。登山口には怪しげな機械が設置してある。気にしないでゲートをくぐる。
 松の根っこがのたうち回っているような山道を1時間ほど登ると見晴らしが良い所に出た。松に看板が取り付けてあり、姫子の松と書いてある。
 ここで新発田のセブンイレブンで買ってきたおにぎりを食べる。今日は天気が良いせいか朝から気温が高い。

 滝見場、水場分岐と過ぎ、イチジ峰に到着。ここから主稜に出る最後の急登、西ノ峰が疲れた体の前に圧倒的な迫力で立ち塞がる。
 ここまで来れば登ったようなものだと疲れた体に言い聞かせながら一歩一歩足を前に出す。何とか大石山に到着。

姫子ノ松

イチジ峰(背景は西ノ峰)
 登って来る途中で話好きなお父さんに掴った。話を聞いてみると頼母木小屋の管理人さんらしい。今日は交代日で下山するそうだ。

 今日はは杁差小屋に泊まるつもりだと言うと、頼母木小屋には良い水が出ているとか、スケッチ展をやっているとか、杁差岳は明日行けばとか、美味しい話をするので、これも何かの縁かと思い今日は頼母木小屋に宿泊することにした。
 と言う事で大石山から頼母木小屋に向かう。
 管理人が言ったようにヒメサユリは終わり、ニッコウキスゲは花の数が少ないように感じた。

 頼母木小屋には管理人さんの言う通り40分ほどで着いた。
 取りあえず自分の居場所を確保してひと安心。この後、作者のプレゼンテーション付きでスケッチ画の鑑賞会。その後昼寝。

雲海

トンボ
 外が騒がしくなったので行って見ると、雲海による幻想的な景色が眼下に広がっている。雲が滝のように流れ落ちるダイナミックな自然の営みに暫し感激。

 周りが暗くなると雲海もなくなり新潟の町の灯が輝きを増してきた。これもまた素晴らしい。

8月3日
 今日は杁差岳手前の鉾立峰に寄ってから下山する。この峰は新潟からも良く見えるマッターホルンみたいな形の峰だ。チョット褒め過ぎか。

 残念ながら行く途中、花は少なかった。

タカネナデシコ、イブキノトラノオ

鉾立峰
 PM3:40のバスに乗る予定だったが、2時間半ほど早くバス乗り場に着いてしまった。ここは携帯も通じないので待つだけだ。
 間もなく一人のお父さんが登山道から下りてきた。PM1:00のバスに乗るつもりらしい。しかし、平日はPM1:00のバスは無い。バス時間を間違えているようだ。 「今日はPM1:00のバスはありませんよ」と言ったら時刻表を何度も見直していたが結局、間違いに気づいたようだ。
 覚悟を決めたお父さんと私はバス乗り場の草むらにマットを敷いて横になった。

 バスのエンジン音で目を覚ました。いつの間にか眠ってしまったようだ。気を利かして定刻よりも早く来てくれたようだ。運転手さんに感謝。





五頭山~菱ヶ岳

【山  名】 五頭山913m 菱ヶ岳974m
【場  所】 新潟県阿賀野市  登山ルート  
【日  時】 2017年6月6日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 晴れ
【コースタイム】 9:30駐車場~10:40長助清水~11:20三ノ峰~11:40一の峰~11:50五頭本峰~14:10菱ヶ岳~
15:50駐車場


一の峰の眺望
 久しぶりに五頭山に登ったが思いのほか身体の調子が良かったので菱ヶ岳まで縦走することにした。

 三ノ峰の避難小屋のベンチで休んでいると、山伏が持つような長い棒を持ったお父さんが私の隣に座った。歳は60代か、前歯が2,3本しか無い。
 そう言えば先ほど長助清水で会った人だ。このお父さんとはヤマビルの話で大いに盛り上がったが、いつまでもこうしている訳にもいかず切りの良いところで話を切り上げて先を急ぐ。
 五頭本峰に到着。ここは周りの雑木が邪魔をして見晴らしがあまり良くない。休まないで菱ヶ岳に向かう。
 途中で何人かとすれ違った。「五頭山から縦走してくる人は珍しいねー」などと言われた。チョットした逆走状態だ。

