笠菅山(カサスゲサン) 609.4m


【山  域】 裏五頭
【場  所】 新潟県阿賀町綱木  登山ルート  
【日  時】 2013年11月17日(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 
9:00綱木~10:00林道~11:25山頂
        


危ない橋
 三川温泉の前を通り、綱木手前で道路脇のガードレールに囲まれた駐車スペースに車を止める。この山に登るのは初めてなので、GPSのオレゴン君が頼りだ。

 道路の左側を流れている綱木川に橋が2本かかっている。上流にかかっている橋を渡り直ぐに左に曲がる。
 しばらく田んぼ道を歩くと、護岸工事のされた川に突き当たる。そこを右折して、高圧線の鉄塔を左に見ながら田んぼ道を上流に向かう。時々水溜りがありぬかる。長靴を履いてきて正解じゃ。

 上空の高圧線の下辺りに差し掛かり、そろそろ川を渡らなければと思っていた時、川に三寸角の角材が渡してある。これが橋かい。渡った先にも道は見当たらない。オレゴン君を信じて危ない橋を渡る。

白銀の飯豊連峰

埋め尽くす落葉
 草の茂みの僅かな踏み跡を辿って杉林に入る。無事、登山道に乗ってひと安心。林に入ると登山道は下刈りされていて歩きやすい。
 杉林を過ぎると楢の木等の広葉樹林が現われる。色とりどりの落葉が登山道を埋め尽くしている。綺麗じゃ。

 最初の高圧線の鉄塔の下に出た。この道は高圧線の巡視路らしいが、元々あった登山道に少し手を加えて巡視路にしたようだ。

 20分ほど登ると自動車の轍がついた立派な林道に出た。この林道は地図にも載っていない。登山道はその先に続いている。林道を横断してまた林に入る。
 3番目の鉄塔辺りから登山道に雪が積もっている。長靴が滑って歩きにくい。

 雪の上に人間と犬と思われる足跡が点々とつている。最近のものらしい。目印になり助かる。いくつかの鉄塔の下を通る。

 眼下の山々は紅葉が真っ盛り。遠くに雪を被った飯豊連峰が真っ白に輝いている。素晴らしい。
 杉の巨木が目に付くようになってきた。いずれも異様な形をしている。多分、冬季ほ豪雪に埋もれるのだろう。

晩秋の紅葉

墜落したUFO?
 最初のピークに到着。でもオレゴン君はまだ先を示している。山頂はまだ先らしい。何回かアップダウンを繰り返した後、藪の中に三角点を発見。ここが山頂らしい。
 ここは雑木が茂り見晴らしが悪い。日当たりの良いところで昼食とする。陽が当たり暖かく気持ちが良い。

 隣にアンテナらしき構造物を発見。テレビ局のアンテナだろうか。工事中らしいが人が居ない。そうか今日は日曜日だったよ。





大朝日岳(オオアサヒダケ) 1870.3m


【山  域】 朝日連峰
【場  所】 山形県小国町、朝日町  登山ルート  
【日  時】 2013年10月14日(月)~15(火)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 
針生平~角楢小屋~蛇引の清水~北大玉山~平岩山~大朝日岳
        
10月13日(日)
 針生平(ハンナリダイラ)の大石橋のたもとに着く頃には、日もとっぷりと暮れ周りも暗くなっていた。
何だか川の様子が今までと違っている。川一面に大きな石がゴロゴロと積み重なっている。水害の跡だろうか。
明日の行動が気になる。ここで一夜を明かす。


角楢小屋手前の橋
10月14日(月)快晴
 AM5:30起床。日清カップヌードルを食べて出発する。
 2番目の橋(潜り橋)を渡ろうと近くまで行ったが、真ん中のブロックが流されていて渡れない。諦めてもと来た道を戻り、吊橋を渡る。

 角楢小屋手前の橋は橋板が細く幅10センチ位しかない。それよりも橋を吊っているワイヤーがリックに引っかかり、吊橋に乗るのがひと苦労。
 角楢小屋の煙突から煙が出ている。奥に人が居る様なので、簡単に挨拶をして中に入らず通り過ぎる。

 北大玉山に取り付く。ここから北大玉山山頂まで急登が続く。
 北大玉山山頂手前に差し掛かった時、キャーと言う女性の叫び声。女性2人連れが突然現われた私を見てビックリしたらしい。こっちが驚いたよ。

 ここから快適な尾根歩きになる。残念ながら紅葉はチョット遅い感じだ。台風もあったし。

北大玉山手前

祝瓶山(後方中央)
 平岩山に到着。ここは目印が無くノッペリとしていてガスに巻かれると怖い所だ。
 これから登る大朝日岳を眺めながら、ココナッツサブレとオレンジを食す。

