花台 ブラックウォールナット、たも、ブラックチェリー
石巻市に住んでいる従兄弟より、花台の製作依頼がありました。
床は濃い茶色のフローリング、藍灰色の革のソファがあり、
高さ50cm、35〜40cm角の天板で収まるそうです。
デザインは、脚から天板が浮いた
先鋭的な花台としました。
また、脚を細くしてシャープな感覚を出しました。
以下は、製作過程です。
脚の製作です。
今回は、通しほぞです。
ごまかしが効かないので、気合を入れてます。
(技術がないので気合だけで・・・・・(笑))
両側からボール盤でφ9の穴をあけます。
ほぞ穴も両側から丁寧に掘ります。
バンドソーで、2本の脚に切り分けます。
材料節約のため、30mm×40mm×600mmの
材料から2本の脚を作ります。
かんなで仕上げます。
4本の脚ができました。
チョッと細いかな?異様なデザインになるのかな?不安・・・(^^ゞ
(2003.7.13)
天板の製作です。
たも、ブラックウォールナット、ブラックチェリーを自動鉋盤で
厚さを揃え、芋接ぎしました。天面は、鉋で平面を出します。
裏面は、反った感じが出るように削ります。
なんか、裏面の方がカッコよくなった感じが・・・・
貫の加工です。
全ての部材加工が終了。
通しほぞにウォールナットのクサビを打ち込み、
強度を確保します。
ここまでくると、考えることは無いので悩まずに
はたがねを使用して、一気に組立てます。
コマ4個で、天板を取り付けます。
仕上げは、オスモカラーのナチュラルです。
なんとか形になりました。
クサビ部分も仕上げました。
デザインのバランスは賛否があるかと思います。
何度かスケッチしてまとめようとしたのですが、
今の実力では、これが精一杯でした。脚を細くするのは、これが限界。
これ以上細くすると、剛性がなくなります。ああすれば良かった、こうすれば良かったと、
色々思いつく所はありますが、これはこれで大満足しています。
(2003.10.4)