craft WAKU   


   完成!!    ほぞ組のスツール    ウォールナット、タモ、ナラ、バーチ

座板を作って、一気に完成までたどり着きました。
仕上げは、オスモカラー(ナチュラル)です。
途中、失敗もあり、もうだめか?と思った時がありました(^^ゞ

このデザイン、自分では気に入っているのですが、
家内には???です。

今回は、座板を作っていますので、下のほうに
座板の製作過程を追加しています。
作品は簡単ですが、製作過程が長く、
画像も多くて、すみません m(__)m

 

以下は、製作過程です。


スツールを作ります。
例の広葉樹端材から5枚選んできました。
ウォールナットとタモのつもりでしたが、自動かんな盤を通すと、
中央の材料は、環孔材ですがやや赤みがありタモではなさそうです。
楢(ナラ)のように思いますが、不明です。
(woodyキョロさんより、バーチ(樺)と教えていただきました)

左から2番目のタモは(ナラでしたお詫びいたします)、5mmほど反りがありました。
自動かんな盤では、修正できなかったので、
手かんなの練習を兼ねて、削って直すことにしました。

あと1mmくらい削れば、なんとか修正できそうです。

最近は、出てきた木目を見てどこに使おうか考えたり、
削る感触、芳香などなど製作過程を楽しむ傾向があるので
今回も完成まで時間がかかるかもしれません。

焦らずにゆっくり進めますので、時々覗いてくださいね。(2003.6.8)


木材の名前を掲示板で教えて戴きありがとうございます。
一つ一つが勉強になります。

板取りを良くするため画用紙で型を作り、鉛筆でなぞって線を引きました。
バンドソーで墨に沿って切ります。

 

部材の粗取りが完了しました。
どこの部材か、解りますか?(^。^)

脚は少し変形したデザインですが、
幕板との接合部は基準面となるので鉋で整えます。

ほぞ穴を掘ります。
罫引で墨を入れ、φ9のドリルで丸穴をいくつかあけた後、
ノミで整えていきます。

 

 

ほぞを作ります。
慎重にノコギリを入れます。

 

 下の写真のほぞは、うまく出来て満足です。
完成したら見えなくなる部分ですが、自己満足の世界でしょうね。

こちらのほぞは、失敗しました。
墨を引くときの勘違いで切り込みが深くなりました。
4箇所全て同じ状態・・・・・(涙、涙)
作り直す気力もないので、このまま使います(^^ゞ

ほぞ穴に入れてノミで調整します。
ここの調整が難しいと思います。
っていうか、まだまだ経験不足で良く解らない部分ですね。
8割ぐらい素手で入って止まればOKかな。
きついと割れるし、弱いとほぞが効かないし・・・。

幕板だけの仮組みもしてみました。

なんとか、脚4本と幕板4枚のほぞが完成です。

今回は、まとまって時間が取れたので一気にここまで進みました。
焦りは禁物。このあたりで焦って失敗しそうな感じがしたので、
本日の作業は終了しました。(2003.6.15)


 

脚の組立てです。
ほぞが、上手く入るか何回か仮組しました。
木工ボンドをつけてハタガネで締め付けです。

座板は駒を使って取り付けるので、幕板に穴を掘っておきます。
前回の椅子は、穴を掘るのを忘れていて全て組んだ後に
苦労して掘ったことを思い出しました。

脚の最終組立てです。
ハタガネで締め付けて、なんとか形になりそうでホッとした瞬間です。

やっと、脚の部分が完成しました。
強度は、剛性があり、これで大丈夫かと思います。

このような脚のデザインは賛否があるかと思いますが、
WAKUは、なんとなく気に入っています。
次回は、座板の製作です。(2003.6.22)


座板の製作です。
手押カンナがあれば、完璧なんだけどな〜ってつぶやきながら
手カンナで接ぐ部分を合わせます。

 

自動カンナ盤で仕上げた4mm厚のウォールナットを2枚入れて
ハタガネ総動員でイモ接ぎします。

座面の彫りです。
どんな方法が一番良いかわかりませんが、
いつものように、トリマーで粗く削り、ノミと手カンナで
段を落とします。

 

座面の仕上げは、サンドペーパーです。
ホームセンターで、曲面のサンディングホルダーを
見つけたので、早速、購入しました。
(ペーパー6枚ついて300円)
座面が曲面なので、これは使えそうです。
削る面にパッドを貼り付けました。

効率よく#1000まで仕上げることができました。
ヤッタ〜!!こんなことでも結構、嬉しいです。

 

コマを作って、座板を取り付けます。

 

ここで、問題が発生〜〜(+_+)
ドライバーで呼び4.1の木ネジを締めてたのですが、
途中で ”ポキッ” って折れてしまいました。
座板には折れたネジが、くい込んでいて、外せないよ〜
(ここまできて・・・・目の前が真っ暗状態のWAKUでした)

こうなったら、気を取り直して荒治療です。
グラインダーでネジの出ている部分を削り、ポンチを打って
2mmと3mmのキリで木ネジの中に穴をあけ、
再度木ネジを締める下穴を作ることにしました。

なんとか、座板が取り付きました。(ホッっとしました)

オスモカラーで仕上げて、脚の先端を地面とピッタリ当るように切ります。

やっと完成だ〜!!!!。(2003.6.29)