祝瓶山


【山域】祝瓶山(イワイカメヤマ) 1,417m
【場所】山形県
【日時】2004年8月29日(日)
【メンバー】単独
【天気】曇り

駐車場5:40〜カクナラ分岐5:55〜縦走路分岐8:00〜山頂8:30

日本にひとつしかないユニークな山名と円錐形の独立峰で知られている山形のジャンダルム、祝瓶山を目指す。登山道の荒川にかかる大石橋は、白い川砂と碧い流れの感じが上高地の河童橋に良く似ており、すばらしい景観である。ということでかってに山形の河童橋と呼ばせていただく。

28日
国道113を小国で左折し針生平(ハンナリ)の駐車場を目指す。大石橋手前の駐車場に着くと、一人のお父さんが車の隣で食事をしていた。話し好きな人で、何日か前に岐阜から来て佐渡の金北山にも登ってきたそうだ。しきりに台風16号(チャバ)の進路を気にしていた。寝酒にと思って川で冷やしておいた缶ビールを取りに行ってみると、何と一大事、岩にぶつかって穴が開いているではないか。ショック!!それでも飲んでみるとビールに川の水が混じって、古くなった発泡酒みたいな変な味がする。腹を壊しそうなので諦めてアルコール抜きで寝た。
    
大石橋手前の駐車場                大石橋(山形の河童橋)              左のピークが山頂

29日
4:30起床。食事、装備を整え出発する。大石橋を渡りすぐに小さな沢を渡ると三角屋根の小屋がある。その前を通り過ぎチョット行ってまた小さな沢を渡ると「カクナラ分岐」の標識に突き当たる。そこを右手に入ると祝瓶山への急登が始まる。急登をしばらくしのいでいると傾斜が緩くなりダラダラ登りが続きピークに出る。途中に「鈴出の水」の看板があったが、水分は豊富に持っているので通り過ぎる。そこから少し下り本格的な登りとなる。いくつかのピークを越えガスに覆われている山頂に着いた。
山頂には一足早く出た岐阜のお父さんがタッタ一人で待っていてくれた。二人で登頂を祝う。風が強くガスっているので寒い。ガスの切れ目から飯豊連峰、朝日連峰が雲海の上に浮かんでいるのが見える。スバラシイ!!
しばらくして、今日自宅に帰るというお父さんと山頂で別れた。一人になり、風を避け寝転んでいると、太陽に照らされて気持ちよくなりウトウトしてしまった。下りは途中で写真を撮ったりしていたら登りと同じくらいかかってしまった。

  
  大朝日方面




雨飾山


【山域】雨飾山(アマカザリヤマ) 1,963m
【場所】新潟県
【日時】2004年7月31日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れ


前日、終業後マイカーをとばして小谷温泉のキャンプ場に22時頃着いた。数台の車があったが、すでに夜も遅いのでシーンとしている。周囲の迷惑にならないように、天上の星を眺めながら、速やかに就寝する。

7月31日:快晴
とりあえず八百平の登山口まで車で移動する。途中の景色の良いところで朝食を摂る。林道を進むと湯峠あたりで舗装が切れてでこぼこ道になっていた。八百平からの登頂をあきらめ、引き返して手前の雨飾山キャンプ場から登ることにする。
登山口の門をくぐって歩き出す。岩菅沢に着いてみるとびっくりするほど大勢の人が休んでいた。休みもそこそこに先を急ぐ。ここから本格的な登りになる。

稜線に近づくにしたがい、風が強くなり体があおられて歩きにくい。稜線に出ると高山植物が花盛りだ。写真タイムとする。山頂では立っていられないほどの強風だ。そのなかで女性のグループがキャアキャア騒いでいる。あんたはエライ。
ここはさすがに見晴らしが良い。近くには金山、天狗原山。焼山、火打山などの上越の山々。高妻山、黒姫山などの信州の山々。遠くに朝日、雪倉、白馬などの北アルプスの山々がパノラマ映画のようにひろがる。グラッチェ!!

    
明け方の雨飾山                   高山植物が咲き乱れる雨飾山山頂       稜線直下の急登

何とか無事に下山したので、帰りに本州のカムイワッカをたずねた。沢の脇の林道を10分くらい登るとワイルドな世界が広がる。滝つぼが天然の露天風呂になっていると言うか、沢全体が温泉になっていて、どこでも露天風呂が楽しめる。43度ぐらいでちょうど良い温度だ。早速すっ裸になり飛び込む。ウーン最高じゃ。ビールが欲しいね。この素晴らしいネイチャーワールドをたった一人で満喫する。贅沢じゃ。
突然何かに背中を食われた。ハエか、いやアブだ。思わぬアブの襲撃にあってしまった。ここのアブはヤタラメッタにあちこち咬みつくのでまいった。今度来るときには蚊取り線香を持ってこよっと。

温泉を満喫したので、生ビールを飲みに蓮華温泉に行く。遭難者の捜索中だと言うのに大変申し訳ないが、生ビールの誘惑には勝てなかった。ロッジの受付で大枚700円を払い生ビールを注文する。黄金色の液体が入ったジョッキを感激にふるえる手で受け取る。それはあっという間に喉を通り過ぎ、至福の時間が呆気なく終わってしまった....。チョット物足りないので、こんどはサッポロ生の缶ビールを買う。少し落ち着いたので、今度は味わって飲もうと心に決めて、いそいそと自動車に戻る。爽やかな高原の夕べ、とっておきの赤貝の缶詰、キムチを肴にささやかな宴会を催す。最高じゃ!!

      
山頂付近                       山頂から                       信州のカムイワッカ


エブリサシ岳


【山域】飯豊連峰(イイデレンポウ) 1,636m
【場所】新潟県
【日時】2004年7月24日(土)〜25日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れ

胎内ヒュッテ6:00〜足の松尾根取り付き6:20〜大石山10:20〜エブリサシ小屋13:00
?差小屋6:00〜大石山7:30〜足の松取り付き11:10〜胎内ヒュッテ11:20


文明の利器自転車をつかって胎内ヒュッテから、足の松取り付きまで20分で着いた。そこに自転車を置いて足の松尾根に取り付
く。グングン高度を上げるがいっこうに涼しくならない。
鉾立峰の中腹にさしかかった時、どこからか女性の叫び声がする、耳を澄ませて聞くと女性の名前を何度も呼んでいる。ただならぬ様子だ。場所は大石山山頂から100mほど下ったあたりだ。助けに行くにも、ここからでは40分ほどかかる。これから下山すると言う人に救助を頼んだ。見ていてもしょうがないので先を急いだ。しばらくしてヘリコプタの爆音がしてきた。救助のヘリコプタがやってきたらしい。ここからは鉾立峰がじゃまになって、救助活動が見えない。20分ほどで負傷者を収容したらしく、引き上げていった。

    
建築中の胎内ヒュッテ               エブリサシ岳と避難小屋              藤島玄翁のレリーフ

期待した山頂付近の花はすでに終わっていた。エブリサシ小屋直下の残雪は跡形も無し。わずかに岩の間から水が流れていた。残雪が無いので、せっかく持っていったビールを冷やせない。やけくそで生暖かいビールを3本飲む。無念じゃ!!

