前衛と後衛

◇序言
8人戦においてほとんどの場合2人ずつに分かれて各戦略を進める。ここでは前衛と後衛の各役割、求められること、戦略的な立場について述べる。

◇前衛の役割
前衛は敵の攻撃に直接さらされる可能性が高く、近くが戦場となる。前衛に求められる役割は大崩れしない展開をつくることであり、ゲームコントロールである。そのためには早めの進化は必須であり、地形の把握ができなければならない。前衛の地形報告はその後の後衛の動きに大きく影響を与える。効果的な前線位置、相手側の地形状況などの報告は忘れずに行いたい。道具戦から始まる場合がほとんどで、できるならば先手をとって行きたい。もっともしてはならないことはすぐに後衛に影響が出る位置まで戦線を下げることである。生産力が勝っている場合は軍隊でもこれが可能であるが、そうでない場合、壁やタワーなどを活用できれば良いだろう。常に忘れてはならないのはもっとも戦況を見ることができるのは自分であることである。ペースを作ることができたら、次に必要なのは後衛が働きやすいようにすることである。これは非常に難易度が高い役割ではあるが具体的には相手の攻撃を自分で受けてかつ自分が死なないようにすることである。自分がゲームメイクから決めるところまでもっていける自信があるならば自分が安全になるような展開作りをしても良いがなかなかそういう場合は少ない。後衛がやりやすいようにすることが前衛の仕事である。

◇後衛の役割
後衛は前衛を助けつつ、全体的なゲーム展開を読み、マップ中央部の制圧なども行わなければならない。このためにはまず青銅に早く進化すること。できるだけ前線は戦闘位置に近く置いた上で自身の防御もできていることが求められる。壁を使うのがもっとも手っ取り早いだろう。前から軍隊を戻すのは無駄であるため全方向の壁を張ると楽だろう。後衛は前衛よりも状況がやや楽であるため、その分軍量や内政を進めるのも速くなければならない。前衛よりも多くの軍隊を作る上に内政もできていなければならず、かつゲーム展開の把握も必要で総合的には前衛の仕事と後衛の仕事では後衛のほうが技量が問われる。展開力を上げる工夫などもすると良いだろう。それには早い時間での文字の研究とタワーを扱えるようになると大きく伸びるだろう。

◇前衛と後衛
前衛と後衛のもっとも最強の戦術は前衛の本気道具から後衛の速攻につなげる戦術である。この場合前衛がしなければならないことは相手のペースをとにかく乱すこと。第一に壁を張らせない。敵の内政位置を知ること。敵後衛が動けないようにする。以上のお膳立てを前衛がした上で後衛が速攻をかけ、土地の確保も行うことができれば非常に有利な展開となる。
一緒に戦う方法とは別に2人分かれて戦う方法がある。基本的にはどちらかが中央側に展開し、2方向から敵に圧力をかけることである。この場合各個撃破をされないことが必要だ。川などとりあえず前衛が1人でも戦線をもたせることができる場合に中央展開をすると効果的である。他には前衛が青銅をなんとか1人でもたせることができる、または押せ押せの時は後衛が即内政で早めに鉄の時代へと行くといった流れもある


◇結言
ここでは前衛と後衛の位置づけについて述べた。まとめると前衛がゲームをつくり、後衛が決めるという流れが王道であるということだ。結果として勝てた場合、それは前衛の栄誉であり、負けた場合は前衛後衛双方の責任である。前であろうと後ろであろうとまず必要なのは自陣の防御能力があるかどうか。これでほとんどが決まるだろう。前衛で強い人こそが強いプレイヤーであり、後衛で強いのは当たり前である。むしろ後衛ができない場合は完全に戦犯と言われても仕方がない。

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