ギボン(ローマ帝国衰亡史) | メレシコフスキー (背教者ユリアヌス・神々の死) |
辻邦生 (背教者ユリアヌス) |
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名前 | 人物評 | 人物評 | 人物評 | 引用個所 | 決まった特徴の描写 | 回数 | 個所 |
コンスタンティヌス大帝 | (未取得) | (未取得) | 忘恩、裏切り、野心、冷酷さ。 巨大な体躯、がっしりした首のうえの幅広の堂々たる顔、ぎょろりとむき出した灰色の眼。 |
0-11-1、0-13-1、 | ぎょろりとした眼 (ぎょろりとした大きな灰色の眼) (不安げな灰色の眼を大きくむきだしている) (大きな灰色の潤んだ眼) |
7 | 0-13-1、0-22-8、1-54-5、 1-52-11、1-57-18、 1-57-3、 1-63-1、 |
コンスタンティウス二世 | 弁論術は得意ではない。ウェトラニオに取った態度は賢明で寛大、裏口折衝も充分。臆病者に限って残忍という常例に洩れず、慈悲には一切不感症の人物。和戦いずれにも才幹乏しく、しかも部下将軍を恐れ、閣僚文官をも信用せぬという凡庸君主。小心で猜疑深い。 | 化粧とお洒落をしている。ユリアヌスより小さい。肩幅は広く力は強そう。年取った学校教師のよう。足が曲がっている。堅実で控えめで柔弱より粗暴。 | 父大帝に似た、大きな灰色のぎょろりとした眼を持っていた。ただ、大帝の幅広な、堂々たる容貌にくらべると、顔立ちは細長く、蒼ざめていて、たえず神経を鋭く使い、眉と眉のあいだに深い皺を刻んでいた。そして、慎重で、疑いぶかく、笑顔を見せるようなことは滅多になかった。 一人の真っ蒼な長身の男が両腕をだらりとたらして立っていた。 |
1-74-14、 | 不安そうな、ぎょろりとした眼で、父大帝に似た灰色の大きな眼を不安げに、灰暗色のぎょろりとした眼 蒼ざめた暗い顔、青ざめた、眼の大きい、疑い深そうな容貌、骨ばった面長の顔、蒼白い骨ばった顔、首吊り人のように、死人のようにかたい顔、 |
眼28 顔19 |
1-74-14、1-75-2、2-130-3、2-137-16、2-169-14、1-89-18、2-136-12、2-199-3、2-201-11、2-202-8、2-210-9、2-213-17、3-240-12、3-278-6、4-357-15、4-388-9、5-26-17、5-65-8、5-76-13、5-80-6、5-87-5、6-99-5、6-105-2、6-118-6、6-122-18、6-126-13、6-128-12、6-182-16、 1-89-17、1-90-18、1-96-6、2-136-13、2-137-15、1-103-11、1-106-7、2-199-3、2-201-11、2-210-14、3-278-7、5-65-8、5-75-11、5-73-9、5-81-18、5-86-13、5-86-17、6-118-7、6-126-17、 |
ガルス | 陰性、癇癖、抑制力が皆無。残忍。自分でも諜報活動を行った。強暴で臆病。奔放な激情。 | 甘やかされたわがままな少年。背が高くてしっかりしていて、その皮膚は若い娘のように華奢で白くてすりガラスのようなつやをしていた。眼は明るい空の色。亜麻のように白っぽいふさふさと渦を巻いた髪。子供のようでコンスタンティアがいないと何も出来ないふうに描かれている。 | 乱暴な挙動。 淡い眼の色の、浅黒い、どこか皮肉な感じのする青年。薄い唇は、濡れて、皮肉な感じにゆがめられた。どこか酷薄な、我侭な、ひどく利己的な印象を与えた。 |
1-38、 2-142-7、2-147-13、 |
淡い色をした眼。人を嘲るような光。 薄い唇を皮肉にゆがめて 淡い眼の色の、浅黒い、頬のこけた 薄い色の眼 |
12 | 2-144-1、 2-155-1、2-160-14、2-178-14、2-185-2、2-187-15、3-288-3、3-294-1、5-8-9、 3-288-1、3-291-8、 4-346-6、 |