 頂上直下に差し掛かったとき、上からオバちゃん達の声がした。「もう少し待てば登ってくるわよ」。
 疲れ果てた私にカメラのシャッターを押させようとする計画らしい。オバちゃんは人使いが荒いよ。
 そんなことは顔に出さず、笑顔でシャッターを押してやった。写真撮影を終えるとオバちゃん達は満足したらしく山小屋に帰って行った。
 山小屋の管理人さんに宿泊代1500円を払うと2階に案内してくれた。すでに出来上がっているおとうさん達がいた。宴会は延々と続き、夜の7時頃まで続いた。ここでも耳栓が役にたった。
 外は寒いが中は人の体温で暖かい、寝袋がいらないほどだ。2,3日前には雪が降ったそうだが。

 明け方3時頃、外に出てみた。下のほうには山形の街の明かりが、見上げると頭上には沢山の星が瞬いている。今日も天気が良さそうだ。

大朝日岳

大朝日小屋
10月15日(火)晴れのち曇り
 AM5時。皆が一斉に起き出し、食事の用意を始めた。私は荷物をまとめ、リックを背負い帰りがけにご来光を見に山頂に向かう。

 山頂から針生平に降りるのは私だけらしい。平岩山で朝飯を食べる。
 だんだん雲行きが怪しくなってきた。ゆっくりとしては居られない。

 針生平にはAM11半頃着いた。





天狗角力取山(テングスモウトリヤマ) 1376.0m


【山  域】 朝日連峰
【場  所】 山形県西川町  登山ルート  
【日  時】 2013年10月6日(日)~7(月)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り
【コースタイム】 
大井沢~猟師の水場~粟畑~天狗角力取山
        

10月5日(土)
 10年ほど前に買ったGPSが古くなったので新しい物を買った。ガーミン社のOregon英語版と地形図で、
日本語版の半額以下で買えた。 今回は試運転を兼ねて山形県の天狗角力取山に登った。
嘘みたいな山名だが地図にはちゃんと載っている、がチョット怪しいかな。

 遥々、新潟から200Kmを4時間をかけて、登り口の山形県大井沢までやってきた。林道に入り1Kmほど走った辺りで異変に気がついた。
車を降りて見ると道路が無くなっている。その先の橋も無残に崩壊している。水害で破壊されたらしい。折角、新潟から来たのにがっかりじゃ。
 辺りは暗くなり始めた。このまま帰るわけにはいかない。途方にくれている場合ではない。
 気を取り直して地元の人に聞いてみる事にする。丁度、道路脇の大井沢特産品の店に明かりが点いている。渡りに船ということで聞いてみる。

 声をかけると店の中からご主人と思われるお父さんが出てきた。事情を話すと親切に説明してくれた。だがなまりがあってさっぱり分からない。
適当に合槌を打っていたらお父さんも察したらしく、紙に地図を書いてくれた。地図を頼りに真っ暗な林道を走る。
 前方に自動車が2台止まっている。多分この辺りが登山口だと思い、車を止める。辺りが暗いのでウロチョロするのも危険だと思い、
脇に車を止め一夜を明かす。


大井沢出合
10月6日(日)
 支度をして歩き出そうとしたが、登山道や看板が見当たらない。人に聞きたくても誰も居ない。この時とばかり今回買ったGPSを取り出す。
 スイッチを入れしばらくするとディスプレイ上に登山道を表示してくれた。ありがたやGPS様々である。

 杉林の中の道無き道を目印に沿って行くと南俣沢に出た。ここも橋が落ちている。そこを渡渉して本来の登山道に合流。これでひと安心じゃ。
 体格の良いオネエサンに会った。話して見ると天狗小屋の管理人さん(代理人)だった。「私は今日下山するので、今日泊まるのはあなた一人だろうから、明日、小屋を出るときは、戸締りをしっかりする様」と言い渡された。何か管理人なったみたいだ。

 粟畑まで来ると全山、紅葉が真っ盛り。来てよかった。ゆっくりと紅葉を堪能している間も無く、下からガスが上がってきて何も見えなくなった。
 しばらく様子を見たが、状況が変わりそうも無いので、天狗小屋に向かう。

障子ヶ岳

粟畑
 非難小屋のドアを開けて中に入る。やっぱり誰も居ない。この小屋の良い所はトイレが水洗であることと、水場が直ぐそばにあることだ。ビールも冷やせる。

とりあえず1階にマットをひろげ寝袋を出して居場所を確保する。これでひと安心.

 やっぱり今日は一人きりかな思っていたら、しばらくして大きなザックを背負った女性1人、男性2人のパーティが入ってきた。年のころは40~50才くらいか。古寺から登って縦走してきたらしい。直ぐに2階へ行ってしまった。
 暗くなってきたので晩飯を食べる。
 何だか良い匂いがする。2階の縦走3人組はなにか旨いものを食っているらしい。私はいつものようにサトウのごはん(大盛)にカリー屋のカレー(中辛)だ。これはこれで美味しい。
 19時就寝。

天狗避難小屋

天狗角力取山々頂
10月7日(月)
 6時起床。外は相変わらずガスで何も見えない。
 小屋の張り紙によると、登山道が彼方此方で荒れているらしい。今日は昨日きた道を帰る。途中まで縦走3人組と降りる。

