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蝶番の説明   変形本棚    ウォールナット

お問い合わせがありましたので、説明します。
自分のメモを目的として、写真撮影したものなので、
不明な部分は、メール等で別途ご質問ください。

蝶番は市販品を使うのが一般的ですが、
変形家具の蝶番は、自作しています。
実に手間が掛かっていますが、
我流ですので、参考程度に見てください。

まずは、ポイントを図示します。


製作過程の写真

使用するのは、ウォールナット端材とΦ3mmの銅丸棒

主に使用した工具

出来上がった本体を写して実寸図を描きます。
実寸図に上述のポイントを気にしながら、蝶番の
設計をします。

ウォールナット端材に蝶番形状を写し取り、
外形をバンドソーで適当に切ります。
写し取る時は、型紙などを作ると正確に写せます。

外形をスピンドルサンダーで適当に仕上げる

開く部分は2mm位の隙間を作るためバンドソーで慎重にカット。

ここがポイントとなる回転軸と直角に切り込む部分。
胴付鋸で切りますが、少しずれてしまいました(汗)

軸線に従い固定します。

ボール盤でΦ3mm深10mmの穴を加工します。

Φ3mmの銅丸棒を差込み。8mm位のところを切ります。

銅丸棒を挿し、蝶番を仮組みして、回転するか確認します。
回転しない時は、切り出しナイフ等で、当たる部分を削ります。
その後、蝶番の裏表ともに鉋で平面を出します。

同様に加工して、4個の当番ができました。

柱との固定は、ダボと木工ボンドです。
力が掛かる部分ですので、平面を出し、接着強度を
確保します。

両面テープで扉と蝶番を仮固定、柱と蝶番も仮固定し、
何回か、扉を開閉させて、軸線を確認し、違和感なく
開閉できるよう固定位置を確認しています。

ハタガネで、柱に固定しています。

やっと蝶番取り付けが完成です。

なんと、180度開けることができます。

以上、あくまで我流ですので、参考程度に見てください。

このように書くと難しそうですが、間違いを恐れず、
チャレンジしてみてください。。
変形していない扉で、試すのも良いかと思います。