速攻戦略進化

◇目的
前衛の時やH2H等をはじめ、早い進化を求められる展開は非常に多く、また早い進化によって 先手をとることができる。速攻進化の仕方を習得することで、相手が海付きだったり、ミノアや マケドニアのようなほうっておくと大変なことになる文明だったときの対応戦術として 使うことができる。

◇速攻戦略
速攻戦略イコール攻撃主体とした戦略である。理想的には相手の軍がそろう前に軍隊の質で勝負 をかけ、相手の生産力を削ぎ、自分と同じ土俵またはそれ以下に引きずりおろす。つまり第一目標は 相手の町の人であり、もっともよく用いられるのは騎兵、ラクダ+斥候を用いた編成となる。 速攻の命となるのは進化時間であり、町の人の数はギリギリでありよく言われる細い進化を用いる。 細い生産力で戦うこととなるため、非常にシビアな進化、内政バランスが要求される。

◇石の時代
とにかく道具の時代への進化を早くするために食料の採取を第一目標とする。この点ではペルシアや 食糧消費の少ない漢などが非常に有利だ。場合により例外はあるが、基本形としては以下のことに 心がけて石の時代を過ごす。

@木こりの人数は5、6人以下
A最初の森に貯蔵庫を建てる際は食料と同時に取れる場所を狙う。(釣り、象がベスト)
B常に食料の探索を欠かさない
C壁を張るポイントを探す


@に関しては、通常よく使われる漁船をつかった進化に慣れている場合が多いため、この人数を常に頭にいれておいてもらいたい。人数は経験による目安なのでベストな人数とは言い切れない。
Aに関しては、食料採取のための建物を節約できること、早くから採取を行うため食料が貯まりやすい。というメリットがある。デメリットとしては木の採取の効率が悪くなる場合があること。ただし、速攻の場合、木よりも食料の優先順位が高いこと、木を大量消費する展開になってから貯蔵庫の立替による修正で対応できることからこのデメリットには注目しない。
Bに関して、進化の基本ともいえることであるが、食料が見つからず、時間をロスしてしまった時点でこの戦略は破綻するため、常に食料を見つけておかなければならない。
最後にCに関して、速攻で使うユニットは主に騎兵やラクダであり、防衛ユニットとしては扱いにくい。また、生産力が限られるために、一度内政を荒らされるとそのままペースを大きく崩してしまう場合が多い。できるならすべての方向に壁を張るつもりでいたい。具体的な道具押し時間は7分後半〜8分台を目指したい。8分即押しタイムラグなしの理論値ならば町の人を27人つくることができる。

◇道具の時代
速攻進化で食料の供給を採集から畑へスイッチしなければいけないので感覚が難しい。最低限必要な木以外はすべて畑にまわしてしまうのが簡単で良いだろう。道具inで採集を続けているくらいでないと即青銅押しは難しい。可能ならば道具の時代の建物を2個立てる間に1人生産すると良い。青銅の時代への進化を押したあとは出来れば斥候を出して相手の壁を阻止する。また、市場の研究は金の採掘を最優先とする。採掘を研究すれば金堀5〜7人、木こりは可能な限り少なく、前線農民2人、あとはすべて食糧生産とするとバランスが良いだろう。可能な限り武器と防具の研究を行う。青銅の時代への進化ボタンは10分台〜11分台前半には押しておきたいところだ。

◇青銅の時代
青銅の時代に入ったと同時にラクダ、騎兵をフル生産する。資源状況によるが小屋の数は2〜3個あたりが適切だろう。木こりは家と畑をちょくちょく張れる程度でよい。市場では車輪の研究だけは押したい。万が一攻められた場合に逃げることができるようになるのが大きなメリットであり、移動速度の向上はすべての内政に影響するため、他の研究に比べて効果が大きい。道具の時代からの内政バランスで食糧生産がメインとなっているため、町の人の生産は意外と楽に行えるはずだ。勝負は20分までで、その間に相手の生産力を削げるだけ削ぐ。このときラクダと騎兵をできるだけ消費してはならない。このあとで資源をすべて内政拡大につぎ込むことで鉄に行く場合に使うためだ。鉄の時代をまかせられる味方がいた場合はこのまま騎兵とラクダで戦い続けるのもよいが、戦車兵などにシフトするのも良い。

◇結言
時間を勝負ポイントに使う戦い方である速攻について述べた。ペルシア、大和などの文明ではこの戦略がもっとも強いだろう。ローマやフェニキアなどにも応用できる。ひとつの手段として身に着けておくと有効な場面は多々あると思われる。

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