登山口に着いたころ晴れてきた。なんてこった







谷川岳~平標山(タイラッピョウヤマ) 1983.7m


【山  域】 谷川岳
【場  所】 群馬県水上町、新潟県湯沢町  登山ルート  
【日  時】 2013年9月18日(水)~19(木)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 
土合~天神平~谷川岳~オジカ沢ノ頭~大障子避難小屋(泊)~万太郎山~エビス大黒ノ頭~
        仙の倉山~平標山~松手山~元橋
        


遭難者慰霊碑
9月18日
 早朝の湯沢駅のホームで土合行き6:12の電車を待っていると、同じようなリックサックを担いだお父さんが話しかけてきた。話を聞いてみると東京から谷川連峰の馬蹄形縦走にきたらしい。

 昨晩、東京から新幹線で来て、湯沢で素泊まりしたそうだ。
そこの宿の人に聞いたら「蓬平付近の登山道が崩れて通れない」と言われたので谷川岳~平標山縦走に変更したらしい。
 東京のお父さんと私を乗せた電車は貸切のまま土合駅に到着。私達は誰もいないホームに降り立つ。

 念のため谷川岳登山指導センターに電話をかけ登山道の状況を聞いてみる。予想に反して馬蹄形縦走には問題がないとの回答だった。
 急遽、お父さんは本来の目的の馬蹄形縦走に再度変更。私にも一緒に行こうと誘っていただいたが丁寧にお断りをした。
 お父さんとは白毛門登山口で別れた。

肩の小屋より

オジカ沢避難小屋
 今回も楽をして天神平までロープウェイに乗る。始発はAM8:00なのでまだ時間がある。
谷川岳ロープウェイ乗場の駐車場の隅で朝食を食べる。少しはリックが軽くなる。

 天神平から谷川岳に行く登山者と一緒に谷川岳を目指す。皆さんに次々と追い抜かれる。なんせリックサックにはお泊りセット、食料やら何やら、そのうえ水を4リットル、総重量14Kg。今の私には重過ぎる。
 青息吐息で谷川岳肩ノ小屋に到着。イオン東店で買ってきたココナッツバターサブレを食べるとだいぶ元気が出てきた。
 いよいよ縦走路に入る。オジカ沢ノ頭に向かって歩く。このコースで難所と言えばこのオジカ沢ノ頭かも。

 ここを越えて少し歩くと大障子避難小屋が見えてきた。入口に誰かが立っている。良かった今晩は一人ではなかった。

 早速、水場に行ってみる。熊笹の生い茂る急坂を50mほど下ると冷たい湧き水が豊富に流れている。ビニール容器に入れて持ち帰る。

大障子避難小屋

万太郎山頂
 暗くなる頃、60才過ぎのお父さんが到着した。話をしてみると、なんと島根県から来たそうだ。島根から飛行機で羽田まで、新幹線で湯沢まで。
 飛行機ではガスカートリッジを没収されて、縦走を諦めたが、谷川岳で運よく他の登山者からガスカートリッジを譲ってもらいここまで来たそうだ。
 お互い年齢が同じと言うこともあり話が弾んだ。仕事の関係で明日は帰るのだそうだ。
 結局、避難小屋に泊まったのは4人だった。久しぶりに耳栓が役に立った。
 夜は冷え込んだが小屋の中はそれほどでもなかった。
9月19日
 翌日、AM5:20一番最後に小屋を出る。
 万太郎山を越えてエビス大黒ノ頭手前でシャリバテ。ここでもココナッツバターサブレとオレンジと梅干を食す。見るみる力がみなぎってきた様な気がした。
 おかげで、なんとかエビス大黒ノ頭を越え、仙ノ倉の展望台に到着。ここで今日始めて人に会った。

 平標山山頂から松手山コースを下りる。

14:05湯沢駅行きのバスにやっと間に合った。

仙ノ倉山頂




蒜場山(ヒルバヤマ) 1363.0m


【山  域】 蒜場山
【場  所】 新潟県新発田市  登山ルート  
【日  時】 2013年8月4日(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り
【コースタイム】 
8:10加治川治水ダム~8:20ゲート~8:30加治川治水ダム~8:50蒜場山登山口~10:50岩岳
        


加治川治水ダム手前ゲート
 久しぶりに湯ノ平温泉の様子を見に行く。

 加治川治水ダム手前のゲートに、大きな看板が設置されていた。工事による交通止めのお知らせだ。

 それによると、8月10日からはほとんど日中の通行はできないようだ。期限は書いて無い。でも今日はまだ通れるじゃないの。良かったよかった。
 ダムの駐車場にフィルダー君を止める。念入りに準備体操をしてから赤谷林道に入る。
 トイレの所のゲートに大きな看板が設置されている。今度は何があったんじゃ。 読んでみると、何と湯ノ平温泉の手前の登山道が崩落して通行止めになっているとの事だった。久しぶりに温泉に浸かろうかなと、楽しみにきたのだが、だめじゃないの。
 しょうがないので諦めてダムまで引き返す。