ユリアヌス | 温厚柔和な人となり、才徳兼備。無骨きわまる挙措。粗衣粗食。隠遁者的な学究研究が現場に生かされている。賢明かつ不屈の勇。仁慈に深く哲人的な性情。真率素朴。希望と危惧、感謝と報復、義務感と野心、名声愛と非難への怖れという、そうした互いに相矛盾するさまざまの感情に、きわめて動かされやすい傾向があった。生来性急。 | 厳格なストア哲学によって教育される。痩せひょろけた血色の悪い少年。黒い髪は剛くすべすべとして、鼻は大きすぎる方だし、下唇は妙に突き出ていた。目はなんとも言えず素晴らしいもので、一度見たら忘れない。大きくて奇妙な、変わりやすい目で、子供らしくない、緊張した、病的に鋭い光を帯びている。例の心弱さと、表面を装う癖と、自他に対する侮蔑の念と、いこじな喜び。 軍人としての訓練をはじめると熱心に武術の稽古に没頭し、戦術研究はもとより一兵卒の技まで理解しようと努めた。自分の急速な武術の進歩を喜んでいる。コンスタンティヌス大帝一門の血が目覚めた。数ヶ月の間に彼はかわってすっかり大人らしくなった。ただ、目ばかりは依然として奇妙な、まるで熱病病みのような、鋭い光を放って燃えているので、一度ちょっと会ったばかりでも忘れることの出来ない印象を残した。軍隊内で自分に対する愛を深め、皇帝に対する憎悪を強めるためにありとあらゆる方策を尽くした。ずるいあいまいな謙抑の表情をうかべて、目を伏せながら、さも犠牲者らしい様子をして見せる。皇帝推挙のときも基本的に全て演技。 皇帝になってからコンスタンティウスに似てきた。(目立って老け、不治の病か狂に近い一心不乱な思想に憑かれている人のようなものすさまじい悲惨な表情がその肉の落ちた顔に現れていた。 |
母親に似た青灰色の眼。 アキレスのような未来を予言。 辛抱強い、温和な性格。 母親そっくりの穏やかな、夢みるような、放心した眼。 ときおり度はずれた興奮に襲われることがあった。 |
0-30-15、 0-28-2、0-31-4、 1-39-4、 1-39-18、1-42-10、 6-154-12、 |
母親に似た青灰色の眼。 母親そっくりの穏やかな、夢みるような、放心した眼。 (人の良い夢想するような眼)、人の良い、穏やかな、灰青色の眼 |
17 | 0-30-15、2-128-3、2-175-15、2-177-12、 1-39-18、1-42-10、3-217-12、3-252-7、4-318-6、4-321-11、4-366-16、5-13-4、5-53-12、5-72-16、5-90-5、6-96-6、6-134-4、 |
コンスタンティア | 冷酷にして野望に溢れた女。人血に渇いている復讐魔女群(フリアエ)の一人と歴史書に書かれる。女としての優しさは捨てている。 | 鬼婆。ガルスの評は「美人ではなかったが、利口な女だった」。悪才を働かせた。 | 大帝に良く似た、灰暗色の大きな眼。 口数は少なかったが激しい性格。逸話がたくさんある。灰暗色の大きな眼は内部の激しい火に焼かれているような、独特な輝きを帯びていたが、その表情や態度はむしろ控えめな、重々しい落ち着きを持っていた。アンティオキアから皇帝のもとへ向かう途中、病死。 |
2-202-18、2-204-11、2-205-2、 | 灰暗色の大きな眼 燃えるような灰暗色の眼 波形にカールした髪束に囲まれた額 |
2-202-18、2-205-2、2-207-7、3-240-8、3-279-18、3-281-11、3-281-16、3-284-15、3-288-1、3-288-9、4-323-15、4-337-10、4-338-14、4-357-2、4-364-4、4-370-1、4-370-14、4-389-6、 3-279-17、3-281-16、3-274-15、 |
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バシリナ | ユリアヌスの母 | 若い。寛大で鷹揚な性格。天性の一種のやさしさと人好きのよさが、皇帝の弟の妃にふさわしい品位をそこなうことなしに、いつか、こうした反感を好意にかえていった。青灰色のすきとおった感じの眼で、見開いていても、どこを見ているか、よくわからないような、ある種の謎めいた空虚な感じを与えた。 | 0-7-1(頻出)、0-9-12、0-14-10、0-15-1、 | 青灰色の謎めいた眼 (謎のような、すきとおった) (夢をみるような、謎めいた) |
6 | 0-15-1、0-21-17、0-26-14、0-30-6、0-33-3、1-42-2、1-98-1、 | |
ドミティアヌス | 東方属州民生総督。テオフィルスの調査に来て、帝に言われていたような丁寧な態度を取らなかったために殺される。 | コンスタンティアにより処刑 | タラシウスの後任の東方総督、頭のはげた、あごひげの見事な、初老の、短気な、自負心の強い、貴族。 | 4-342-15、4-343-18 | 禿げ頭 | 2 | 4-351-3、4-354-6、 |
