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製作過程1   clothty    タモ

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一枚の広葉樹(タモかなぁ)を見つけた。今回は、この板がメインとなります。
春頃から、構想はあるのですが、初挑戦のデザインとなりますので、
上手く加工できるか先が見えていません。
作品名だけはclothと決まっていますが、どうやら試作的に作ることになりそうです。

自動鉋で削りました。板の大きさは、470×230×38mm。
綺麗な姿になって、製作意欲満々となりましたが、思い通りにできるかなぁ・・・

ついに洗濯板が完成しました。
すみません、冗談です。
トリマーで切り込みを入れた所です。

これからは手作業で形を作っていきます。
これからが、大変で、楽しいのです。

clothtyは家具になる予定です。
今加工している板がポイントでして、その部分を作りたかったということだけで加工しています。
手作業部分で四苦八苦中です。それにしても上手く行かないなぁ・・・
ということで、遠巻きに写真を撮りました(笑)
これから、ボチボチ仕上げていきます。

細かな仕上げが完了して、アップで写真が撮れるようになってきました。
難しかったのが布が折り返っている部分。
写真の反対側になってしまったのですが、布一枚分(2.5mm)の厚さで彫る所で悩みました。
3mmのノミで彫ろうとしたのですが上手くいかず、1.5mm幅の平刃彫刻刀を購入しました。
1mm幅が欲しかったけど、なぜか値段が1.5倍位するし、折ってしまいそうな気がして諦めました。

これから、どのような家具にするか。
一番目はお盆にしたかったけど、今後の課題とした。
二番目はスツールにしたかったけど、ちょっと座板が小さい。
う〜ん、小さめのスツールというか、踏み台というか、花台というか、
決まらないけど、短めの脚を付けてみることにしました。
意味は、cloth=布ということで、気分的に「ty」と付けています。
この板、布っぽく見えてますかぁ〜?

clothtyの脚となる材料を見つけてきた。
いつもは色々な材を組み合わせて製作しますが、今回はタモだけで作ることにしました。

clothtyも脚の木取りができました。

「脚は四方転び」で、「幕板は三枚組み接ぎ」の加工。
図面を書いてみたのですが、四方に転ぶとなるとホゾの部分で頭の中が暴走して図面が書けない・・・。
(自分でも頭悪いなぁーと妙に納得)
そこで作戦変更。いつものように現物合わせです(笑)

ホゾが半分できたので、早速、仮組(仮置き程度)してみた。
う〜〜〜ん、う〜〜〜っ、駄目。
どうしてもっとバランスを考えてから作らないのか!と自分を責めた。
最近、焦って作るのでこんなことが多くて反省。
どうしよう・・・、しばらく悩もう(いつも悩んでばっかり(笑))

写真は、幕板を短くして全体のバランスを修正している所です。

幕板の加工です。
R500の曲線にします。
バンドソーで大まかに切ってから、反り台鉋で仕上げています。
ベルトサンダーで仕上げるより、綺麗にいくような気がします。

脚を若干細くしてます。
この加工をするか否か、悩みましたが、手を出しました。
バンドソーで斜めにカットしています。
予想以上に完成までの道程が長いです。

バンドソーで切断した後は、鉋で仕上げます。
このような斜めの方向ですので、逆目が無くて気分よく削れました。
ペーパーで仕上げた面と鉋で仕上げた面は全然違います。
鉋が思ったように使いこなせたらいいなぁと常々思っています。

脚の上面を加工しました。
え〜っと、マイタゲージは15度傾けて、刃は10度傾斜させて切断します。
切る方向を間違えると作り直しになるので、何回も確認して慎重に作業しました。
このように両方傾けて切るのは始めてです。
多々傾いているので、基準となる面が少なくなってきました。

微修正、試行錯誤しながら、組み上げました。

仕上げは、拭き漆にチャレンジします。
(2006.11.19)

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