赤谷林道ゲート

持ち主不明のザック
 ここは蒜場山、焼峰山の登山道入口でもある。
 このまま帰るのは悔しいので蒜場山にターゲットを変更。

 ダムを渡り対岸の蒜場山登山道に取り付く。
 のっけから急登の連続。新しく購入したブラックダイヤモンドのトレッキングポール(ブラックダイヤモンドではこう言うらしい)を試す。力を入れても縮まらない。中々調子が良い。
 所々にトロッコの残骸が散らばっている。錆びたレールも残っている。昔、鉱山があったらしい。
 登山道の脇に大きなザックがなげてある。近くには誰もいない。ストックで突ついてみる。何か入っているようだが、気持ちが悪いので触らないいで通り過ぎる。

 森の中はそこらじゅうにキノコが生えている。ナメコもある。最近の異常気象のせいなのか。

 ようやく岩岳に到着。ここから蒜場山が見える。まだ山頂は遥か先だ。腹も減ったので、今日はここまでとする。お湯を沸かしカップヌードルを作る。美味じゃ。

蒜場山




杁差岳(エブリサシダケ) 1636.4m


【山  域】 飯豊連峰
【場  所】 新潟県胎内市  登山ルート  
【日  時】 2013年7月20日(土)~21(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り
【コースタイム】 
4:45奥胎内ヒュッテ~5:20登山口~7:10姫子ノ峰~8:50ヒドノ峰~11:20大石山~12:20鉾立峰
        ~13:10杁差岳


姫子ノ峰
 PM5時過ぎ、奥胎内ヒュッテに到着。既に20台を超える車が止まっている。
ヒュッテ手前の空きスペースに止める。
 車内でイオン東店で買ってきた天丼とうどんのセットを食べる。中々美味じゃ。
する事がないので早々に寝袋に潜り込み、寝る。

 4時起床。外はまだ薄暗い。まず自転車を組み立てる。熱中症が怖いので、水を500ml程、無理やり飲む。
 重いリックを背負い、自転車にまたがり登山口を目指してペダルをこぐ。早朝の冷たい空気が気持ち良い。
 30分程で登山口に着いた。自転車を置いてそのまま登山道に入る。最初の急登に取り付く。朝飯前の空きっ腹には辛い。

 姫子ノ峰に到着。ようやく朝飯にありつける。お湯を沸かし日清カップヌードルを作る。体の為に乾燥ワカメをトッピングする。
 抜群の景色を眺めながらカップヌードルを食べる。なんと言う贅沢じゃ。

 そうこうしている内に後から来た人達が集まってきた。一寸した憩いの場になってしまった。

ヒメサユリ

ニッコウキスゲ
 水場に到着。雪渓が少し残っていた。ウサギの糞が落ちていたが、きれいそうな雪を選んでタオルに包み首に巻く。冷たくて気持ち良いのじゃ。でも何か獣臭い。

 やっとヒドノ峰に到着。ここまで来ればあと一息だ。大石山手前の西ノ峰がそそり立つ。

 大石山手前でヒメサユリの群生を発見。みんなでカメラに収める。一寸した撮影会じゃ。

 やっと大石山に到着。トンボが沢山飛び回っている。すっかり疲れていびきをかいて寝ている人もいる。少し休み杁差岳に向かう。

 ここから先は刈払いがされていない。裸のスネに熊笹があたり傷だらけになってしまった。

 鉾立峰に到着する頃にはガスがかかり幻想的な雰囲気だ。

 満開のニッコウキスゲの中をゆっくりと歩いて避難小屋に向かう。

杁差避難小屋

新潟の夜景

 小屋の扉を開けて中に入る。誰もいない。取りあえず飲用水の確保だ。ビニール袋、スコップを持って小屋下の水場に降りる。今年は雪が多かったのか沢が雪で埋まっている。
 沢水が取れないので残雪をビニール袋に詰めて、小屋に戻る。疲れた体には結構辛い作業だ。
 ビニール袋2枚と細引きで簡単な浄水器を作る。上の袋には水場から持ってきた雪を入れる。後は下の袋に水が溜まるのを待てばいいのだ。

 今日は泊まる人が多いと思っていたが、結局、泊まったのは男4人だけだった。なんとも静かなひと夜だった。







風倉山(カゼクラヤマ) 931m


【山  域】 風倉山
【場  所】 新潟県胎内市  登山ルート  
【日  時】 2013年6月30日(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 晴れのち曇り
【コースタイム】 
6:50胎内川ダム~7:20電波塔~7:30鞍部~10:10山頂手前


胎内川ダム
 先日、突然腰が痛くなった。足の裏もチリチリする。そういえば2、3日前に軽自動車がパンクしたので、スペアタイヤと取り替えたっけ。人に聞いたら「脊椎管狭窄症だてば」と言われた。大事をとって暫くおとなしくしていた。
 いつまでたっても良くならない。気晴らしに近くの山にでも行ってみようかという事で、初めての風倉山に登ることにした。

