スノークの図書館

ー惟光の読書案内ー

今、こんな本、読んでる。面白いからみんなにも薦めちゃおう!
  惟光の感動度……3スノーク:ぜひ、学生に読ませたい!
               2スノーク:これ、いい。勉強になった。
               1スノーク:惟光の好み〜
著者 書名 惟光の感動/惟光の一言コメント 出版社 出版年 価格
池田亀鑑 古典学入門 岩波書店
岩波文庫 青184-1
1991-5
平成3年
¥460
古典文学講読の授業で、〈「古」=十+口・「典」=冊+几〉=古典は多くの人々に伝わる大切で価値在る書物のことだ、と講義する時のネタ本がこれ。もともと1952年(昭和27年)に刊行された『古典の読み方』という本で、岩波文庫に収録されたもの。池田亀鑑は古典学者として有名だし、なによりその蔵書が「桃園文庫(とうえんぶんこ)」として東海大学が所蔵しているので、東海大学の日本文学科の学生なら、知っておかなくてはならない学者です。「古典文学講読」「日本文学原書講読」受講学生は必読!(ただし、岩波文庫なので品切の可能性もあります…だから教科書にできないんだよね…)
岡野友彦 源氏と日本国王 講談社
講談社現代新書1690
2003-11
平成15年
¥700
+税
源氏という氏族の本質についてわかりやすく切り込んでいます。序章、第一章あたりはオススメ。古代文学を読むとき、役に立てられるはず。後半は歴史ファンなら読みましょう。
西條 勉 古代の読み方
神話と声/文字
笠間書院
古典ライブラリー10
2003ー5
平成15年
¥2800
+税
西條先生の論考集。Tの「本文と注釈/翻訳」「摩耗するパラダイム」の章がとくにオススメ。(伊藤一郎先生の授業が、いままで以上に面白く楽しめるようになるかも?)
ササキバラ・ゴウ 〈美少女〉の現代史
-「萌え」とキャラクター-
講談社
講談社現代新書1718
2004−5
平成16年
¥700
+税
男性の視点から見た<美少女>というキャラの成立について。目的を見失った男性が自らの行動を女性によって目的化するところに絶対的価値をもった<美少女>がキャラとして立ち上がってくるというところはナルホドと思いました。
草薙聡志 アメリカで日本のアニメはどう見られてきたか? 徳間書店 2003−7 ¥1800
+税
加賀野井秀一 20世紀言語学入門
現代思想の原点
講談社
講談社現代新書1248
1995−4 ¥650
昔読んだ本ですが、最近また読んでみて、やっぱり読んでおくといい本だと思いました。


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