額縁 (和額) 米松?のような木
WAKUの親父は、刻字も好きです。展示会など近づくと毎日、字を彫っています。
作品を飾っておく額縁(特殊な額縁なので高価らしい)の依頼があり、製作開始しました。
作るよ!と返事をしたら、昔、ゴミの日に拾っておいた木を持ってきました(^^ゞ
これで、作ると言い張る。広葉樹で作るつもりだったのに・・・・(^o^) (2002.8.31)前置きは、これ位にして、額縁は、作ったことがありませんので、我流です
参考にならないかもしれませんが、紹介します。まずは、板から作ります。
バンドソーと自動カンナ盤で、幅45×厚18×長400位の4本を板取します。
トリマー台でデザインを考えて、縁を削ります。
ルーターがあると良いですね。
45度でカットします。卓上丸鋸は、持っていないので、手動のマイターソーで切ります。
額縁製造店で本当は45度ではないと聞きましたが、よくわかりません(^^ゞ
クランプで固定します。締めすぎると接合面がずれるので注意します。
ここからは電動工具を使わないので、夜間作業ができます(^o^)
額縁の中に入れる箱を4mmのベニア合板で作り、クロス壁紙190円/mを貼りました。
額縁店や表具店で、キラキラ光った布も購入しましたが、2600円/mと高価でした。
布貼りも初めてで失敗を考えて、次回製作時に使用することとしました。
裏の紙は、襖(ふすま)の裏紙を使いました。
トンボ?と吊金具?(名称は未確認)を付けます。
最近では、ガラス禁止の展示会が多いので、アクリル板2mmを切って
額と箱の間に、はめ込みました。
また、作品撮影時には、反射するのでアクリル板も外せないといけないそうです。
この方法なら、アクリル板を取り外し(その時は2mmの合板を箱の裏に
スペーサーとして入れる)ができます。
吊金具は、作品の上下方向を指定するのに有効だそうです。
作品によっては、どちらが上向きかわからないものがありますので(^^ゞ
大きさは、344×270×45で、SMと言われる定型。
仕上げは、ワトコオイルです。
No.3作品は、カリンの留めを入れてみました。
今後、広葉樹を用いたり、縁のデザイン、額の大きさ、布、仕上げを変更して
いくつかの額を作る予定です。漆塗りもやってみたいなぁ。
ちょっと単純作業で、同じ物をたくさん作るのは面倒ですが、たくさん作らねば・・・。