今日の話題

六條院アシスタント
日影の君の
一言エッセイ
六條院アシスタント
日溜の君の
一言エッセイ
気付けば桜も、葉になってしまいましたね。
自分の置かれている、新しい環境に慣れるのに精一杯で、季節の移り変わりに目をとめる余裕が無いのも、何だか寂しいです。
新入生のみなさん。キャンパスの四季、よく見て感じてくださいね。

鉄人28号

(4月16日)
冬の日だまりのぬくもりも、
そろそろ春の南風のさわやかさに
役目をゆずるころかしら。
でも、わたしは一年中、がんばるもん。
日溜日記:4月4日更新
どうしたの?
ショックでかい…
いかりや長介に次いで、また一人…逝っちゃった…
誰ですか?
横山光輝。マンガ家だよ。
すごーく影響受けたの。(あやかし文庫参照)
どんな作品があるんですか?
あまりにたくさんあって。知られているのは『三国志』かな。中国古典シリーズではほかに『項羽と劉邦』『水滸伝』などががある。最近は『殷周伝説』という「封神演義」のマンガ化作品が刊行されてた。でもそれより『鉄人28号』や『ジャイアント・ロボ』といったロボットまんがや『魔法使いサリー』の作者といったほうがわかるかな。『仮面の忍者 赤影』なんてのもある。
センセイが好きな作品は?
『魔法使いサリー』って、いわゆる魔法少女モノの原典だからね。『セーラームーン』のご先祖様みたいな作品。
でもやっぱり『鉄人28号』だよ。
どういうところが好きなんですか?
『鉄人28号』には古くからある〈秋田書店版〉コミックス(全10巻)と、最近でた〈文庫版〉(正・続)があるんだけど、文庫版を読んでごらんよ。鉄人の誕生からスリル・サスペンスとかシャネル・ファイブとか村雨兄弟とかが登場するあたりの話がすご〜く面白い。
どういうところが面白いの?
無国籍な場面設定に加えて、なんといっても話の展開のテンポだよね。ハリウッド映画より小気味いいスピードで事件が連鎖的に進んでいくし、ミステリ的要素もはいってるの。
無国籍な場面って?
たとえばパトカーの走っている場面なんか、うしろの街が、日本じゃないの。どちらかといえばニューヨーク。いいかい、この作品って昭和30年代なんだよ。まだ高度成長時代以前ということを考えるとすごく都会的。海岸なんかも日本とはちがう気がする。
ふ〜ん。
ギャングだとか怪盗だとかマッドサイエンティスト、スパイが入り乱れて鉄人の操縦器を奪い合うんだけど、さらにいろいろなロボットが出てきてね。バッカスとかブラックオックスとか。さらには人造人間モンスターも登場。
なんだか、ナンデモアリって感じですね。
そう。ないのは恋愛だけ。
ほとんど女性が出てこないんだよね。大塚署長や敷島博士の奥さんくらいで。
まあ、女の子は『魔法使いサリー』担当ってことかな。
ええ、ヒロインいないんですかぁ?
そう。少年マンガだから。そういう時代なの。
センセイがヒロインなしの話をとりあげるの、ヘンな感じ。
ぼくのイラスト歴は『鉄人28号』の絵を描くところから始まってるの。
手塚治虫より横山光輝の方がぼくは好きだったから、
ショックでかいなー。
公邸入口

過去の話題

話題数:9 私邸入口
お帰り口