この日はあちこちで落雷による事故があった事をラジオで聞いた。飯豊でも遠くで雷の音がしていた。明日も不安定な気象で、雷雲があちこちで発生するらしい。明日は道草を食わないで、早めに下山しよう。

    
アザミ                         シシウド                        クルマユリ


光兎山


【山域】光兎山(こうさぎさん) 966m
【場所】新潟県
【日時】2004年7月4日(日)
【メンバー】単独
【天気】曇りのち晴れ

中束(なかまるけ):7:10〜夫婦村:7:46〜分岐7:50〜虚空蔵峰:8:25〜観音峰8:40〜雷峰9:37〜あがた石10:11〜駒返し10:22〜山頂10:30
山頂11:27〜姥石11:57〜雷峰12:10〜観音峰13:05〜虚空蔵峰:13:23〜分岐14:40〜登口14:15

今回は、ユニークな山名とピラミッドみたいな形から、予てから気になっていた山、光兎山に挑戦した。国道113号を関川村に入ると左前方に見えるピラミッドみたいな山が光兎山だ。861年、天台宗の座主慈覚大師によって開山された修験者の山で、戦前までは女人禁制だったそうな。山名の由来は、残雪の形が兎の姿に似ているかららしい。

    
蛇喰から光兎山                   左が光兎山頂                    光兎山頂

新潟から290号線を走り、113号線に突き当たったところで荒川の高田橋を渡る。そのまま直進し上野新を左折し女川を渡ったらすぐに右折してしばらく直進すると、中束に着く。右手に大きな案内図がある。
登口は、中束と千刈があるが、今回は中束から登ることにした。初っ端から登山口が分からず、行ったりきたりして時間を食ってしまった。標高が低い分、気温が高く、ダラダラ登りが続くのでまいった。雷峰(いかづちみね)から大きなアップダウンが続き、気温が高いのと併せて、体力を消耗する。急斜面には所々ロープが張ってあり助かる。山頂には小さな祠が祭ってあった。トンボが無数に飛び交っている。山頂からの眺望はさすがに素晴らしい。今日は合計4人に会っただけで、登山者が少ないのも良かった。

この山は外見はハデだが、時期外れなのか花も残雪も無い地味な山だった。見晴らしが良いので、晩秋の紅葉と初雪が良いかも。

    



鬼ヶ面〜浅草岳


【山域】浅草岳 1,585m
【場所】新潟県        ルート図
【日時】2004年6月5日(土)
【メンバー】星氏同行
【天気】晴れ

7:15登山口〜9:45鬼ヶ面山頂〜11:40浅草岳山頂
13:30浅草岳山頂〜14:40鬼ヶ面山頂〜17:00登山口

7:00登山口に到着。六十里越えトンネルの国道脇の広場に車をとめる。今回は総行程15.1Kmの山行だ。

出発してまもなく高圧線の鉄塔脇を通り過ぎる。1時間ほどで、電波塔がある広い場所に出た。ここから六十里越えの旧道を辿る。幅1間ほどの手入れが行き届いた道だ。まもなく道標を右に折れ登山道に入る。所々残雪が残るなかなか味のある道だ。南岳に到着。遠くに浅草岳、眼下に田子倉湖が見える。ここから浅草岳までアップダウンが続く、右手がスパッと切れ落ちた崖っぷちの道になる。もし足を踏み外せば天国への片道キップ。オーマイゴッド!

何とか鬼ヶ面にたどり着いた。ここまでは順調に来た。北岳を過ぎる辺りから体が異常に熱くなってきた。吐き気もしてきた。昨日の夜、某ビアガーデンで飲みすぎたせいだろうか。目指す浅草岳は遥か遠くである。まして帰りの事を思うと気が遠くなる。元気を付けようと、ヤマザキのアンパンを食べた。変な味がする。アンパンを買うつもりが、クリームパンを買ってしまったようだ。ショック!
歩かないことにはいつまで経っても着かない。気を取り直して次のピークに向けて急な坂道を下りる。水ばかり飲んでいるので、水筒の水が乏しくなってきた。山頂の付近に残雪が光っている。疲れた体をだましだまし進む。
    
浅草岳に続く登山道                鬼ヶ面の崖っぷち                  浅草岳山頂近くで待望の残雪にめぐり合う

突然、ブッシュの中から雪原に飛び出た。浅草岳がすぐそこに見える。砂漠で迷った人がオアシスにであったときは、このような気分だろう。雪で顔を冷やしたり、雪を食べたりしてようやく生き返った。
早速、アルコールタイムに突入。ビールで乾杯する。星さんの手料理でささやかな宴会を催す。その後、昼寝をする。おかげさまで、さっきまでの苦しかったことをスッカリ忘れてしまった。

元気を付けたので、そろそろ帰ることにする。来た道を戻る。少々アルコールが入っているので、崖っぷちの道を注意して歩く。ここで落っこちたら洒落にならない。風が出てきたせいか涼しく、往路より楽に進む。景色を見たり、写真を撮ったり、来るときと違って余裕がある。南岳まで来た。危険箇所は終わった。後は着実に登山道を下るだけだ。
ここは思ったよりハードなコースだった。一時ギブアップを考えたほどの苦しい山行だった。山を甘く見てはいけないのだ!!

    
右手奥が浅草岳                  気を抜けないスリルあるコース           鬼ヶ面から浅草岳を望む


第四十四回守門岳山開き


【山域】守門岳 1,537m
【場所】新潟県        ルート図
【日時】2004年5月23日(日)
【メンバー】田村、稲田氏+マドンナ×2
【天気】曇りのち雨

5:30駐車場〜7:10三角点〜10:30大岳山頂 11:00から祈願祭
12:30大岳山頂〜14:00〆掛小屋〜15:30駐車場

22日:午後から雨。PM7時ごろから塩川神社での安全祈願祭に、栃尾山の会の方々と参加。その後、関係者の方々と公民館で山菜料理をつまみにしたたか飲ましていただき、そのまま公民館で仮眠。

23日:4:30起床。曇り。塩川登山口に移動。ここでうら若き女性(マドンナと呼ばれていた)と合流、4人で守門岳登山道のうち 最長の塩川コースを行く。10数回渡渉を繰り返しながら塩川を遡る。三角点(地名)から本格的な登りとなる。雨晴(アバラセ)清水はコンコンと清水が湧き出していた。突然後から女性の呼ぶ声が聞こえた。1時間遅れで我々を追いかけてきたらしい。この女性を加えた男女5人の混成部隊は美しいブナ林を進む。10:30大岳山頂着。5時間かけてやっと着いた。そこは人だらけだった。100人以上いるだろう。大岳にこんな大勢の人がいるのを始めて見た。でも今年は例年より少ないらしい。
    
塩川神社安全祈願祭                残雪の守門岳                    山つつじ

大岳山頂で第四十四回山開きの安全祈願祭が開催された。玉串奉天の後、お神酒、御札をいただく。その後、やっと昼食にありつく。
ビールも飲んだしお腹もイッパイになったので、下山する。途中の 雨晴清水で豚汁の炊き出しをいただく。美味。山の神を過ぎたあたりから本降りになる。15:30登山口着。

今回は、栃尾山の会の皆さん、塩川集落の方々に大変お世話になった。夕闇の中、ロウソクの光に照らし出された塩川神社での安全祈願祭、婦人会のお母さんたちが作ってくれた山菜料理を食べながらの公民館での宴会。地元で生きる人たちとの出会い。ここには忘れかけた古き良き日本があった。


