ガーデニング

トルコキキョウの育苗 原産地は北アメリカの湿地帯らしい。
キキョウの仲間でもない

【トルコキキョウ育苗の際の超☆注意事項】

気温:昼間最高25℃(高温ロゼットに弱い品種は23℃未満)、夜温最低15℃以下での管理が必要。
根痛み厳禁:移植、圃場への定植、害虫に注意!
高濃度肥料の慢性化:高めの濃度で毎日は危険!


【トルコキキョウのロゼットについて】

上記の温度を超えると、現地では乾季が来る合図。

「このままでは、子孫を残せないし(植物が花を咲かせるのは、子孫を残すため)、自分も耐えれない。」
そのため、花を咲かせない=芯を立たせない=そこにエネルギーを消費しない=エネルギーを他に使える→ 子孫よりも自分を優先!!

…、と言うことで、茎(芯)を伸ばさない(ロゼット状)になり、根を深くに伸ばすようにします。
表面はパサパサに乾いてしまっても、深くには残っていますから…。
水をチョビチョビ吸って、生きながらえ、雨季が来ると、ロゼットを解き、再び花を咲かせるようになります。

これが本能的に生きており、園芸種においても悩みの種になっております。

なお、根痛み=ストレス、害虫=チビクロキノコバエの幼虫=体液である酸を吐く=化学的ストレス、 高濃度肥料の慢性化=化学的ストレスと捉えます。


【ペレット種子の発芽について】

■土作り
一般の土では肥料量や配合上の不足があるため配合しなおす必要が多いと思われる。
理想としては、以下の通りとなる。
赤玉土(中玉:5mmくらい):ピートモスなどの他の素材=7:3〜8:2
市販の培養土で不足する場合は赤玉土を追加すること。
理由は、粒が粗い方が根が太く育ち、生育が促進できるからである。

さらにそこへ緩効性肥料を追加する。
理由は、培養土の肥料は大体30〜40日くらいの肥効しかなく、植え付け前に育つ前に肥料不足になるため。
葉っぱが黄色くなるようであれば2割くらい足してやる。
例として、
夏場の育苗期間:早生、極早生で50日、中生〜晩成で60日(クーラー育苗)。
冬場の育苗期間:早生、極早生で70〜75日、中生で80日、晩成で90日(暖房育苗)。
※冬場は暖房育苗となるが、ロゼット上の問題から上記の温度帯となる。
冷温を受ける時間帯が永いことと日照不足になりやすい点から育苗期間が延びる傾向にある。

夏場と冬場で2割ほど緩効性肥料の量が違ってくることを念頭に入れてもらいたい。
同じ量だと、冬場には黄化現象を示す。

■ペレット種子の種まき
苗床に土をつめたあと、底面灌水によって吸水させておく。
2時間ほど吸水できるようにし、土表面の色が変わってくることを確認する。
落ち着かせるため、1晩おいて翌朝再び底面灌水を行う。
蒸散の激しい暑い時間帯を避け、できれば夕暮れ前に終わらせたい。15時くらいが理想。
表面が乾いているようであれば上から灌水を行う。

途中で乾くと発芽できなくなるため、中途半端に濡らさないこと!
特に手の湿気に注意!
種を播いたら(覆土厳禁)、灌水を行う。
大量に播く際は、数トレーごとで区切って灌水と播種を繰り返すこと。
手の湿気に注意!
灌水はベテランはシャワーでも良いが、慣れないうちはハスを上向きにしたジョウロで優しく飽和を起こさないように必要量を数回に分けて与える。
※飽和…灌水時に水が土表面に溜まる現象が見受けられる。これが飽和である。
飽和が起きた後、灌水をやめると水が土に吸い込まれていく現象が見受けられる。
これが起きると、種や発芽したばかりの苗は沈んでしまい呼吸困難になり、溶けるため飽和を起こさないようにするか、起こしたら引き上げなければならない!
ただ、種子だと引き上げられないため、飽和させないこと。

流れとしては、以下の通りである。

【底面潅水→底面潅水→表面灌水→播種→ジョウロの先端を上向きにしてやさしく(飽和状態にならないように)潅水】

ペレットは底面から吸水してペレットの上面に吸水されて行くが、空気に触れる上面から乾いていく。
表面が乾かないように、ペレットの表面は湿らせておくこと。
初めさえ出来ていればペレットの表面が湿っているように霧吹きでも構わない。


【発芽後の育苗管理】

■発芽時の注意点
発芽がばらつくと、トボレ易くなる。※苗が死に易くなる。
発芽してそのままだと光を求めて徒長するようになる。間引かなければならなくなる。
そのくらいに発芽しないとトボレ易くなる。
理由は以下の通りである。
競合する植物のため、間近(いずれ間引きの必要性が出てくる感覚)に競合相手がいると 我先に光を浴びれるようにと【樹勢を高めるためのホルモン】のような物を生成し、消化することで成長を即している節がある。
ところが発芽がばらつくと、競合する必要性がないためにこのホルモンのような物を生成せず、 風が吹いたときのように一時的に低温を受けただけでも落ちやすくなる傾向にある。

故に勿体がらずに間引く必要性があるほど発芽させるべきである。

■一月目
発芽までに10〜14日ほど要する。
ベタがけ、あるいはトンネルがけにより、過湿状態を作る。
ただし、特に冬場はカビが生えやすいので加温機をまわすなりして余計な湿気を飛ばすこと!
初めの1ヶ月くらいだと子葉と本葉の十字が同じか3:2くらいの成長の時期である。
このくらいまでは余り根っこを張れていないので、灌水時に飽和を起こさないように!
仮に起こしてしまった場合は、引張り上げるようにすること。

ベタがけをしている場合ははずしてトンネルがけにすること!

■二〜三月目
日中トンネルがけをはずして管理する。
初めてトンネルをはぐときは、少しづつ裾をはがしていき、萎れないようであればそのまま少しづつはがしていく。
11〜14時半くらいまでが特に気温が上がりやすいため、灌水には随時注意する。
必然的に灌水量が増えてくるが、夕方の湿気には注意すること!

対に出てくる本葉3段目が展開したら植えつけることが出来る。
2段目と3段目の間の茎が伸びてくることで芯を立たせ、花を咲かせることになるため、その前に植えつけること。


【育苗管理の不良対策】

■腰高の苗対策!
特に冬場に見られやすい傾向がある、腰高の苗対策!
冬場は、ハウス内の湿気が高くなりやすく、また日照不足が起き易いため子葉から下が徒長し易くなる。
一応私の対処法としては、下記の通りである。
●【斜光時間を1時間/1日程延ばしてあげる】
ただそれだけである。当然徒長であるため、灌水量には留意すること!
大体1週間くらいで落ち着いてくる。
落ち着いてくる=目立たなくなってきたら通常の管理に戻す。


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