 取りあえずダムを渡り、正面の斜面を削られた峰を登る。
階段には195段まで番号が書いてあるが、それを過ぎてもまだまだ階段は続く。
 階段が終わると緩やかになり、少し歩くと電波塔に着いた。塔の先端に名も知らない鳥が止まっている。糞をかけられたらかなわないので速やかにそこを離れる。
 やっと登ったかと思ったら今度は急坂を下りる。松の根が滑りそうで気を遣う。

 ダラダラと登り続けていると、右からくる尾根と合流する。木が無くなり太陽が直接照らすようになった。タオルを水に濡らし、頭に被る。格好が悪いがだいぶ涼しい。別に人と会うわけじゃないし。

杁差岳と鉾立峰

小さなエイリアン
 主稜に出たが、一向に涼しくならない。木がないので直射日光を浴びてかえって暑いくらいだ。
 北峰と山頂が見える。もう少しで北峰だという時に、腰の調子が悪くなってきた。誰もいない所で動けなくなったら大変。残念だが北峰を目の前にして下山する。








二王子岳(ニノウジダケ) 1,420m


【山  域】 二王子岳
【場  所】 新潟県胎内市  登山ルート  
【日  時】 2013年6月16日(日)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り一時雨
【コースタイム】 
7:30二王子神社~8:40一王子神社~9:40独標~11:30三王子神社~12:00山頂


三王子の祠
 二王子神社にお参りをして山に入る。今日は先日、ザックを買ったので試し担ぎだ。買ったザックは石井スポーツブランドのパイネのマウンテントレッカー50/60だ。

 今、石井スポーツでは夏季岳人祭を開催中。このザックは1.25割引で買った。セコイ。小屋泊まりの山行に使うつもりなので、寝袋、食器、雨具などを詰め込み、担いでみた。
 このザックはバックレングスを合わせることができるせいか、軽く感じる。
 一王子、独標、油こぼしと順調に高度を稼ぐ。

 今まで使っていたザックは長時間担いでいるとずり落ちてくるが、このザックはそういうことが無い。当たりかも。

 三王子神社跡の祠で念の為お参りをする。
 山頂小屋を過ぎると直ぐに山頂だ。山頂には20人程の登山者が休んでいた。平均年齢は55才くらいか。
 時たま青空が顔をのぞかせるが直ぐにガスがかかり見えなくなる。雨が降りそうなので下山する。

残雪)

山頂小屋
 一人のお父さんがルーペで何か覗いている。近寄って見るとそれは小さな白い花だ。聞いてみると、マイズルソウという花だそうだ。
 名前の由来は舞鶴という地名には関係なく、花の形が鶴が舞っているように見えるからだそうだ。

 それから、お父さんにイワカガミには2種類あることを教えてもらった。勉強になった。

 でも、いい年をした大人がオオイワカガミだとかコイワカガミだとか真剣に話し合っているのを見ると、なんだか微笑ましい光景である。







石転沢(イシコロビサワ) 1,850m


【山  域】 飯豊連峰
【場  所】 山形県小国町  登山ルート  
【日  時】 2013年6月11日(火)
【メンバー】 HM氏同行
【天  気】 晴れ
【コースタイム】 
6:40飯豊山荘~7:00温身平~7:00堰堤~7:50婆マクレ~9:00門内沢出会い~12:30梅花皮小屋


標高1300m付近
 見上げると空には星が輝いている。今日も良い天気だろう。4時過ぎ自宅を出る。途中でHM氏を拾い飯豊山荘を目指し早朝の7号線をひた走る。

 AM6時過ぎに飯豊山荘前の駐車場に到着。すでに何台か車が止まっている。速やかに支度をして林道を歩く。早朝の森林を歩くのは気持ちが良い。

 温身平から目的地の石転び沢上部の稜線を眺める。
 堰堤の階段を登り山道に入る。登山道を横切る沢には雪渓が残っていて行く手を塞ぐ。

 登山道の崩壊は思ったほど酷くは無い。台風の影響か今日は暑い。
 地竹原の手前から(婆マクレ)から雪渓に下りる。汗をかいた体に冷たい風が吹き付け、寒いほどだ。

 ビニール袋に入った靴が藪に縛り付けてある。先行するスキーヤーの物か。

落石(岩)

夫婦スキーヤー
 門内沢の出会いの大岩が見えない。今年は随分と雪が多いようだ。はるか前方には6、7人の先行者が見える。この時期としては少ない。ウィークデイのせいか。