    
大岳山頂での安全祈願祭             大岳山頂の風景                  雨晴清水の炊き出し


巻機山スキー


【山域】巻機山 1,967m 滑降ルート
【場所】新潟県 塩沢
【日時】2004年5月8日(土)
【メンバー】単独
【天気】快晴

桜坂駐車場6:20〜避難小屋10:10〜山頂10:40
山頂11:20〜5合目辺り12:10〜桜坂駐車場13:30

昨日は清水に22:00頃着いた。バス停の広場で車中泊。月明かりの夜だった。

4:30起床。快晴。尻尾が長い小さな鳥が車の屋根を突くので、早く起きてしまった。近くの民宿のお父さんに山の様子を聞く。「下から見た感じでは所々しか雪がないように見えるが、山頂近くはスキーができるほど雪がある」と太鼓判を押してくれた。これで大丈夫だ。早々に食事をし、仕度を整えてから桜坂駐車場まで移動する。
今日は前巻機山経由の井戸尾根コースで登る。道標の表示通りに行ったら、田んぼに出た。道標まで戻る。初っ端からこけた。ザックに付けたスキーが木の枝に引っかかるのとスキー靴が歩きにくいので、先が思いやられる。登山道には全く雪が無い。チョット不安になる。5合目を過ぎた辺りになると雪道になった。これなら帰りはここまで滑ってこれる。先行者の足跡と目印を頼りにブナ林の中を進む。
なんとか展望台まで来た。さすがにここで見る周りの景色はすばらしい。天狗岩、割引山、遠くには谷川の山々、西には苗場山が眺望できる。例によってヤマザキのアンパンを食す。疲れにはこれが一番だ。気合を入れて、前巻機山に向かう。途中から夏道を歩く。前巻機山から少し下ると非難小屋があった。そこからすぐに山頂に着く。山頂は積雪1.5m位で標識が顔を出していた。ここは本当に景色が良い。魚沼の山並みが一望だ。快晴だが、風にあたっていると寒いくらいだ。
    
割引岳(右)と天狗岩                 清水峠方面                     前巻機山から割引岳及び巻機山を望む

風を避けて笹薮の陰で、縁起担ぎの梅干と稲荷寿司を食す。少し休憩してから帰りの仕度をする。いよいよ愛機サロモンVerse7+ディアミールの出番だ。雪質も適度なザラメだ。山頂から、だれも滑っていない斜面を滑り降りる。俺だけのシュプールが残る。シーハイル!!
あっという間に非難小屋に着いた。避難小屋から前巻機山までスキーを担いで登る。前巻機山からは東側の雪庇上を滑り降りる。何か変だ!尾根を間違えている。ヤバイ。急いで正しいルートに戻る。その後、前巻機山の正面を快適に滑る。しばらくするとブッシュが多くなり一時スキーを担ぐ。展望台を過ぎるとブナ林になり、木立の間を滑る。これもまた楽しい。
5合目辺りで板を外す。後は歩きにくいスキー靴で慎重に夏道を駐車場まで降りた。


    
避難小屋と谷川岳方面              巻機山頂(バックは牛ヶ岳、中ノ岳)        魚沼三山


燧ヶ岳スキー


【山域】燧ヶ岳 2,356m
【場所】福島県
【日時】2004年5月4日(火)
【メンバー】単独
【天気】曇りのち雨

昨日の快晴は何処へやら、朝方まで雨が降った。今日は寝ていようかなと思ったが、所々青空が出てきたので、行ける所まで行ってみる事にした。とりあえず御池まで移動する。昨日、会津駒ヶ岳の山頂から燧ヶ岳を見て決めた行き当たり場当たり的な山行なので、地図も無ければ、GPSのルートデータも無い、燧ヶ岳上部はガスに覆われて見えないし、いままで登ったことも無い、無いものだらけ。しょうがないので、他力本願のコバンザメ走法にする。そうは言ってもできるだけ情報を仕入れておきたいので、周りの人にいろいろ聞いてみる。分かったことは、頂上までの間にピークが2つあり、山頂まで3時間くらいだそうだ。

御池ロッジ駐車場で装備を整え、いつものようにスキーをザックにくくり付けスキー靴を履き、先行者の足跡を頼りに歩き出す。森に入るとすぐに急斜面の登りとなる。前方に先行者が見えるので心強い。しばらくすると小雨がぱらついてきた。天気は下り坂のようだ。ようやく急斜面を登りきると広い平坦な場所に出た。広沢田代らしい。風が強くなり頭上を低い雲が飛びすぎる。木の陰で二組の先行者が休んでいる。引き返すような雰囲気だ。これで頼りの先行者は居なくなった。帰りのために、コンパスで駐車場の方向を確認しながら、進む。またもや前方に急斜面が立ちふさがる。熊沢田代への登りだ。その向こうはガスで見えない。別に仕事ではないのでいつでも引き返せるのだが。天候が回復しそうに無いので、今回はこれまでとする。
スキーを履き、駐車場の方向を確認して、広い広沢田代を滑り降りる。すぐに木立の急斜面となる。良くこんなところを登ったと思うほどの急斜面だ。怪我をしても助けが無いと思うと、腰が引ける。木々の間を慎重に板をまわす。滑りに夢中になり見知らぬところに滑り降りた。駐車場からそれているらしい。だいぶ登り返してやっと駐車場に戻った。ヤレヤレ。

御池ロッジ駐車場8:15〜広沢田代9:30〜駐車場9:50

  
小出までの国道352号線はまだ通行不能            広沢田代から山頂方向



会津駒ヶ岳
スキー


【山域】会津駒ヶ岳 2,133m 滑降ルート
【場所】福島県 檜枝岐
【日時】2004年5月3日(月)
【メンバー】単独
【天気】快晴

滝沢橋6:15〜登山口6:45〜共同アンテナ(臨時ヘリポート)7:15〜駒の小屋9:45〜山頂10:15
山頂11:45〜共同アンテナ12:10〜登山口12:36〜滝沢橋13:05

前日、新潟から只見経由で200Kmの距離を走り、檜枝岐に着いた。早く着いたのであちこち散策して時間をつぶした。何も無いところだと聞いてきたが、JA、酒屋、お土産屋、蕎麦屋、駒の湯など、中々の町並みにである。一応JAをはじめ、主だったところは入ってみた。ここに来て気がついたのだが、お墓が道路端に点在していること。星、橘及び平野の姓が多いというか、それしかない。山で一緒になった人に聞いたら、その昔、平家の方が村を開いたそうな。先ほどの姓が由緒正しい姓だそうな。飢饉で大変な時代もあったそうな。それと此処に来たら「名物裁ちそば」を食べなさいと言うので丸屋、柳屋で其々1回食べた。たいへん美味。

5月3日 快晴
5:00起床。早くも車外が騒がしい。急いで朝食を摂り、気付け薬のアミノ酸を飲み、スキーをザックにくくり付けスキー靴を履き出発する。しばらく舗装された立派な林道を行く。所々に雪がある。すぐに登山道に入る。急な坂道を行くと、また先ほどの林道に出る。そこをしばらく行くとヤット登山口に着いた。ここで一息入れている人が多い。ここからは急斜面なので、ジグザグに道がついている。雪は全く無い。道が荒れていないので登りやすい。「よくスキー靴で登れるね」と何処かのお母さんが心配してくれた。俺もそう思う。
しばらくするとチョットした平らな所にでた。「臨時ヘリポート」と立て看板がある。ここを過ぎると少しは緩い斜面になったが、それでも結構な斜面だ。このあたりから雪が付いている。登るにつれ徐々に勾配が緩やかなり木が少なくる。これでもかと何処までも続く。

    
大戸沢岳                       駒の小屋下から会津駒ヶ岳山頂を望む      駒の小屋

右方に大戸沢岳が見えてきた。うわさに聞いていたとおり、滑りやすそうな斜面が白く光っている。なおも進むとやっと会津駒ヶ岳の全貌があきらかになってきた。遥か前方に駒の小屋の避雷針が見える。とりあえず駒の小屋に立ち寄る。半分くらい雪に埋まっているが使えそうだ。ここから20分くらいで山頂に着いた。山名を書いた立派な木柱が1.8mくらい雪の上に出ていた。
山頂から360度の展望がひらけている。特に今日は空気が澄んで遠くまで見渡せる。南方には明日行く燧ヶ岳、その先に至仏山など尾瀬の山々が見える。西は新潟方面の魚沼三山などの山々。何しろ山ばかりだ。
せっかくスキーを担いで来たので、広ーい南東斜面を谷底に向かって滑る。たった一人快適に滑る。グラッチェ!!ただこの場面を撮影してくれる人がいないのがチョト残念。
滑り降りた分だけ、辛い登り返しがある。スキーをはずし肩に担いで山頂まで登り返す。快楽の後に苦しみがあるのは、世の道理か。余りに登り返しがキツイので1本でやめた。

いよいよ山頂から、さっき登ってきた尾根を滑り降りる。降りるにつれ、立ち木が増えて徐々に勾配がきつくなってきた。疎らな木々の間を快適に滑る。いよいよ雪を探して滑る状態になり、雪が多く付いている尾根の東側を滑るが、急斜面なので油断すると谷底に落っこちる。ようやく共同アンテナに到着しスキーを外す。後は登ってきたときと同じように、スキーをザックにくくり付けペンギン歩きで、雪の無い急な登山道を一歩一歩慎重に降りる。これが一番緊張した。何とか駐車場所の滝沢橋に到着。早速、ビールを沢水で冷やし無事を祝って一人乾杯する。ハラショ!!