モンティウス | 帝室財務官。テオフィルスの調査にドミティアヌスとともに派遣される。ガルスの帝室財務官である彼がなぜ派遣されたのかという疑問もある。ただし、ドミティアヌスを擁護して同じように殺されている。一応経験も才覚もあるが、軽率で大事を誤ることが少なくない。 | コンスタンティアにより処刑 | ドミティアヌスの補佐。財務官。痩せた、浅黒い、傲慢な人物。たえず草の茎を口にくわえていた。 | 4-343-12、 | 傲慢な浅黒い人物、浅黒い、痩せた | 3 | 4-347-4、4-349-15、4-353-7、 |
パルバティオ | 元来はガルスの親衛軍事司令官。裏切った。歩兵団司令官。ゲルマン族本拠への遠征の際、ユリアヌスを見殺しにする作戦行動をとる。 | バルバティオン。侍従。ガルス処刑執行。 | 長外套の、背の高い、窪んだ暗い眼の男。将軍。ガルスを逮捕する。 | 4-378-6、 | 窪んだ暗い眼 | 3 | 4-378-11、4-379-8、4-380-13、 |
エウセビア | コンスタンティウスの妃。才色兼備。歴史家は絶賛。ただし、ユリアヌスとヘレナには嫉妬? 懐妊のまま亡くなる。注釈にあるが、ユリアヌスとヘレナとエウセビアの関係は虚説らしい。181-29注 | 疲れたような青白い目をしていた。大分な年恰好の婦人、華奢な品の良い顔立ち。意地悪い嘲笑が彼女の刺すような目に燃え上がることがあった。彼女の微笑が帝の心を未だに支配している。ユリアヌスの庇護者。コンスタンティウスは彼女の死後、ユリアヌスとの関係を疑う。 | 茶色の明るい眼には、どこか涼しげな、甘やかな感じがあり、笑うと、まぶしそうな感じに目が細くなった。単に控えめな、内気な、書物好きな女ではなかった。時には女官長が舌を巻くほど大胆に政治干渉した。そのため侍従長のエウビウスの勢力と対立することもあった。 何かに熱中し逆上することは、滑稽で醜くあさましいと思っていた。だが、病気から救われたために生の動かしがたい姿(厳粛さや暗さ)を知った。 |
5-26-1、5-26-11、5-27-4、5-38-16、5-40-16、 | 子供じみた、柔和な、茶色の眼、どこか涼しげな、甘やかな感じ、 ほっそりした綺麗な顔立ち、柔和で親しみ深い、 花の匂いに似たかぐわしい香り |
23 | 5-26-4、5-37-15、5-42-16、5-54-8、5-72-1、5-73-18、5-76-9、5-78-15、5-80-4、5-88-1、(6-109-7)、6-119-2、6-120-6、6-133-14、6-136-14、6-141-9、6-143-11、 5-26-5、5-54-8、5-79-4、5-88-2、6-120-6、 5-55-1、6-142-14、 |
ウルシキヌス | シルウァヌスを暗殺。東方帝国領を突如解任される。 | 浅黒い、頬骨の突き出た、鋭い顔。窪んだ眼窩、人を探るような目。 | 6-167-14、 | 浅黒い、頬骨の突き出た 窪んだ眼窩、人を探るような目 |
7 | 6-167-14、6-168-13、6-169-17、、 6-167-14、6-169-6、6-170-7、6-176-6、 |
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テオフィルス | 前の人とは別人? 司教。インド人 | 祈祷治療で有名な高僧。ガルス処刑後の関係者の裁判で処刑者リストに名前が載っていた。浅黒い肌と、骨ばった魁偉な容貌から俗に印度人と呼ばれていた。ガルスやユリアヌスとも遠回りに関係がある。 | 5-28-11、5-29-5、 | 印度人テオフィルス 浅黒い、魁偉な顔、鋭い眼 高僧 |
6 6 7 |
5-30-1、5-30-10、5-31-1、5-63-1、5-64-14、5-68-2、 5-31-1、5-34-14、5-35-8、5-63-1、5-63-18、5-64-8、 5-35-18、5-40-18、5-46-6、5-47-2、5-48-9、5-62-10、5-62-18、 |
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グレゴリウス | キリスト教の司教。風来の人物。 | ギリシアに心を寄せるものにとってはもっとも手ごわい敵。キリスト教の司教 | エウセビウスの亡き後、東方教会を背負って行く主要人物の一人。長身で、燃えるような眼をした、痩せた。 | 2-149-14、2-151-9、 | 燃えるような眼 | 2 | 2-151-9、2-196-2、 |