 時々、太い木の枝に頭をぶつけた。5,6回ほどぶつけたか。
 アップダウンを何回か越えて、漸く菱ヶ岳山頂に到着。少し休憩して下山する。

飯豊連峰

五頭山(左)菱ヶ岳(右)
 笹清水の手前に差し掛かると段々と道が細く、泥道状態になって来た。道を間違えたのかと不安になる。ここでGPSオレゴン君に助けを乞う。間違っていない事を確認。

 その後、快適な登山道を歩き無事に菱ヶ岳の登山口に到着。しかし、まだ登山は終わっていない。ここから五頭山の駐車場まで歩いて車を取りに行く。






日向山


【山  名】 日向山(ヒナタヤマ) 1560.8m
【場  所】 新潟県南魚沼市  登山ルート
【日  時】 2017年5月28日(日)~29日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 5:30三国川(サグリガワ)ダム~5:50十字峡~7:30二合目~8:50四合目~10:20日向山(五合目)

2017年5月28日(日)
 今回は越後三山の最高峰、中ノ岳手前の日向山に登る。
 国道17号線を南に走り六日町ICの手前で左に曲がり三国川ダム(サグリガワダム)に向かったはずが、暗かった事もあり
八海山スキー場に行く道に入ってしまった。慌ててUターンして国道17号線まで戻り、次の交差点を左に曲がり三国川
ダムに向かう。三国川ダム近くの迷路のような道をグルグル回り、三国川ダム管理所の駐車スペースに到着。ここか
ら先はゲートがあり進入禁止となっている。ここを今晩の宿とさせて頂く。晩飯は三条のすき家で牛丼を食べてきたの
でそのまま寝袋に入る。


十字峡登山センター
2017年5月29日(月)
 目が覚めた時はもう明るくなっていた。チキンラーメンを食べて出発する。

 今日は登山口の十字峡まで約4KmをMTBでひとっ走りと言いたいところだが、結構高低差があり足が疲れる。登る前から疲れてどうする。

 十字峡には5:50に到着。20分かかった。残念ながら十字峡登山センターの自動販売機は故障中で使えない。
 十字峡小屋の前の滑りそうなコンクリート階段を慎重に登る。一合目を過ぎると傾斜が緩くなった。その代わり所々岩場が出てきた。3合目からは所々残雪が現れる様になって来た。

ヤマツツジ

桑ノ木山
 四合目から雪の急斜面になった。アイゼンを付けていると、後からお兄ちゃんが来た。雰囲気がタレントの要潤に似ているイケメンだ。年は30代か。

 アイゼンを付け終わると何も言わずサッサと行ってしまった。このお兄ちゃんが今日会った唯一の人だった。お兄ちゃんは大きな歩幅で急登をものともせずほれぼれするような力強さで登って行った。

 私はお兄ちゃんのトレースを有難く使わせていただきゆっくりと登る。神様、私の30代の体力を返してくれ。
 何とか急登を上り詰めて日向山の山頂に到着。気象観測施設らしいアンテナ塔が見える。ほっと一息。正面には中ノ岳がどっしりと座っている。

 全ての力を使い果たした。もうエネルギーは残っていない。あわよくば中ノ岳も登ろうなどと考えていたのだが甘かった。今回はここまでとする。

 アンテナ塔の日陰で中ノ岳を眺めながらセブンイレブンのおにぎりを食べる。

気象観測アンテナ塔

中ノ岳
 残念なことに、この時期に付き物のブヨがまとわりついて落ち着いて休めない。早々に山頂を後にする。








俎倉山


【山  域】 俎倉山(マナイタグラヤマ) 856.6m
【場  所】 新潟県新発田市  登山ルート  
【日  時】 2017年5月22日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り
【コースタイム】 
9:00琴沢登山口~11:00お京平~11:30主稜線~11:50俎倉山々頂