    
雪に埋もれた駒の小屋               会津駒ヶ岳山頂(後方は燧ヶ岳)         南東斜面に描いた会心のシュプール?



火打山


【山域】火打山 2,461m
【場所】新潟県        ルート図
【日時】2004年4月30日(金)〜5月1日(土)
【メンバー】星氏同行
【天気】快晴

笹ヶ峰7:15-高谷池ヒュッテ11:20ー12:45高谷池ヒュッテー14:15火打山14:30ー高谷池ヒュッテ15:40
高谷池ヒュッテ8:15ー黒沢岳8:45〜黒沢の橋1045−笹ヶ峰11:30

前夜、笹ヶ峰駐車場で車中泊。暖かかったので、月明かりの下で星氏とささやかな宴会を催す。

4月30日
5:00起床。最近、年のせいか早く目が覚める。山登りには都合が良いが。食事もそこそこに出発の準備をする。新しい登山口から雪道を行く。黒沢の橋に向けて林間の雪道を進む。何組かの登山者と会う。夏道が分からないので、それぞれ別々なルートを歩いているが、迷っているのかも知れない。
今年は黒沢の橋が出ている。例年より雪が少ないそうだ。ここから本格的な登りだ。雪の急斜面を登る。何とか尾根道に出た。この先は勾配が緩やかになるが、それでも、富士見平まで結構な登り坂が続く。所々夏道が出ているがかえって歩きにくい。
ようやく富士見平に到着。遥か前方に高谷池ヒュッテを発見。ここからは夏道のルートを外れ、小屋に向かって真っ直ぐに進む。しばらく行くと小屋の裏側に出た。早速、素泊まり代金4,000円を払い、チェックインする。これから火打山に登るので、アルコールを控えて、ビール1本にする。持ってきた残りのビールは今晩のために雪の中に埋めておく。
何やら雪面に大きな穴が掘ってある。聞いてみるとトイレに降りる穴だという。夜中に酔っ払って落ちないように気を付けよう。
いよいよ火打山に向かう。雪に埋まっている広い高谷池を横切り、天狗の庭に向かう。火打山、影火打及び焼山の火打三山(勝手に付けた)がだんだん迫ってくる。良く見ると火打山山頂下の斜面を、20人ほどスキーヤーらしき人影が、蟻のように繋がって登ってゆく。ヤッパリここは山スキーの場所だ
広大な天狗の庭を横切り、山頂に続く尾根に取り付く。ここも結構な斜面だ。今日は雪が軟らかいので良いが、クラストしていれば、滑ったら止まらないだろう。
    
黒沢の橋                       富士見平に続く尾根へのキツイ登り       高谷池手前の斜面

何とか登り上げて、雷鳥平で山頂を見上げて小休止。山頂からスキーヤーが次々と滑ってくる。守門岳で一緒に滑った長岡のお父さんの姿を見かけた。声をかける暇も無く滑っていってしまった。
山頂までの急な斜面を直登する。山頂の標識が見えてきた。ここには何回か来ているが、ガスっていたりしてなかなか周りが見えなかった。今回やっと周りの景色を見ることができた。感謝感謝!このために持ってきた三脚で、記念写真を撮る。あとは雷鳥を見たり、周りの景色を楽しみながら、今日のネグラの高谷池ヒュッテに帰った。

いよいよ待ちに待った宴会に突入。さっき埋めたビールを掘り出し、乾杯をする。とりあえず今回の目的はは達成したので、明日のことは考えずに、気楽に飲める。ここでは缶ビールを売っている。何と350ml缶300円という、山小屋としては中々安い値段だ。おかげで飲みすぎた。

5月1日
快晴。今日は時間も十分あるので、黒沢岳経由で下山する。黒沢岳からは、雪に埋まり広い平面となっている黒沢池、遠くには、高妻山、戸隠山その向こうに北アルプスが見える。スバラシイ。
今日から連休に入るせいか、登ってくる大勢の人とすれ違った。星さんのGPSのおかげで、道を間違えずピッタシ笹ヶ峰の登山口に着いた。感謝!

    
高谷池ヒュッテと火打山               もうじき山頂です                  焼山、影火打、火打山(火打三山)




月山スキー


【山域】出羽三山 1,979m
【場所】新潟県         滑降ルート
【日時】2004年4月17日(土)〜18日(日)
【メンバー】単独
【天気】曇りのち快晴。

今回は恐れ多くも出羽三山のひとつ、霊峰月山からスキーで滑り降りた。


16日:20:00頃志津に着いた。志津の先で通行止めになっていたので、志津地内の空き地に駐車させていただき、車中泊とした。星が輝いている。明日は快晴だろう。

17日:ところが朝になってみると、月山、姥ヶ岳の頂上はガスの中で全く見えない。帰ろうかなと思ったが、遥々新潟から200Kmの道のりを折角きたので、そう簡単に帰るわけにはいかない。とりあえず姥沢駐車場まで移動する。しばらく様子を見たが状況は変わらない。気を取り直して、月山を諦め、姥ヶ岳から滑ることにする。リフト終着点から上部がガスで見えない。見当をつけて山頂目指して登る。風が強い。しばらく登ると勾配が緩くなり前方に何やら太い杭みたいなものが浮かび上がった。多分ここが山頂だろう。雪面が荒れている上にクラストしている。不安の中、シールをはずし、見えない目標に向かって滑り降りる。
トンネルの中を滑っているようで面白くないので、姥ヶ岳から2本滑って車に戻った。細野氏に電話したところ明日は天気が良くなるらしいとのこと。それならもう一泊だ。することが無いので、昼間からビールを飲んで酔っ払って寝てしまった。

    
山頂がガスで見えない月山            室堂に引けをとらない、姥沢の雪壁        湯殿山

18日:一晩中吹き荒れた風が、日の出頃になると急に止んだ。外を見ると雲ひとつ無い青空をバックに月山が輝いている。ヤッタゼ。1日待った甲斐があったというものだ。
昨日と同様リフトの終着点から、姥ヶ岳から月山に続く稜線をトラバース気味に登る。すり鉢状の斜面の底部を登っている人がアリみたいに小さく見える。本場のアルプスに行ったことは無いが、多分こんな景色なのだろうと思うほど、雄大な景色だ。山頂に近くなると猛烈な強風となり、油断すると体が浮いてしまう。大和デパートで買った帽子もどこかに飛ばされてしまった。どこが山頂が分からない。後から登ってきた人に聞くとこの先だという。強風に耐えて進むと、前方に雪に埋まった神社らしきものが見えてきた。神社に着いてからとりあえず家内安全を祈る。先ほどの人と話してみると、今は福島に住んでいるが、加茂の出身だと言う。私の新潟弁が懐かしいと言った。今年からテレマークを始めたそうだ。再会を誓って別れる。
いよいよ鍛治小屋下から滑降を開始する。雪が重いが雄大な斜面を滑るのは気持ちが良い。雪の下に岩が隠れているので慎重に滑る。アット言う間に斜面の底部に着いた。このまま下山するのは勿体無いので、姥ヶ岳まで登り返す。山頂で少し休み、一気に駐車場まで滑り降りる。グラッチェ。

