惟光の名曲アルバム

いま、オキニイリのクラシック音楽のお話

RESPIGHI,Ottorino Feste Romane,Symphonic Poem
レスピーギ 交響詩「ローマの祭」
 陽射しが“イタリア”!って感じだから、イタリアな曲を聴きたい。というと「イタリア」なんて呼ばれる交響曲がメンデルスゾーンにあるけれど、どうきいてもイタリアじゃないんだよね。たとえトスカニーニの指揮でも。メンデルスゾーンって、どこか水彩画なんだよな。
 というわけで、イタリアの、あの赤と白と緑の国旗が象徴するようなコクのある曲を探すと、やはりレスピーギのローマ3部作ではないでしょうかね。「古風な舞曲とアリア」なんて、静かで淋しげで優しい曲なのに、イタリアなんだよね。なんなんだろう、この感覚って。
 レスピーギを聴いた最初は、高校生のころ、東京文化会館で小沢征爾指揮ボストン交響楽団による「ローマの松」。アッピア街道をすすむ軍勢の不気味な迫力はよかったぁ。ボストン響のサウンドがまたよかったんだよね。
 でも「ローマの松」も「ローマの泉」もいいけれど、やはりこの「ローマの祭」がいちばんでしょう。とにかく、うるさい曲で、元気がでます。
今、聴いているDISK Charls Dutoit conducts L'Orchestre Symphonique de Montoreal Recording:1982
ポリドール:F35L−21014


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