スノーブリッジ  上赤谷集落でポカリスエットを買う。信号機をを左折して加治川治水ダムに向かう。
 琴沢のゲートは冬季閉鎖中だった。6月中旬に開けるそうだ。俎倉山の登山口はゲートの手前にあるので、ゲートの手前の駐車スペースに車を止める。

 支度をしていると私の隣に車が止まった。60才過ぎのお父さんが下りてきた。お互い軽く挨拶をする。
 支度が出来たので先に出発する。
登山届ボックスがあったので登山届を投函して入山する。最近は登山口には必ず登山届ボックスが設置されているようだ。

 琴沢の最初の渡渉点に差し掛かった所でおじさん3人が何か作業をしていた。近づいて見ると、急傾斜の坂にかかる木の梯子を修理していた。多分、地元の山岳会の方々であろう。「ご苦労様です」と声を掛けて通り過ぎる。

 ここを過ぎると岩壁のへつりに突入。ロープが張ってあるが緩いので頼りにならん。かといって指を引っかけるほどのホールドはない。
 足元はと言えばコの字型の埋め込みハーケンみたいな金物が岩に打ち込んである。これがクネクネ曲がっていて足を乗せるとツルツル滑る。一度滑れば川底まで止めようがない。何とかこの難所を無事通過。


俎倉山々頂

天狗の庭
 七曲りの急坂が辛くて帰りたくなってきた。躊躇している時に後から来たお父さんが声をかけてくれた。何とかここを乗り切って後に続く。
 
 緩い登りが続く。今日は涼しくブヨも少ない。快適じゃ

 遭難慰霊碑を過ぎると登りがきつくなってきた。
 またへつりが出てきた。最初の渡渉地点と同じような目印の付いたロープと足元にはコの字型の鉄製の足置きがのっぺりとした岩壁に打ち込んである。
 急登を上り詰めると突然、視界が開けた。尾根に出てから左折するとお父さんが山頂の手前で出迎えてくれた。感謝。

 山頂での景色は周りの藪が邪魔をして良く見えない。折角来たので、見晴らしの良い天狗の庭に行って見る。

 天狗の庭に登ってみると。遮るものがない360度の絶景だ。東に北俣岳に続く残雪の飯豊連峰の山々が、北には焼峰山が。素晴らしい。

飯豊連峰





光兎山

【山  名】 光兎山(コウサギサン) 966.3m
【場  所】 山形県関川村  登山ルート
【日  時】 2017年5月17日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 晴れ
【コースタイム】
 8:10中束登山口~9:10笹峰~9:40虚空蔵菩薩~10:00観音峰~10:35雷峰~11:10ヨ平戻の頭
        ~11:35駒返~11:40山頂


光兎山
 中束登山口の駐車スペースには既に2台の車が止まっていた。

 登山届を出してから入山する。
 なだらかな登りが続く。鳥の鳴き声が木立に響く。歩きやすい山道が続く。

 干刈との合流地点を過ぎるとアップダウンが始まる。いつもの事だが歩き始めの40分位はいまいち調子が出ない。歩くスピードを落とす。
 虚空蔵峰の石碑に到着。お参りをする。左に曲がり、尾根伝いに歩くと虚空蔵の祠に到着。1昨年は今にも倒壊しそうだったが、立派に改築されていた。ここでも念のためお参りをする。

 斜面をへつって下りてゆくと水場の標識が立っていた。ここから本格的に登りが始まる。左側の谷から爽やかな風が吹き上げて来る。快適じゃ。

 登山道は青葉に覆われて残雪は見当たらない。折角、ピッケルを持って来たのに。

朝日連峰

光兎山
 山頂には60才過ぎのお父さんがいた。誰もいないと思っていたのでチョットビックリした。
 こちらから聞いた訳じゃないが、お父さんは2時間で登ったそうだ。一瞬、どや顔になった。ほんとかいな。2時間は早い。

 それから山の話で盛り上がり、中々、昼飯を食わしてもらえない。ブヨの攻撃のおかげでやっと話が終わり、お父さんは下りて行った。
 この山は独立峰なのでぐるっと360度遮るものが無い。西には残雪を頂いた飯豊連峰が、同じく北には朝日連峰が白く輝いている。素晴らしい。