ペンタディウス | ユリアヌスの総理格。正帝就任の時、コンスタンティウス帝への使節として派遣された。 | ガルス裁判の将軍ときの宮廷公証人。 | 4-383-3、 | 近眼の | 4 | 6-99-7、6-99-17、6-101-3、6-109-13、 | |
アリピウス | 高徳の碩学。人徳の師である半面、きわめて厳しい正義感と毅然たる勇気の持ち主。ユリアヌスの友人で政治的の登用。エルサレム神殿の建築を頼んだ。 | アンティオキアの高官。エルサレムのソロモン神殿の再建を託した。ユリアヌスの親友で、前ブリタニア総督。 | リバニウスの高弟。アテナイでユリアヌスに出会う。年よりずっと落ち着いた感じがあり、縮れ毛の髪をし、黒い陽気な眼をしていた。ひょろりとした上半身。 | 6-145-17、 | 黒い縮れ毛の | 1 | 6-154-5、 |
プリスクス | エウゲニウス。ユリアヌスの親友。。ピタゴラス派の。 | アテナイでユリアヌスが通った学塾の長。大きな禿げた頭をした、重々しい顔の哲学者。荘重な態度。 | 6-150-1、 | 大きな禿げた頭 | 1 | 6-160-2、 | |
アテノクレス | 大帝直属の軍を率いる将軍。太い眉の下から眼をぎらぎら光らせた、鬚面の大男。どんな下層の兵とも気やすく話したため信頼されていたが、怒ると手がつけられない。強力の持ち主。ユリウス殺害に関してキリキアへ追放。後にペルシア攻略のため皇帝によって再び召還される。ムルサの会戦で戦死。 | 1-67-12、1-68、 | 太い眉の下から、光った目 眼をむきだし 黒い毛の生えた指をぽきぽきならす |
7 | 1-67-12、1-69-10、 1-107-12、1-107-17、 1-107-12(これ以前にも有り)、2-187-4、4-327-4、 |
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アバルバレ | 皇妃付きの女官。ユリウスに反感を抱く。 | 黒い小さな眼 | 1 | 1-93-2 | |||
ヘゲシアス | ユリアヌスノ離宮を襲った軍隊の隊長。若く、浅黒い肌をした、眼の鋭い隊長・ | 1-107-1、1-108-12、 | 浅黒い精悍な顔 | 2 | 1-108-12、1-109-1、 | ||
ゾナス | 金髪をくしゃくしゃにした頭の大きな若者。青い、陽気そうな眼。陽気な表情。 ゾナスといって、アルメニアの国境に近い小都市の衛兵隊長の息子。軍隊勤めを嫌って母方の親戚の財産を継ぎ、好きな文法学,修辞学で身を立てるために故郷の町を出た。気軽に誰にでも話しかけ良く笑ったが、話し方にはどこか皮肉な調子があり、世間のことにも良く通じていた。親切な男。 |
2-189-14、2-193-12、 | 金髪をくしゃくしゃにした。 青い、陽気そうな眼。 金髪をかきあげて、陽気な青い眼で。 |
10 17 3 |
2-189-14、2-192-18、3-222-10、3-223-7、3-258-13、3-265-3、4-306-18、6-151-13、6-156-9、6-164-16、 2-189-14、2-190-2、2-190-5、2-191-2、3-222-10、3-222-14、3-224-5、3-225-11、3-258-17、3-260-7、3-260-18、4-307-12、4-308-5、4-309-13、6-151-13、6-154-5、6-165-3、 2-194-5、3-296-15、4-310-8、 |
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ゲルギス | ビリタスの相手役。背の高い、ぎょろ眼の、陰謀家めいた表情の若者。 | 2-194-15、 | 背の高い、ぎょろ眼の 出っ歯で陰謀家けいた顔つきをした |
3 | 2-194-15、3-265-1、 3-265-1、 |
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アイギナ | ビリタスの上の娘。重い瞼をした、おとなしい美人。ゲルギスと婚約していた。 | 2-194-18、 | 重い瞼をした、おとなしい美人、 | 4 | 2-194-18、3-265-2、3-267-2、4-320-9、 | ||