    
姥沢から姥ヶ岳                    右下の点が人間です                月山々頂直下



浅草岳スキー


【山域】浅草岳 1,585m
【場所】新潟県   滑降ルート
【日時】2004年4月11日(日)
【メンバー】早川、細野氏同行
【天気】快晴のち曇り。

6:30ホテル自然館スタート〜10:30山頂
12:30山頂〜13:40ホテル自然館着


今回は毎年恒例、入広瀬観光協会主催の第48回浅草岳スキー&トレッキングに早川氏と参加した。細野氏は飛び入りで同行した。このツアーはヘリスキーができることで、全国的に有名である。我々3人はお金は無いが、体力はあるということで、ヘリスキーは諦め格安の登山スキーにした。ちなみに参加費はヘリスキー14,000円、登山スキー2,000円である。

当日、快晴。5:30にホテル大自然館前に集合する。おもむろに安全祈願祭が始まった。神主さんが恭しく祝詞をあげ、村長さんの挨拶など粛々と進行して行く。突然、自分の名前を呼ばれた。恐れ多くも、参加者代表として玉串奉納を行ってしまった。私ごときがこんなことをして、山の神様が怒らなければ良いが。

全員、一団となって進む。白崩沢にかかる橋の手前を右折し、沢沿いに進む。全員、早いペースについて行く。シールが良く効いて登りやすい。どんどん高度をあげる。背後に真っ白な守門岳が見えてきた。スバラシイ。細野氏からヤマザキのアンパンをもらう。山登りにはこれが元気が出る。1,484mピークを過ぎると前岳が見えてきた。現金なもので山頂が近ずくと元気が出る。
    
思い思いの装備で山頂を目指す         前岳をバックに記念撮影               前岳

山頂に着き、係りの人からいただいたお神酒で乾杯する。未丈ヶ岳をはじめ周りの山々を見渡し、田子倉湖を眼下に、鮭とば(鮭の干物)を肴にビールを飲む。苦しい登りも忘れるひととき。最高じゃ。

2時間ほど山頂で過ごしてから、いよいよ待ちに待った滑降を開始する。思い思いのシュプールを描き滑り降りる。尾根が狭いので中々スリルがある。危険だと分かっているのだが、どうしても雪庇に近づくのはアルコールのせいか。大勢が滑るので急斜面は掘れてしまい滑りにくい。スノーボートのお世話にならないように慎重に滑る。楽しい時間もあっという間に過ぎ、ホテル大自然館前に着いてしまった。玄関前で豚汁をいただき、温泉に入り、満足満足。

    
山頂直下、滑ったら止まりません         前岳                          ただいま絶好調




守門岳スキー


【山域】守門岳 1,537m
【場所】新潟県      滑降ルート
【日時】2004年4月XX日
【メンバー】単独
【天気】快晴

6:10出発〜10:40大岳山頂〜昼食〜11:00大岳出発〜12:30袴岳(守門岳)山頂
12:40袴岳山頂発〜大岳13:40〜14:00中津俣岳〜保久礼小屋14:40〜駐車場所17:10

前日、二分集落の除雪終了地点(西川にかかる橋手前300m程)で車中泊。すでに1台の軽自動車が止まっていた。

5:00起床。ベストセラー商品チャルメラと、昨日セブンイレブンで買ってきたいなり寿司を食べる。6:00スキーにシールを付け出発。西川にかかる橋を渡り、そのまま直登する。林道に出た。正面の尾根に取り付けば時間の節約にだろうが、ヤブ化しているのであきらめ、大平集落跡を通過するルートを行く。

大平集落跡を過ぎ、長峰にさしかかったあたりで右手からスキーを履いて歩いてくるお父さんに会った。見たところ年齢65才くらい(本当は72才だった)、話してみると、長岡から来たそうで、昨日も守門岳に登ったそうだ。ムム只者ではない。

下山してくる、うら若き美しい女性に逢った。夜中に登ったそうな。雪女かもしれない。今日は色々な人に会う日だ。
長岡のお父さんとはべつに分かれて登る理由も無いので、一緒に歩く。しばらくして保久礼小屋に着く。ここから本格的な登りになる。キビタキ小屋は屋根が50cm程出ているだけでほとんど埋まっている。どんどん高度を上げる。周りの山々がだんだん見えてくる。木がなくなってきた。もう少しで大岳だ。

    
大平集落跡                      大雪庇と粟ヶ岳                   辛い大岳への登り返し

大岳に着いて雪庇や周りの山々を見ながら食事する。その後、袴岳(守門岳)に向かうため急斜面を滑り降りる。後は最後の体力を使って雪庇を踏み抜かないよう注意して袴岳まで登り上げるのみ。袴岳で写真を撮り、すぐに大岳に戻る。大岳手前の急斜面はスキーをザックにくくり付けやっと登った。

今日は中津俣岳から保久礼小屋に降りるコースをとる。シールを外して中津俣岳に向けて滑り降りる。中津俣岳から保久礼を目指し、真っ青な空の下、下界を眺めながら快適に尾根をすべる。二人して子供のように奇声をあげ滑り降りる。保久礼小屋に行くためには大きな沢を渡らなければならない。急な斜面を木々を避けながら谷底に滑り降りる。前方に2m程の雪塊が幾つも積み重なって沢を埋めている。全層雪崩の跡だ。ここは雪崩の巣だ。息を潜め乗り越える。雪崩に怯えながら、沢の出口を探しながら下流に向かって滑る。何とか保久礼小屋の手前で恐ろしい沢とオサラバする。寿命が縮まったよ。

長峰の途中で、スノーボートに乗せられ搬送中の負傷者を発見。大岳山頂で写真を撮ってやった人だ。キビタキ小屋付近で足を捻挫したとのこと。人手が足りない(一人しかいなかった)ので、長岡のお父さんと一緒に救助活動に加わった。沢伝いにルートをとり、何とか大平まで下ろした。後は大平の広い平地を3人で奴隷のように黙々とスノーボートを引っ張る。途中,雪崩の後を難儀して越えたりしながら、やっと除雪終了地点に着く。ほぼ11時間の山行だった。ワタシャ本当に疲れたよ。

    
袴岳を登る                       後方は袴岳                     大岳で一息



西吾妻山


【山域】吾妻連峰 2,035m
【場所】福島県
【日時】2004年3月27日(土)
【メンバー】細野氏同行
【天気】雪のち晴れ。

今回は麓に名湯白布温泉を抱える天元台スキー場から西吾妻山を目指す。

リフトを三つ乗り継ぎ北展望台に到着する。北展望台より上部はすっぽりガスに覆われている。スキーにシールを付け、かもしか展望台に向け樹林を登る。回りの景色が全く見えない。幸い新雪のためシールが良く効いて登りやすい。昨日飲み過ぎたらしくまいち調子が出ない。しばらくすると、勾配が緩くなり平たい場所に出た。どうやらここがかもしか展望台らしい。風が強い。この辺りまで来ると、気温は零度℃以下で3月と思えない真冬の世界だ。

大凹(おおくぼ)らしき方向に向かって斜面を降りる。平らなところをしばらく行くと梵天岩の斜面らしき所に出た。この斜面を登る。いよいよ風が強くなり歩きづらい。地吹雪状態だ。
梵天岩近くは、表面の雪が吹き飛び、アイスバーンになっていてトレースが着かない。それとガスで視界が利かないので、H氏と協議の結果、残念だが安全を優先し戻ることにする。ガスが凄い勢いで頭上を通り過ぎる。時折青空がチョコット顔を見せるが、たちまち引っ込んでしまう。
かもしか展望台から、シールを外し、樹林の中をスキー場に向かい、木々を避けながら滑り降りる。H氏の歓声(悲鳴)がひびく。ガスのため何処を滑っているか良く分からない。いまいち不安であるが、パウダーなので気持ちが良い。何度か立ち木に衝突しそうになったが、何とかゲレンデに飛び出した。後はアルプ天元台まで一気にゲレンデを滑り降りる。グラッチェ!!