 大人くらいの大きい岩がゴロゴロしている。こんなものに当たったらイチコロだ。
よそ見をしないで、いつでも逃げられるように前方に注意をする。

 ヘリコプターと中型のジェット機が頭の上を飛び回っている。上部から降りてきた人に聞いてみると、自衛隊の訓練機らしい。

 頭上を飛行機が飛び回るので落ち着かない。テレビ番組の「空飛ぶ広報室」に影響されたか。

自衛隊航空部隊

大日岳
 草付き上部の  落石の通り道をヒヤヒヤしながら横切る。こんなところで落石に襲われたら逃げようが無い。

 小屋直下の急登で男女ペアのスキーヤーを追い抜く。最後の力を振り絞って梅花皮小屋に到着。
 天気がいいので、小屋の外でHM氏とビールで乾杯。当然、100%ノンアルコールだ。

 小屋の周りには黄色いミヤマキンバイが満開だ




焼峰山(ヤケミネヤマ) 1,086m


【山  域】 焼峰山
【場  所】 新潟県新発田市  登山ルート  
【日  時】 2013年5月18日(土)
【メンバー】 単独
【天  気】 晴れ
【コースタイム】 8:10登山口~9:00うぐいす平~10:40修蔵峰~11:10
焼峰山々頂~11:30焼峰の頭


焼峰山
 滝谷集落を過ぎ、林道に入る。もう林道には雪は無い。駐車場に車を止める。今のところ他に車はいない。
 今日は本来のルートをショートカットしてズルをする。林道の終点まで歩き、そこから林に入る。所々踏み跡が消えているかすかな踏み跡を辿る。

 しばらく歩くと本来のルートと合流し、うぐいす平に出る。

 うぐいす平には藪が茂り、有雪期とだいぶ様子が違う。ここから勾配がきつくなる。ブヨが集まってきた。油断すると耳を食われ、一週間ほど痒い。この時期はしょうがないか。

 清水釜辺りから残雪が出てきた。

 雪面には足跡が無い。今日は私が一番だ、と思っていたら、後から来た二人連れのお父さん達に抜かれてしまった。
残念じゃ。


タムシバと二王子岳

飯豊連峰

 修蔵峰の手前でお父さん達に追いついた。お父さん達はピッケルを持っていないので、勾配のきつい斜面で苦労していた。

 私はこの時とばかりお父さん達を追い抜き、そのまま山頂に駆け上がる。ピッケルを持ってきて良かったよ
 山頂には誰もいない。ヤッター一番じゃ。

 調子に乗って山頂の先の焼峰の頭まで足をのばす。ここで360度のパノラマを堪能する。

 山頂に戻ると先ほどのお父さんたちが食事をしていた。年の頃は60才過ぎか。五泉から来たそうだ。山に慣れているみたい。みかんを三つに割って勧めたが断られたので、自分で全部食ってやったぜ。

 お父さん達と別れて下山する。修蔵峰でカメラを持ったお父さんと会った。

焼峰山々頂





三国岳


【山  名】 三国岳(ミクニダケ) 1644m
【場  所】 福島県山都町 
【日  時】 2013年5月9日(木)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 6:00御沢キャンプ場~6:10飯豊山御沢登山口~6:50下十五里~7:20中十五里~7:50上十五里~
9:50地蔵山~10:10剣ガ峰取り付き


飯豊山御沢登山口
 御沢キャンプ場への林道は除雪されて通行可能になっていた。先日、来た時にはまだ雪が沢山あったのに。ラッキー!!川入集落の方々に感謝。

 御沢キャンプ場に到着。人影は無い。とりあえず周りを偵察する。
 肝心のトイレはまだ冬囲いをしてあり使用不可。次に蛇口をひねって見たが水は一滴もでない。まあ予想していた事であるが少しがっかり。

 管理所みたいな所には宿泊できそうだったが、宿泊部屋には鍵がかかっていて入れない。とりあえず登山カードを提出する。

 暗くなってきたので夕食事の支度をする。支度をするといったって、家の近くの/EONで買ってきた食料を広げるだけだが。

 空を見上げると沢山の星が輝いている。明日の好天を期待して眠る。

まんさくの花

磐梯山
 周りが明るくなったので時計を見ると4時半過ぎだった。昨夜は冷え込んでいたが、ホッカイロ2個を寝袋の中に入れたので良く眠れた。

 まずは元祖ペヤング焼きそばを食べる。やっぱりうめー。焼きそばはペヤングに限る。

 なんだかんだしているうちに6時近くになってしまった。支度をしてキャンプ場を出発する。

 
 残雪の林道を歩くと直ぐに登山口に着いた。ここは由緒正しい飯豊山表登山口だ。念の為お参りして、安全を祈願する。

 下十五里、中十五里、上十五里を過ぎ少し登ると右手からの尾根と交わる、ジャンクションピークだ。ここまで来ると周りの山々が展望できる。南には磐梯山、猪苗代湖など、西には雪をかぶった魚沼の山々が見える。当然、携帯電話もアンテナが3本立つ。

 地蔵山をショートカットする。足が潜り歩きづらい。今日はどうした訳か虫がいない。それに人もいない。一人ぼっち。

魚沼の山々

三国岳
 飯豊連峰の難所の一つである剣が峰は雪に覆われ、上部はわずかに岩が出ている。

 今日は雪がザラメでピッケルが効かない。アイゼンをつけた足がズブズブ潜る。ヤバイなーと思いながら、一歩踏み出した瞬間、蒼く深いクレバスが口を開けた。けっこうな深さだ。ここに落ちれば脱出不可能。落っこちなかったのは登山口でのお参りが効いたか。