 それにしてもブヨが多い。目、鼻、口に飛び込んでくる。油断していると刺されて、一週間も痒い思いをする。早々に山頂を後にする。

光兎山々頂の祠





木六山

【山  名】 木六山(キロクヤマ) 825.1m
【場  所】 新潟県県五泉市  登山ルート
【日  時】 2017年5月8日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴 強風
【コースタイム】
 8:00駐車場所~8:20悪場峠登山口~8:40佛峠~9:00水無平~9:30主尾根~10:50木六山々頂


道路崩壊箇所
 杉川で悪場峠に行く道を探していたら、どういう訳かチャレンジランド杉川に入ってしまった。他に人家が見当たらないので、チャレンジランド杉川で道を聞いてみる。
 受付には70才くらいと思われるお父さんが居た。悪場峠の行き方を聞いてみた。いろいろ調べてくれたが分からない。
 悪場峠の先の早出川ダムのルートを聞いたら一発で分かった。私の聞き方が悪かったようだ。
 帰り際にお父さんが「チョット待って」と言うので待っていたら、ハエタタキを持って来た。まだハエの季節ではないだろうと思っていたら、お父さんは思い切り玄関の床をたたき始めた。良く見るとそこには長さ20センチ程もある大ムカデがいた。

 私も田舎育ちなのでムカデは珍しくないが、こんな大きなムカデを見たのが初めてだ。

悪場峠登山口

尾根道分岐
 チャレンジランド杉川のお父さんに聞いた通り、悪場峠に向けて車を走らす。舗装はしてあるがセンターラインが無い道路だ。直ぐに「この先は通り抜けはできません」の道路看板があらわれた。
 土砂崩れでもあったんか、不安な気持ちになる。
 不安は的中。もう少しで悪場峠という所で道路が幅いっぱい陥没している。
 GPSで見ると悪場峠まで700mくらいありそうだ。

 暮坪まで戻って回り込む手もあるが、700mくらいなら歩いたほうが早い、と言う事で、 哺土原林道記念碑脇の駐車スペースに車を止め、悪場峠まで登山靴で舗装道路を歩く。

芽吹き

木六山
 悪場峠の登山口は赤や白の目印が付いていたので直ぐに分かった。佛峠までは快適な山道だったが、そこを過ぎると水無平までへつりの連続だった。

 水無平から尾根までしっかりトレースがついており迷うことはない。
 それよりも心配なことがある。この山には山ビルが出るらしい。ついつい足元が気になる。結局、山ビルは現れなかったが。
 木六山手前の尾根道とトラバースの分岐では皆さんおすすめの尾根道を選択。トラロープを跨ぐ。
 けっこうアップダウンある道だが、無事に山頂に到着。周りの雑木が少々煩いが、川内山塊の山々が良く見える。
 今日はとても風が強い。台風並みの風だ。この先は次回のお楽しみとして、今回はここで引き返す。取りあえず、強風の中、おにぎりを食べる。

七郎平山方面







焼峰山

【山  名】 焼峰山(ヤケミネヤマ) 1085.3m
【場  所】 新潟県県新発田市  登山ルート
【日  時】 2017年5月2日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 8:20焼峰山登山口~9:20うぐいす平~8:30 清水釜~11:20 修蔵峰~12:00 焼峰山々頂

 今年になって焼峰に挑戦するのは3回目となる。
1回目はうぐいす平の手前で、でっかい熊の足跡を見て尻尾を巻いて逃げ帰った。
2回目は清水釜辺りで突然の降雨と思いのほか多い残雪で残念ながら敗退、
と言う事で今日は3回目の挑戦となる。
2度あることは3度あると言われるので、何となく心配。