    
ガスの中を登るH氏                 ガスで見えない西吾妻山              天元台スキー場

ところが、アルプ天元台についた頃から天候が急速に回復、青空が広がってきたではないか。昼食を食べながら同行したH氏と相談し、このまま帰るのは悔しいので、人形石まで登って、西吾妻山を見てこようと言うことになった。
先ほどと同様、リフトを三つ乗り継ぎ北展望台に行き、そこから人形石に向かい樹林の間を登る。青空をバックに霧氷がスバラシイ。30分程で人形石に着いた。西吾妻山はじめ周りの山々が360度見渡せる。感謝感激!西吾妻山をバックに二人で記念撮影をする。その後、樹林の中をスキー場に向かい、木々を避けながら滑り降りる。今度は周りの景色が見えるので安心して降りられる。その後スキー場を快適に滑り降りる。ダブルグラッチェ!!

    
人形石付近の霧氷                  西吾妻山をバックに記念撮影          人形石付近から見た西吾妻山



白鳥山


【山域】栂海新道 1,286m
【場所】新潟県
【日時】2004年3月21日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れ。

7:00登山口発〜10:30白鳥山小屋着
12:30白鳥山小屋発〜14:30登山口着


予てから気になっていた山、新潟県と富山県の境にある白鳥山に行ってみた。

いつものとおり前日マイカーを飛ばして、上路(アゲロ)の白鳥山登口に21時ごろ到着。すでに1台の自動車が停まっていた。そのまま車中泊。

6:00起床。天気は良さそうだ。今回はロングベストセラーチャルメラを食す。行動食など最小限の装備をザックに入れる
今回は正面根を直登し栂海新道に合流し、稜線づたいに白鳥小屋まで登りあげる事にする。取りあえず夏道を辿る。しばらく歩き尾根に取り付く。すぐに古い林道らしき所に出る。すでに藪と化している。道沿いにしばらく行くと突然道が無くなっている。仕方が無いので、また尾根を行く。時期が遅いのか、雪が少なく藪が出て歩きずらい。しばらく行くとまた林道らしき所にでた。しばらく行くと崖になって行き止まりとなっている。大きなお世話と思うが、どういう計画で林道を作っているのか分からない。
    
正面尾根                       心が落ち着く風景                  犬ヶ岳に続く栂海新道

マアそれはさておいて、尾根に戻り直登する。松が何本か生えているピークの右を巻く。スキーのトレースがあるので助かる。またまた広い林道に出た。突然遥か右手前方に白鳥山小屋が見えた。元気が出てきた。そのまま栂海新道に合流する。後は周りの景色を楽しみながら小屋に到着した。
小屋は1階の入り口が雪で塞がれているので、二階から出入りしているようだ。天気が良いので外で食事をした。栂海新道とその先の朝日岳、犬ヶ岳が良く見える。福井から来たという夫婦としばらく話し込む。帰りは西尾根をスキーで下るという。また何処かで会う事を誓って下山する。

    
白鳥山山頂直下                   白鳥山小屋                      犬ヶ岳方面



唐松岳スキー


【山域】北アルプス 2,696m
【場所】富山県
【日時】2004年3月13日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち雪。

前夜、8時半頃八方池スキー場の駐車場に着く。そこで車中泊。空には星がいっぱい。明日は期待できそうだ。

6:00起床。朝日が輝いている。急いでチキンラーメン及び昨日の残り物を腹に詰め込む。登山ブーツ、食料など入れたザックとスキーを担いでゴンドラ駅までしばらく歩く。そこからゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ八方池山荘まで。ここまでは楽チンだ。

八方池山荘の前でスキーにシールをつけて、張り切って唐松岳をめざす。何人かの人とチョット話す。
9時頃から強風になる。立っていられない。北アルプスの峰々は雪煙を吹き上げている。雲が頭上を飛ぶように過ぎる。
登頂を断念し、丸山の手前からスキーで滑降する。雪質は固まった雪の上に粉雪がのった状態。途中で岩が露出していた。買ったばかりのスキーなので慎重にこなす。

あっという間に八方池山荘に着いた。振り返ると峰々はガスに包まれていた。その後はスキー客に混じって、八方スキー場を麓まで滑り降りる。麓に着いた頃には雪がちらついていた。途中の酒屋でビールを買い、車の中で1人、無事を祝い乾杯した.。ハラショ!!

  




馬ノ髪山


【山域】馬ノ髪山 757m
【場所】新潟県 綱木
【日時】2004年2月14日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち曇り

9:00上綱木林道入口〜13:30頂上
13:50頂上発〜15:00林道〜16:00上綱木

自宅から49号線経由で1時間半ほどで綱木に到着した。目的の馬ノ髪山が遠くに見える。山名のとおり、馬の首を背後から見た形をしている。
近くにいた地元のお父さんに聞いて、上綱木の林道入口に駐車させていただく。

今回は長い林道歩きがあるので、人類最大の発明品のひとつ、スキーを使うことにした。スキーにシールを付けてモクモクと林道を歩く。1時間半ほどで小奇麗な小屋の前に出た。脇の道を入ると、すぐに堰堤に突き当たる。堰堤を越えてみるが沢の両岸が急斜面になっており、登れないことはないが今回はあきらめて小屋まで戻る。
小屋の先のチョット広いところでスキーからワカンに履き替え左側の雑木林を直登する。念のため要所々に赤布を付けながら進む。今日は気温が高いせいかワカンがもぐり歩きずらい。
30分くらいで415mピークに出た。ここは雑木が多く、あまり見通しが良くない。今年は雪が少ないせいかと勝手に納得した。
    
右側が馬ノ髪山                   広い林道                       頂上に続く尾根

本命の馬ノ髪山の取り付きに向かって、雑木林の中を迷走する。あちこちにカモシカなどの動物の足跡がある。
しばらくして広い斜面に出た。向こう側に尾根が見える。厚い雪庇がこっちを睨んでいる。良く見るとあちこちにデブリが転がっている。雪崩注意報が出ているなか、この斜面を直登し、尾根に取り付く勇気は無い。しかたなく、下の雑木が多いところまで20mほど下り、そこから斜面を横断し、向こう側の尾根に取り付いた。あとは急峻な尾根を、両手両足を使って木々の間を縫って攀じ登る。
しばらく登るとなだらかになり、広い場所に出た。そこをしばらく歩くとチョット高いところがあったので、そこを勝手に山頂とさせていただく。自宅近くのセブンイレブンで買ってきた稲荷スシ、牛乳パン、ミルクを食べる。西の空が暗くなってきた。天気予報より早く天候が変わりそうだ。すばやく片付けて一目散に尾根づたいに降りる。赤布を回収しながら1時間ほどで林道に出た。ここでスキーを履いて綱木までひとすべり。
今日は誰にも会わなく、馬の髪山を独り占めだった。贅沢じゃ!!