 折角ここまで来たが命を賭けるわけにはいかない。こんな所で行方不明もしくは死んだら、みんなに迷惑をかける。残念ながら剣ガ峰取り付き手前で引き返す。また、来年くれば良いことじゃ。






粟ヶ岳


【山  名】 粟ヶ岳(アワガタケ) 1292.7m
【場  所】 新潟県加茂市 登山ルート
【日  時】 2013年4月25日(木)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 7:10第2貯水池~7:30中央登山道登山口~8:10長瀬神社コース分岐~9:00大栃平~10:30砥沢避難小屋~
11:10北峰~11:40山頂


粟ヶ岳
 林道にはもう雪は無い。第二貯水池の祠の前に車を止める。ほかに誰もいない。

 第二貯水池のダムを渡り、貯水池の縁を少し歩くと登山口に着いた。ここから本格的な登りが始まる。

 ここも雪はすっかり消えて、登山道の脇にはタムシバが咲いている。
 40分ほど登ると長瀬神社コース分岐に着いた。この辺りから登山道に雪が残っている。

 とうとう恐れていた山のエイリアン、吸血ブヨ(ブトとも言う)が登場。執拗な攻撃が始まる。あいにく防ぐ物は何も持って来なかった。おかげであちこち食われた。

ハシゴ場

鎖場
 鎖場を過ぎて少し登ると砥沢避難小屋に着いた。

 ここまでですっかり疲れてしまい、ここで引き返そうか思案していると、一人のお父さんが登ってきた。年の頃は60才過ぎか。お父さんは無言で通り過ぎた。普通は何かしら挨拶をするものだが。危ない人かも。
 とりあえず目の前に聳える北峰まで登ることにした。その先はのちほど考える事にした。お父さんに引っ張られるように歩き出す。

 途中で先ほどのお父さんが休んでいた。どこまでいくのか聞いたら、行けるところまでいくのだそうだ。気難しい人かと思っていたが普通の人らしい。ひと安心。

 お父さんと別れて先を急ぐ。

山頂手前を登るお父さん

粟ヶ岳山頂
 思ったよりも楽に北峰に着いた。ここから山頂が見える。ひょっとすると山頂まで行けるかも知れない。途中までモードから、登頂モードに切り替える。

 ここでまたお父さんに抜かれる。お父さんもやる気になったようだ。
 山頂に着いて見ると、既にお父さんは到着して周りの景色を眺めていた。
 いろいろ聞いてみると、お父さんは三条から来たそうだ。私は新潟からだと言ったら「どこにでも新潟の人はいるね」と言われた。とりあえず「すみません」と謝っておいた。
 お父さんは去年大腸ガンの手術をやり、その後、腸閉塞の手術もやったそうだ。未だ体に力が入らないと言っていた。そんな体でここまで登ればたいしたもんだ。

 突然、お父さんが「折角、景色の良い所に来たのだから、もっと景色が良く見える所にいこて」と怒ったように言って離れて行った。

 それぞれ別々に昼食とする。いつの間にかブヨは居なくなっていた。

昼食中のお父さん






米山


【山  名】 米山(ヨネヤマ) 993m
【場  所】 新潟県柏崎市 登山ルート
【日  時】 2013年3月15日(金)
【メンバー】 単独
【天  気】 快晴
【コースタイム】 7:00登山口~9:00 711ピーク~10:20山頂手前ジャンクションピーク~11:00山頂


米山
 朝、寒くて目が覚めた。

 そういえば、昨晩は何があったか分からないが、サイレンを鳴らして救急車が来るは、消防車が来るはで騒がしい夜だった。

 いつものようにチキンラーメンで体を温める。今日はなんだか頭が痛い。体調は今ひとつだ。体の調子を見ながら登ろう。

 積雪は1mほど。看板のとおりに進むといくつかの古い足跡を発見。トレースがついているので助かる。雪面は凍っていて歩きやすい。今日は一番乗りらしい。
 杉林を行くと直ぐに林道に出た。林道を100mほど歩いてから、右折して尾根に取り付く。

 尾根を登りきると雪面に標柱が埋まっている見晴らしの良い所に出た。ここからは米山山頂が直ぐそこに見える。

ラクダの背

妙高連山
 ここから両側がスッパリ切れ落ちた、ラクダのコブのような痩せ尾根が続いている、気の抜けない場所だ。歩いてもあるいても終わらない。
 やっとラクダの背中が終わったと思う間もなく、今度はガチガチに凍った急斜面が現れた。  今日はピッケルも、アイゼンを持ってこなかった。ここで引き返すのもシャクなので、靴先でステップを切りながら登る。