焼峰山々頂
 林道の終点にある駐車スペースで支度をしていると
突然、林からお父さんが出てきたのでびっくり。今日は熊でなくてお父さんが出てきた。
 ゼンマイを取りに山に入っていたらしい。これから山に登ると言ったらなぜか呆れた顔をされた。
 杉林をショートカットして1時間程でうぐいす平に着いた。うぐいす平で休んでいたら近づいてくる鈴の音が聞こえた。
 私は十分に休んだので後続の方を待たず、お先に出発する。

 直ぐに後から来たお父さんに追い越された。歳は60半ばか。白髪が目立つ。年の割には元気が良い。お父さんはスパイク付の長靴を履いている。

 清水釜辺りから残雪が出てきた。登山道は完全に雪の下だ。林の中から先行したお父さんの鈴の音が聞こえる。
 私がアイゼンを付けていたらお父さんが戻って来た。スパイク付の長靴だけでは心許なく、諦めたらしい。

焼峰の頭

蒜場山
 先行していたお父さんが帰って行ったので、今度は私の番だ。取りあえず斜面をトラバースして尾根に出るコースを行く。
 途中までお父さんのトレースを使わせてもらう。その先は尾根に出てから考える事にする。

 今日は雪崩注意報が出ている。時々、バキバキと木が折れるような雪崩の音がする。余り気持ちの良い物ではない。この時期の雪崩は底雪崩なので一旦、巻き込まれば生存の可能性はない。
 何とか斜面を登りあげて尾根に出ると、そこには尾根伝いに山頂まで雪原が続いていた。気分を良くして山頂へ向かう。

 ブッシュに行く手を遮られながら急斜面を登る。思いのほか早く山頂に着いた。そこは360度の展望が開けていた。

 山頂は風が遮られ思ったほど寒くはない。絶景を独り占めしながら、誰もいない山頂で、セブンイレブンで買ってきたおにぎりを食べる。

焼峰山(米倉集落より)






大蔵山


【山  名】 大蔵山(オオクラヤマ) 864.3m
【場  所】 新潟県五泉市  登山ルート
【日  時】 2017年4月10日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇りのち晴れ
【コースタイム】
 8:40駐車場~9:00取付~9:30尾根~11:00大蔵山々頂


飯豊連峰
 いずみの里を過ぎるとゲートがあり、車両通行止めになっている。手前にある駐車場に車を止める。既に4台が止まっている。
 工事現場にある様なトイレがあったので用を足し、砂利道を登山口に向かって歩く。
今日は大蔵コースを行く。
 掘立小屋みたいな神社(失礼)があったので、念のためお参りをする。既に登山道に残雪はない。
 林道を横断して杉林の山道に入る。山道は雪が消えて間もないためか泥道状態で歩きにくい。
 杉林の急な坂道を30分ほど登るとぶな林の尾根に出た。

山頂

避難小屋
 さっき登って来た薄暗い杉林より気持ちが良い。木々の芽吹きはまだだった。
尾根分岐(4合目)を過ぎると残雪が出てきた。しかしトレースはしっかりしていてつぼ足でも潜らなかった。
 時々、木の枝が雪の中から跳ね返る音にびっくりさせられる。
 急坂を2,3回超えると山頂の手前に着いた。周りの山々を眺めながら山頂に到着。山頂には誰もおらず冷たい風が吹いている。
 避難小屋は3mほどの雪に埋まっている。風を避けて斜面を削り、腰を下ろす場所を作る。

 幅広の帽子を被ったお父さんが登って来た。挨拶をするとニヤリと笑って行ってしまった。どういう人なのだろう。

大蔵山(中央)





粟ヶ岳


【山  名】 粟ヶ岳(アワガタケ) 1292.7m
【場  所】 新潟県加茂市  登山ルート
【日  時】 2017年3月25日(土)~26日(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】
 6:40水源地~7:30登山口~9:20大栃平~10:20鎖場