ディア | ビリタスの下の娘。色の浅黒い、卵型の可愛い顔をした娘で、黒いきらきらした眼は、甘美な微笑を浮かべたナウシカアの眼のよう。声を立てて笑う。 | 2-195-1、 | 色の浅黒い、卵型の可愛い顔、 しっとりと熟れたような腕 潤んだ黒い眼 黒い眼をきらきら光らせて、黒曜石のように光る挑むような眼 |
9 15 |
3-266-5、3-269-14、4-313-3、6-97-7、 3-266-13、3-269-16、4-315-13、4-362-6、6-97-5、 4-313-6、4-313-9、4-315-9、4-318-5、 4-314-11、4-319-12、5-52-5、6-97-8、6-98-10、6-99-4、6-102-15、6-104-13、6-114-11、6-155-8、6-155-11、 |
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エウビウス | エウセビウスとなっている。 | エウセビウスとなっている。 | 侍従。ニコメディアの離宮から、ユリアヌスに仕えることになった。宮廷会議の書記から政務官に昇進した男で、宮廷内でも抜群に頭の切れる役人の一人とみなされていた。控えめな人物で、浅黒い、ぬるりとした感じの顔立ちをしていたが、薄い眉のしたの黒い眼は、たえず皮肉な微笑を浮かべ、油断なく相手を見抜こうとする冷たさが漂っていた。宮廷の侍従長に抜擢。 | 3-217-14、3-218-1、 | 皮肉な微笑を浮かべた。油断なく人を見抜く、浅黒い、皮肉な人物、ぬるりとした感じの顔、鬚のない、つるりとした、 薄い眉のしたの皮肉な黒い眼、皮肉なまるい黒い眼、窪んだ眼、 |
10 17 |
3-218-1、3-220-10、3-252-5、3-255-3、3-275-15、4-329-15、5-48-17、5-67-5、5-83-9、6-96-18、 3-243-13、3-254-2、3-255-13、3-274-17、3-275-16、3-285-8、4-329-16、4-383-1、5-48-4、5-83-8、6-101-11、6-109-11、6-110-8、6-112-4、6-119-5、6-119-18、6-120-16、 |
ゲラダス | ガルス亡き後、ユリアヌスを護送するために向けられた兵の隊長。痩せて、顔色の悪い。笑うと黄色い乱杭歯が外にむきだしになった。 | 5-8-17、 | 黄色い乱杭歯 | 2 | 5-44-10、5-45-2、 | ||
ペガスス | 廃墟イリオンの司祭。背が高く、痩せて、禁欲的な暗い顔。眼は燃えるような激しい光り方をしていたが、ときおり、それは、急にうつろになった。 | 5-14-17、 | 痩せた、禁欲的な顔、蒼黒い色、暗い眼、背の高い、 | 3 | 5-19-4、5-20-2、5-21-12、 | ||
テオノエ | エウセビアの女官長。二重顎に支えられた、がっしりとした顔立ち。キリスト教徒ではあったが、とりわけ信心深いというわけではなかった。むしろ理にかった女性で、意志的。 | 5-24-3、5-28-18、 | 二重顎、大きな忠実な眼、忠実な牝牛に似た大きな眼、 | 7 | 5-74-17、5-94-11、6-130-7、6-131-2、6-132-9、6-180-4、6-180-7、 | ||
アエクス | 眇めの神学者。ガルスの使い。ユリアヌスのアクィレイア幽閉中、テミスティウス、ティオフィルスとともに釈放に動く。 | (以前にも出)、5-62-12、 | 眇めの神学者 | 4 | 5-62-12、5-62-15、5-63-63-9、5-64-8、 | ||
ケルスス | リバニウスの高弟。アテナイでユリアヌスに出会う。ほとんどユリアヌスと同年で、小柄で色白で、温厚。リバニウスに気に入りそうな童顔で、青い眼のしたにそばかすが散っていた。前歯が欠けていて、そのせいか奇妙に人懐っこい感じがした。 | 6-145-14、 | 若い | 6-154-5、(その後出有り) | |||
ヒッピア | (出てきたような気がする) | プリスクスの若く美しい妻。眼の大きな、頬のこけた、病的な、ほっそりした美しい婦人。大きな黒い眼。キリスト教にも理解を示している。 | 6-150-16、6-160-4、6-161-17、 | 黒い眼、病的な、 | 2 | 6-161-17、6-162-15、 |