  
山頂の風景



越後白山


【山域】白山 1,012m
【場所】新潟県 村松町
【日時】2004年2月1日(日)
【メンバー】単独
【天気】曇り時々晴れ

8:45駐車場発〜11:00山頂
12:45山頂〜14:45駐車場着

久々に晴れるらしいので、白山いってみる事にした。
登るときになって食料を買ってくるのを忘れた事に気がついた。非常食の元祖チキンラーメンが1個しかないが、天気も良さそうだし何とかなるだろう。
駐車場に車を止めしばらく歩くと慈光寺についた。向かって右手の尾根コースと左手の田村コースがあるが、今回はみんなで登れば怖くないと言うことで、皆が行く尾根コースを行くことにする。のっけから急登の連続。幸いトレースがついている。何人かの人たちと抜きつ抜かれつし何とか頂上に到着した。最近のシニアは元気だ。

    
慈光寺への参道                  石仏群                         雪庇を越えて

山頂は一面純白の世界。素晴しい展望だ。粟ヶ岳の山頂付近に雲がかかっているが、縦走路が良く見える。
虎の子のチキンラーメンを食べようと食料袋をあけたところ、何とチキンラーメン以外にソーセージ、赤貝の缶詰が入っているではないか。ラッキーじゃ。これで何とかなる。急に元気がでてきた。
帰りは田村コースを下った。幾ら歩いても着かないので、よっぱらになってしまった。

    
山頂付近                       山頂小屋                       山頂から新潟平野を望む




大蔵岳


【山域】大蔵岳 864m
【場所】新潟県 五泉市
【日時】2004年1月10日(土)
【メンバー】星氏同行
【天気】晴れのち曇り

8:20駐車場出発〜10:40頂上到着
11:50下山開始〜13:00駐車場着

前日、星さんからお誘いがあったので、連れて行ってもらうことにした。

8:20駐車場出発。3合目あたりから雪道となる。順調に高度をかせぐ。7合目あたりから空模様が怪しくなったが、しばらくはもちそうだ。佐渡島、粟島、新潟平野が一望だ。遠くに真っ白に輝く飯豊連峰も見える。
10:40頃、頂上に着く。さっそくランチタイムに突入。毎度おなじみのニンニクとソーセージの炒め物を作る。星さんにはこれが好評だ。お返しに生ハムをいただく。仕上げに元祖チキンラーメンを食べる。今日は水の分量がちょうど良く美味。今日も元気だメシがうまい!!
お腹もいっぱいになったので、下山する。

  
気持ち良い道                     山頂



五頭山


【山域】五頭山 912m
【場所】新潟県
【日時】2004年1月4日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れ

食っちゃ寝とアルコール漬けの毎日から抜け出さなくちゃと思い、五頭山に登った。

今日もまた雨かいなと思いながら、8時半頃起きたところ、何と久しぶりに快晴ではないか。あわててリックに最小限必要なものを投げ込み自動車に飛び乗った。京ヶ瀬のセブンイレブンで昼飯などを買いいち路、登山口の村杉に向かう。
途中、山を見ると山頂部分の木々が白くなっている。ヨシヨシこれは樹氷が期待できそうだ。
どんぐりの森から登り始める。道は泥んこ状態で歩きにくい。それでも軽装備なので登りやすく、何人かのシニアを追い抜く。八合目あたりから雪道になる。頂上はは期待通り一面樹氷だらけだ。紺碧の空をバックに樹氷が輝く。スバラシイ。
見晴らしの良いところで食事をしている人がいた。聞いてみると岩船から来たそうだ。しばらく話し込む。中々良い人だ。
彼と別れてから、写真タイムに突入。山の上を走り回る。撮影に飽きたので下山する。とりあえず今日のノルマは達成した。
    



雪の西穂高岳


【山域】穂高岳 2,909m
【場所】長野県
【日時】2003年12月21日(日)〜23日(火)
【メンバー】単独
【天気】晴れ、吹雪、吹雪のち晴れ

20日(日):晴れ。新潟〜糸魚川〜上高地〜新穂高温泉。8時間かかってやっと着いた。 ロープウェイ駅駐車場で車中泊。

21日(月):小雪&曇り。ロープウェイ駅の前で、凍結した道路で転び、したたか後頭部を打つ.骨は折れていないようだが頭痛がする。始発のロープウェイで登る。積雪1mほど。運良く西穂高山荘まで道が付いていた。後で聞いたら、前日登った人が4時間かけて道をつけたそうだ。おかげで1時間半程で山荘に着く。感謝感謝。
山荘では写真教室のグループが講習会をやっていた。折角なので、先生の話を聞かせていただいた。結構勉強になった。
登山家佐藤、カメラマン中村、年齢不祥の女性、広島から来たご夫婦、この人たちとは何かと気が合い、その後、行動を共にした。今日は天候が回復しそうも無いので、登頂をあきらめ、ドリンクタイムとする。自動販売機がとなりにあるので、金が許す限り飲み放題だ。みんなで雑談して時間をつぶす。夜になっても吹雪が止まず。夕食を食べて冷たい布団で寝る。人生辛抱じゃ!
    
夜明け                         ピラミッドピーク                   ピラミッドピークと西穂高岳

22日(火):5:00起床。星がみえるが吹雪。5:30山荘を出発。たった一人、真っ暗闇の吹雪の中、ヘッドランプの光をたよりに先行者のトレースをたどる。手袋を3枚重ねたが、低温と強風のため、左手親指の感覚が無くなって来た。風を避け、這い松の陰でしばらく休み親指をモミモミする。
東の空が明るくなってきた。気持ちを取り直して歩き出す。相変わらず風が強く、吹き倒されないように緊張して歩く。だんだん周囲が明るくなり、日の出になった。心なしか風が弱くなったようだ。
突然、夜明けの空にピラミッドピークが浮かび上がった。素晴らしい。雪が張り付いた岩にアイゼンを食い込ませ独標に攀じ登る。西穂高から奥穂高、前穂高が目に飛び込んできた。パノラマ映画のようだ。しばし見とれる。
名残惜しいが帰ることにする。帰路はスンナリと山荘に到着した。9:30山荘着

    
乗鞍岳と焼岳                     笠ヶ岳                        XXX


八十里越トレッキングツアー


【山域】八十里越 970m 丸倉
【場所】新潟県及び福島県
【日時】2003年10月26日(日)
【メンバー】ツアー
【天気】曇り


ルート:空堀〜鞍掛峠〜田代平〜大麻平。

前日下田村役場で車中泊。
6:30集合。曇り。総勢70名ほど。チョット平均年齢が高そうだ。下田村役場からバス3台に分乗し、五十嵐川上流の丸倉まで送ってもらう。
丸倉でバスを降りて恒例の記念撮影を行う。あまり意味は無いと思うが、出発にあたって気合を入れようという事なんだろう。リーダーを先頭に、江戸〜明治にかけて開通した峠道を行く。所々、自然にかえっているがほとんど当時のままだ。当時の土木技術の確かさがわかる。田代平で昼食。
田代平を過ぎたあたりで突然、ヘルメットをかぶったマウンテンバイクを担いだお兄ちゃんに出っくわした。私の頭はすっかり江戸時代モードになっていたところに、突然のマウンテンバイクの出現で頭がクラクラしてしまった。沢ありぬかるみありの山道をバイクを担いで何処にいこうというのか。天から降ったか地からわいたか、こやつは何者じゃ!
何とか大麻平に到着。ここで缶ビールをいただきバスに乗り、いち路只見温泉へ。18:20下田村役場着。
今日は江戸時代にタイムトリップした。

    
小松横手あたり                   田代平                        鞍掛峠の道標


紅葉の浅草岳


【山域】浅草岳 1,585m 田子倉口
【場所】新潟県
【日時】2003年10月25日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち曇り

8:00頃登山口。田子倉口から登る。紅葉真っ盛り。鬼ヶ面が迫る。
12:00山頂。雪で滑る。360度の絶景だ。足元に田子倉湖が見える。遠くに山頂に初雪をいただいた越後三山が見える。
    
駐車場                         鬼ヶ面                         浅草岳



白馬岳


【山域】北アルプス 2,932m
【場所】富山県
【日時】2003年10月11日(土)〜12日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れ。翌日雨