粟ヶ岳
3月25日(土)
 粟ヶ岳登山口手前にある水源池の駐車場でひと晩過ごそうと思っていたが、実際、来てみると遥か手前で除雪が終了していた。路面には30センチほどの雪が残っている。
 その手前には既に4台の車が止まっていた。その隙間に車を止めさせていただく。
 しばらくすると一人のお父さんが帰ってきた。何でも渓流釣りに来たらしい。「ここの除雪は4月に入ってからだね」と言っていた。地元の人らしい。
 夕方になると、駐車していた車は次々と帰って行ってしまい、一人になってしまった。
 山の夕暮れは早い。グングンと気温が下がり始めた。セブンイレブン逢谷内店で買ってきた特製牛丼もすっかり冷えてしまった。それでも今、食べないと凍ってしまうので無理やり腹に詰め込む。

 私にはこれからやらなければならない仕事がある。それは残照が消えてから、真っ暗闇の中での作業だ。それまでチョット仮眠をとる。

登山道合流地点

白山
 20時頃、暖かい寝袋からノロノロと這い出す。外はすっかり暗闇に包まれ時々、小動物が徘徊する気配がする。
 雪面はすっかり凍り付いて、上に乗っても足は潜らない。空には、一面の星が輝いている。私はこの時を待っていたのです。星空の撮影です。
 撮影スポット水源池まで、星空の下、雪明りを頼りに歩く。徐に三脚を取り出しカメラをセットして、水源池に落ちないよう注意してバチバチ撮りまくる。他に誰もいないので気を遣う必要はない。

 その夜は寝袋にホッカイロを入れて寝たが、あまりの寒さでしばらく、寝付けなかった。粟ヶ岳をチョット甘く見ていたようだ。
 3月26日(日)

 AM5時頃、目を覚ます。快晴だ。昨晩は寒くてあまり良く眠れなかった。早速、チャルメラ味噌味を作って食べる。

 6時40分ころ支度をして、登山口まで1.7km程歩く。雪面が凍っているので歩きやすい。登山口からしばらく急登が始まる。

 枝尾根を1.1kmほど歩くと主稜線と合流する。段々とアップダウンがきつくなる。雲一つない天気で日本海をはじめ、周りの山々が一望できる。今日、来て良かった。

大栃平

登山道
 斜面に掛けたアルミのはしごが雪で隠れている。ここから本当の急登が始まる。今回は雪が多いせいか傾斜がきつい。ここで落ちたら間違いなくあの世行きじゃ。

 鎖場の手前で後続の人たちが次々と追い付いてきた。今日はどういう訳か足が前に出ない。次回、また挑戦ということでギブアップする。時々、山頂を振り返りながら下山する。







米山

【山  名】 米山(ヨネヤマ) 992.5m
【場  所】 新潟県柏崎市、上越市  登山ルート
【日  時】 2017年3月19日(日)~3月20日(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇りのち快晴
【コースタイム】
 7:30 登山口(大平)~9:00 二ノ字~9:20 七百十一米峰~11:00 米山山頂


米山(正面奥)
最近、スッキリしない天気が続きますが、久しぶりの天気だということで慌てて出かけた。

 若干15歳のフィールダー君に乗り込み、R116を南に走る。柏崎の手前でR8と合流する。柏崎のすき家で晩飯の牛丼を購入する。この道は20年ほど前に長野に単身赴任をしているとき嫌というほど走った。目をつぶっていても走れるほどだ。チョットおおげさか。
 驚いたことに道路わきの風景は当時とあまり変わっていない。柏崎の手前で左に曲がる。今回の目的の米山が正面に見えるはずだが、雲に覆われて山頂が見えない。明日のことを思いながら、登山口の大平に向かう。
大平という集落は面白いところで集落に入ると突然雪が多くなる。ここはめっきり住人も減っているようで、過疎化が進んでいるのか、廃屋も多い。雪が多いことが過疎地になる原因の一つかもしれない。何とか復活して欲しい。

 今晩はここの駐車場でひと晩を過ごす。柏崎で買ってきた牛丼を食べる。もうすることがない。天気が悪いので日暮れも早い。18時ころには寝袋に入り寝てしまった。

七百十一米峰

これから行く道
 翌朝、自動車の屋根を雨がたたく音で目が覚めた。最悪の目覚めだ。取りあえず朝飯のチキンラーメンを食べる。今回は水の量が丁度よくて美味しくできた。満足じゃ。

