視界確保は隙を減らす


前線を抑える


外周船対策

タワーのすすめ

ローマやバビロニア、朝鮮など塔にボーナスがある文明以外あまり用いられることがない塔について書きたいと思う。
使わないプレイヤーに聞いてみたところ、難しい、石を掘るのが面倒等が主な理由だ。確かにその分を木こりや金掘りにまわして軍を増やすのもひとつのやり方だろう。ただ、そういうプレイヤーからしても、タワーを使いこなす相手は厄介であり、苦戦していることも事実だ。そんなタワーの使い方をまとめてみた。

・海戦の援護
一番使われているのがこの使い方だろう。特に川マップなどでは道具の時代に入って即塔の研究をして建ててしまえば偵察船ではなかなか壊せない。できることなら川全体にタワーを建ててしまいたいところだが石が足りないだろうから浅瀬に置いておきたい。敵の船に張り付かれるといったことが防げるはずだ。ただし、進化が遅い場合などは先に敵の船が出てしまうため、建設農民が殺されることもある。川を取られたあと等にも有効だ。沿岸に建ててしまえば、そこに敵の船が居座ることができないため、そこから反撃用の港を建てたり、内政地を守ることもできる。敵の船が沿岸に張り付かれた時も、射程ギリギリのところには建てることができるので、追い返す手としても使える。要するに鉄の時代以前の船は塔に弱いのだ。

・重要地点の防御
前線の前にタワーを置いて敵の侵攻を妨げるのがこの使い方だ。前線小屋より少し前に置いておけば敵が突入しにくく、小屋にも張り付かれないですむ。相手はこれを壊すためには投石機を用意しなければならなく、弓と組み合わせておいておけば軽投石などはすぐに破壊できる。タワーの射程内ならばこちらが有利であるため操作量にも余裕がでる。ミノア対策にも有効だ。盾というイメージで建てることができれば使いこなせるだろう。

・視界の確保
視界を確保するという意味での使い方もある。自分の島の見えないところに建てておくことで上陸や裏小屋の警戒になる。また、全体的に用意できれば荒らしに来た敵兵士、戦車弓などが居座ることができないので非常に防御が楽になる。ただし気を付けなければならないのはタワーの攻撃力は低いため、それだけでは守れないということだ。軍との組み合わせでタワーは力を発揮する。

・攻めとしての使い方
いわゆる"TR"というやつである。敵陣や敵の前線に軍が突入するのと同時にタワーを建ててしまう。これにより敵の生産が非常にしにくくなる上、敵の動きまで見えるようになる。あとはその前線を壊してしまえばそこは確保だ。また、タワーの厄介な点として投石機や多数の近接ユニットでないと壊せないという点がある。これを利用して資源を射程内におさめたりすると強力だろう。

使い方は上のような使われ方がほとんどだ。すべてに共通して言えることはタワーは補助兵力であるということ。組み合わせることで本来の力を発揮する。ここを理解してタワーを使えるか否かで力量が大きく変わるだろう。タワーを利用することで一気に大崩れすることも防げるため安定度が増すだろう。

次にタワーを建てるための内政について述べたい。タワーを建てるためには石が必要だが、この石はタワーと壁以外に使わない。わざわざ石のために貯蔵庫を建てるのもきつい時があるだろう。理想的なのはガゼルや象、森用の貯蔵庫で石が同時に取れるような資源配置で石を掘るやり方だ。道具押しから3〜4人で掘っていけばあちらこちらに建てていくことができる。そうでないときはどうするか、最初は軍のみで戦い途中から掘るやり方も有効でありお勧めしたい。青銅の時代で内政を拡大するときに2個目、3個目の町の中心を建てる時に石のところで建て、4,5人で掘れば良い。その頃には4,5人割く余裕はあるだろう。その中心まわりにそのまま畑を張れば有効に使える。また、タワーを使う時には石の採掘の研究を必ずしたい。かなり効率が上がる。最初から使わずとも途中からでかまわない。余裕ができ、戦略の幅が広がるので是非試していただきたい。

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