10日:終業後、糸魚川経由で白馬まで。新潟から一般道で4,5時間位。白馬駅前で車中泊。

11日:曇り。白馬駅からバスで猿倉まで。6:15着。6:45出発。紅葉が真っ盛りだ。素晴らしい。
13:00頃村営頂上宿舎に到着。店員に生ビールを注文する。気持ちここにあらずと言うような変な若い女性店員だ。最近こういう手合いが増えてきた。
チェックインする。気分が悪いのと寒いのでしばらくベットで眠る。
16時過ぎ、外に出て周りの景色を撮る。風が強い。暗くなったので夕食を食べて寝る。テレビの天気予報では明日ほ曇りのち雨だそうだ。

12日:天気予報が当たり、朝方から雨が降り出した。こういうことは良く当たる。栂池は止めて猿倉に下りよう。外は案外気温が高くガスっている。雪渓が凍って雨に濡れて滑る。
白馬尻を過ぎたあたりで、雨の中を登ってくる父親と2歳くらいの男の子に会った。透明なポンチェを着て雨に打たれながら、とぼとぼと歩く男の子がなんとなく心に残った。頑張るのじゃ。
9:50猿倉着。10:15のバスに乗り白馬駅まで。11:00白馬発15:00頃新潟着。

    
白馬岳山頂                     白馬尻付近                      山頂の夕焼け



西穂高岳


【山域】穂高 2,909m
【場所】長野県
【日時】2003年10月4日(土)〜5日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち吹雪

前日、沢渡で車中泊。
晴れ。上高地から西穂山荘を目指す。11時頃西穂山荘に到着。昼飯を食べた後、西穂高独標まで様子を見に行く。途中から吹雪となる。早々に山荘に逃げ込む。夜は暖かい布団でゴロニャン。
翌日、朝飯抜きで写真を撮りまくる。その足で西穂高岳まで登る。遠くに雪をかぶった劔岳が見える。来てよかった。帰り道はツアー客やオジサン、オバサンでごった返す。
    
遠くに富士山を望む                 焼岳と乗鞍岳                    梓川を望む

13時頃バスセンターに到着。沢渡行きバスをの行列に並んでヤレヤレひと安心。ところが30分過ぎても1時間過ぎてもバスが来ない。2時間過ぎてもまだ来ない。それでも乗客たちは列を乱さず整然とバスが来るのを待っている。外国なら暴動が起きるんじゃないか。そんな事は無いか。
まあいろいろあったけど、楽しい2日間でした。

    
XXX                          西穂高山荘と焼岳                  上高地




鑓温泉〜唐松岳


【山域】北アルプス 2,696m
【場所】富山県
【日時】2003年9月27日(土)〜28日(日)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち曇り。

先週土〜日と、テントを担いで白馬鑓温泉経由で天狗の大下り、唐松岳に行ってきた.

鑓温泉の道筋にはまだまだ沢山の雪渓があり、春夏秋の花が混在して咲いていた。
せっかくなので、温泉に入った。露天風呂には私一人。ゴクラクゴクラク。
    
杓子沢                         クルマユリ                      白馬鑓ケ岳

だらけてしまいそうな気持ちを振り切って、温泉を後にする。
天狗平の小屋で幕営するが、さすがに夜は冷え込み、寒さでよく眠れない。
天狗の大下りで二人連れのギャルに会った。オジサン気をつけてねなどと言われた。うれしいような、大きなお世話のような。
紅葉はこれからかなと言う感じだった。

    
唐松岳方面                      XXX                          天狗ノ頭




八海山


【山域】魚沼三山 1,776m
【場所】新潟県 六日町
【日時】2003年9月15日(月)
【メンバー】単独
【天気】雨のち曇り

11時ごろまで雨。雨が止んだのでロープウェイで上る。千本桧小屋13:00.八つ峰はガスで見通しが悪い。14:00下山開始。
自宅着17:30.

  
千本桧小屋                      頂上





劔岳


【山域】劔岳 2,998m
【場所】富山県
【日時】2003年9月11日(木)〜13日(土)
【メンバー】星氏同行
【天気】曇りのち晴れのち曇り。

9月11日〜13日と剱岳に行ってきた.

11日:曇り。扇沢から室堂に入り、剣沢で幕営。劔御前小屋の前で、早月尾根から劔岳をタッタ一人で越えてきたオバサンに会った。どういう訳だが準備体操をしていた。
12日:快晴。剱岳から見た富山湾に感動した。
13日:台風の影響で早朝から風が強く、テントを飛ばされた人もいた。こんな状況なので速やかに立山縦走をあきらめ、観光客に早変り、みくりが池温泉で骨休め。ハァーー
    
劔山荘                        前劔                          XXX





杁差岳

【山域】飯豊連峰 1,626m
【場所】新潟県
【日時】2003年8月1日(金)〜2日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れのち曇り。

目的のニッコウキスゲは時期が過ぎていた。残念。小屋で某鉄工所を退職したナガイさんに会う。一週間滞在していると言ってた。
ガスで周りの景色が見えなかったが、ナガイさんのおかげで、退屈しなかった。また何処かで会いましょう。






未丈が岳

【山域】未丈が岳 1,552m
【場所】新潟県
【日時】2003年7月6日(日)
【メンバー】星氏同行
【天気】曇りのち晴れ。

シルバーラインの途中から、トンネルのシャッターを開けて登山口に出た。沢を2、3本渡渉し尾根に取り付く。朝の内はガスがかかっていたが、頂上についてしばらくすると、急速に晴れて、福島及び魚沼方面が一望でき、大満足だった。






中ノ岳

【山域】魚沼 2,085m
【場所】新潟県
【日時】2003年6月7日(土)
【メンバー】星氏同行
【天気】晴れ。

十字峡登山口6:20〜日向山9:40〜中ノ岳11:40 小屋発13:10〜登山口16:50

十字峡から登る。日向山から残雪だった。下山の途中から雷雨になり、頭の上で雷鳴がするので転げるように下山した。
標高差1.6Kの日帰りは辛かった。久々に足が痛い。

    
日向山から中の岳                  兎岳                          山つつじ






三国岳

【山域】飯豊連峰 1,644m
【場所】福島県
【日時】2003年5月23日(金)〜24日(土)
【メンバー】単独
【天気】晴れ。


川入りキャンプ場6:00〜十五里7:30〜三国小屋11:00

笹平から三国岳の取り付きまで雪原だったが、山頂にはほとんど雪は無かった。
山頂までついて来る虫の大群には難儀した。顔を数ヶ所食われてしまった。剣が峰を過ぎる頃雷雲が発生したので三国小屋で停滞した。ここは過去に落雷で怪我人が出た所だ。中途半端な時間になったので、ここで泊まることにする。夜はタッタ1人だった。サビシー。






鹿島槍ヶ岳

【山域】後立山連峰 2,889m
【場所】長野県
【日時】2003年5月3日(土)〜5日(月)
【メンバー】田村氏同行
【天気】晴れ。

5/3 扇沢出合7:00〜南尾根JP11:30〜爺ヶ岳南峰13:30〜冷池山荘幕営地16:00
5/4 冷池山荘幕営地7:00〜鹿島槍ヶ岳南峰10:00〜冷池山荘幕営地12:00
5/5 冷池山荘幕営地7:10〜爺ヶ岳南峰9:20〜南尾根JP11:30〜扇沢出合14:10
扇沢出合15:00〜栃尾18:00〜新潟19:40

5月3日〜5日と連休を利用して、田村さんと鹿島槍ヶ岳に行ってきた。
日頃のおこないが良かったせいか、3日間快晴が続き、山頂でもシャツ1枚ですごせた。鹿島槍ヶ岳から戻って、テントで飲んだビールと山荘のラーメンとその後の昼寝が最高だった。天国じゃ!!

    
爺々ヶ岳                       冷池山荘                       イチャモンつける雷鳥さん

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