 しばらくすると雨が上がったが、相変わらず空は厚い雲に覆われている。折角、ここまで来たので行ける所まで行ってみる。気が進まないまま出発する。
 雪が凍っていないので足が滑り歩きにくい。標高650メートル付近に「二ノ字」といいわれる広場に着いた。ここから山頂が見えるはずだが、今日は雲に覆われていて見えない。気持ちが萎える。取りあえず、冷たい風を避けてバナナを食べて元気を出す。
 七一一米峰に到着。道標が30センチほど雪の上に顔を出している。本来ならば2メートル位あるらしい。晴れていれば、ここから上越の山々が見渡せる絶景ポイントだが。

 いよいよ、中央が盛り上がったラクダの背の様な狭いスリリングなコースに突入。
ここで足を滑らすと洒落にならない。

 ぶなの木の急斜面に差し掛かった。ここで後から来た数人に追い抜かれてしまった。歳は取りたくないねー。

ぶな林の急登

山頂近く
 山頂に着く頃には青空が広がり、素晴らしい天気と眺望に満足。日当たりの良いところでおにぎりを食べようとしたところ、何と御飯が米に戻っているではないか。昨夜の寒さで凍ってしまったらしい。これしかないのでよく噛んで食べたが、非常にまずかった。

 帰りは快晴の中、ピクニック気分で下山した。




白山

【山  名】 白山(ハクサン) 1012.4m
【場  所】 新潟県五泉市  登山ルート
【日  時】 2017年2月28日(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇りのち晴れ
【コースタイム】
 8:20土産物屋駐車場~8:50 1合目~9:50 三合目~11:30白山々頂 11:50~13:50 駐車場


白山
 AM8時頃、慈光寺の駐車場に着いた。車から降りようとしたら足元がツルツル
と滑る。良く見るとスケートリンクのように全面結氷しているではないか。危ないところだった。山に登る前にケガをしたら洒落にならない。

 巨大な杉ノ木の間の参道を登山口の慈光寺まで歩く。慈光寺からは尾根コースに入り、滝谷川の右岸を歩く。
 
 20分程歩いてから橋を渡ると急登が始まる。気温が低いので足が滑る。チェーンでできた滑り止めを登山靴につける。今日の雪質ではあまり効きが良くないようだ。
 40分ほど急登に耐えていると山頂まで続く主稜線に出た。トレースがしっかりとついているので歩きやすい。暑いのでヤッケを脱ぐ。

 気のせいか以前よりも、多くの人に抜かれるようになってきたような気がする。これも年のせいか。
 山頂手前の急登に差し掛かった。下りてくる一人のお父さんに会った。何でも、反対側の田村コースを登って来たらしい。只ものではない。田村コースはトレースバッチリ付いているらしい。今日は天気も安定しているので田村コースを下山することに決定。しかし、後でこの考えが甘かった事を思い知らされることになるとは。

山頂にて

山頂近く
 AM11半ころ山頂に到着。向かいの粟ヶ岳が白く光る雪化粧で迎えてくれる。山頂は雲一つなく、周りの山々が見渡せる。360度の眺望だ。今日は珍しく風もないので外で昼食とする。
 早速、五泉のセブンイレブンで買ってきた鱒寿司といなり寿司で昼食とする。

 昼食も食べたし周りの山々も眺めたし、田村コースを下りる。
 田村コースを下り始めて直ぐに、雪の付き方が悪くて、アイゼンを持っていない私は頭から滑り落ちて全身、雪まみれになってしまった。何とか止まったので滑落は免れたが危なかった。

 その後、高圧線の鉄塔手前に差し掛かった時、たった5mほどの斜面だがアイスバーン状態になっていて、アイゼンを持っていない私にはキビシイ状態。僅かに残っている先行者のトレースを使わせていただき、何とかクリア。ここで滑ったら洒落にならないよ。

 まあ、色々あったが何とか無事に駐車場に到着。

天狗の腰掛




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