 そんなことでグズグズしている間に、後から来たお兄さんに抜かれてしまった。残念。今日の一番乗りは無くなった。それよりもこの斜面をなんとかして登らなければならない。

 それと帰りはどうやって下りればいいのか。そうは言っても、もうここまで登ったので後戻りはできない。

山頂直下

米山山頂
 悪戦苦闘しながらも、何とか急斜面を登りきり、見晴らしの良いところに出た。手前の林を抜けると、山頂の小屋が見えた。ここまでくればもう大丈夫。今までの緊張感を忘れてここからは抜群の眺望、まるで天空を歩いているようだ。写真を撮りながら小屋に向かう。





越後白山


【山  名】 越後白山(エチゴハクサン) 1,012m
【場  所】 新潟県五泉市  登山ルート
【日  時】 2013年1月31日(木)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り後晴
【コースタイム】
 8:50駐車場~9:00尾根コース登山口~10:00 P462~11:50 越後白山々頂


白山
 久しぶりの晴れ間をねらって白山に登ることにした。

 門前の駐車場には9時前に到着。すでに数台が止まっている。ワカンをリックサックに括り付け、慈光寺に向かって杉並木の車道を歩く。
 念の為、道端のお地蔵様に道中の安全をお祈りする。

 慈光寺は人影もなくひっそりと静まりかえっている。
 今日は一般的な尾根コースを行く。ここから山道に入る。左は急斜面、右は10m程下を沢が流れている沢沿いの道を行く。左斜面からの雪崩に気をつける。積雪は1mほど。トレースがあるので助かる。
 20分ほどで枝尾根の取り付きに到着。ここから辛い登りが始まる。先を歩いていたお父さんはここでアイゼンを付けている。私は登山靴のまま登る。

 1時間ほどで枝尾根を登りきり、ひと休み。
 リックサックにショートスキーを括り付けたお父さんが登ってきた。歳は60才前後か、青いヤッケの上下を着ている。加茂から来たそうだ。
 山頂からスキーで滑り降りるそうだ。こんな雑木林の中を滑れるのか聞いたが、問題無いそうだ。大分、自信がありそうだ。


お地蔵様

山頂小屋
 ここからスキーのお父さんと一緒に登る。左側の雪庇を踏み抜かないように気をつける。

 遠くに飯豊連峰が良く見える。段々、天気は良くなっているようだ。太陽が輝いているが、気温が低いせいか霧氷が残っている。純白の世界じゃ。

 最後の急登を登りきると開けた所に出た。遠くに山小屋らしき建物が見える。

 今日は天気が良いので外で昼食とする。スキーのお父さんは早速滑る準備をしている。試しに南側斜面を滑るそうだ。
 昼食が済んでもお父さんは戻って来ない。心配になり様子を見に行く。下を覗くと、スキーを担いで登ってくるお父さんを発見。調子に乗って下まで降り過ぎたそうだ。
 雪質は良くないので、今度は北斜面を滑ると言う事なので、お父さんの雄姿を写真に収めようと後を付いて行った。
 リックサックを担がないで滑るみたいなので、「リックを忘れてますよ」と言ったら、またここまで登って来るそうだ。ホントかいな。

粟ヶ岳

スキーのお父さん
 カメラを構えて待っていたが、いつまでたっても滑らない。理由は良く分からないが、金具の調子が良くないらしい。

 結局、お父さんは北斜面を諦め、登山コースを滑り降りて行った。
 








五頭山(ゴズサン) 913m


【山  域】 五頭連峰
【場  所】 新潟県阿賀野市  
【日  時】 2013年1月19日(土)
【メンバー】 単独
【天  気】 曇り後雪
【コースタイム】 10:00駐車場所~10:10ドングリの森~11:00長助清水~12:00五頭山三ノ峰


長助清水
 朝食を終えて外に出てみると、わずかながら青空が見える。山登りの道具を自動車に積み込み自宅を出る。

 今板温泉から五頭山の駐車場に向かう。道路は綺麗に除雪されている。地元の方に感謝。
 駐車場から先は除雪されていない。駐車場に車を止めて、ドングリの森まで雪道を歩く。道路には40センチ程雪がある。

ドングリの森から先から山道になる。しっかりとしたトレースがついているので助かる。感謝、感謝。

 手にスコップを持ったお父さんに追いついた。多分、山頂の避難小屋を掘り出すつもりなのだろう。多分地元の方だろう。挨拶をして前に出る。。

長助清水に到着。ここにはベンチがあるのだが、今は雪の下で跡形も無い。休憩をしないで通り過ぎる。

霧氷

霧氷
 木の枝には霧氷がビッシリと着いている。まるで彫刻のようにきれいだ。

 三ノ峰に到着。雪の下なのか山頂の鐘が見つからない。避難小屋の前で一人のお父さんがカップラーメンを食べていた。小屋に入るのが面倒らしい。顔が赤いのは雪焼けかアルコールのせいか。
 
 昼食が終わった頃、雪がちらついてきた。体も冷えてきたので下山する。

避難小屋



HOMEに戻る