『舞-HiME』ラジオドラマ台詞集 第一話〜第五話

なるべく正確に聴き取れるよう心がけていますが、間違っている所もあるかもしれません。
嬌声や物音などは省略してあることも。

第一話 「はじまりのころ」 (TV第3話の後) 11/28日放送分
(舞衣の語りによる、舞衣、千絵、あおい、楯、命。舞衣は舞衣は脇が弱い、という話。)
(鐘の音)
舞衣(心の中で):私がこの風華学園に来てから、1週間が過ぎようとしている。転校前日から、いろいろと激動の日々が続いたけど、今では一応落ち着いて、私もようやく普通の女子高生として毎日を送れるようになった。
千絵:まーい! あ、よけた。
舞衣:そうそう何度もやられてたまるもんですか!
千絵:ふ〜む、人間とは、学習する生き物なのだな。
舞衣(心の中で):私の後ろの席にいるのは、原田千絵ちゃん。自称・学園の事情通。面白そうな事には何でも首を突っ込んでくる。色々ばれないように気をつけないと。
舞衣:もう、ほんとにあたし、脇弱いんだから!
あおい:隙あり! わ〜お、ほんといつ見ても見事な反応!
舞衣:瀬能あおいちゃん。1週間付き合った印象では、とにかくミーハー。天然なのか狙いなのか、時々繰り出してくるボケは(以下省略)




第二話 「らんじぇりー・らぷそでぃー」 (第4話の後) 12/5放送分

なつき:ここだ。
舞衣:へえ〜、かっわいいお店〜! こんなとこあったんだ。
命:なあ舞衣、何が食べられるんだ?
舞衣:違うわよ、ここは下着を売ってるお店。
命:ふーん。おお、このブラとかいうやつだな!
舞衣:なっ、もう、命、気軽に揉むなっつーの。
命:舞衣、私もブラしてみたいぞ。
舞衣:はいはい、千絵たちにも言われちゃったしね。確かに、中3でノーブラはまずい感じだし、今日は玖我さん持ちだし?
なつき:ったく…。ここは私の馴染みで、インポート物もたくさん扱っている店なんだ。お前らに弁償するには、ドトーヨーカドーで十分という気もするんだが。
舞衣:あっ、偏見! あのブラ割と高かったんだから!
なつき:そうだったか?
舞衣:そうよ。私のサイズだと、デザインも色も割と限られちゃうんだもん。誰かさんと違って。
なつき:うるさい! 行くぞ。
(ドアを開ける音)
命:おお、すごいぞ舞衣!お花畑みたいだ!
舞衣:高そー。
静留:おこしやす。
なつき:静留!
舞衣:会長さん?
命:ん?
静留:あらま、嬉しいお客さんやわぁ。
なつき:どうして静留が。店長は?
静留:うちもここの馴染みでな。ちょっと用があるさかいにって、店番頼まれましたんや。
舞衣:ねえ、玖我さんって会長さんと知り合いなの?
なつき:まあな。
舞衣:へえ〜、なんか意外。
静留:ふふっ。さ、今日は何探しに来はったん?
なつき:ああ、こいつらのブラをな。
静留:や〜、残念やわぁ。なつきの買うんと違いますん?
なつき:(何かにぶつかりつつ)いや、い、いい。あ〜、今日は、私は、いい。
舞衣:どうしたの?玖我さん。確か、あなたも
なつき:いいんだ!
静留:そうどすか。ほんなら、鴇羽さん。ちょっと失礼しますえ。
舞衣:やっ!んっ…あっ…(じたばたしつつ)
静留:ん〜、EとFの間くらいやなぁ。張りがあるさかい、今のこのブラ、ちょっときつおすやろ。
命:舞衣!
なつき:やっぱり。
命:ん?
なつき:静留は、その…上手いんだ、すごく。
命:何が?
なつき:お前は知らんでいい。
舞衣:はぁあぁ〜っ!
(一段落。)
舞衣:はー、はー…。
静留:せっかく大きいてええ形な胸してはるんやから、下着も気ぃつけへんとあきまへんえ。な?なつき。
なつき:まぁその、そうだ。
命:舞衣、真っ赤だぞ?
舞衣:ちょっと…はぁ、すごかった…。
静留:鴇羽さん。
舞衣:はっ、はい?
静留:色の好みとか、あります?
舞衣:あぁ、えっとー…
静留:ふ〜ん、やっぱり清楚に白とかが似合いそうどすなぁ。この淡いブルーなんかも、ええ感じやねぇ。そうそ、これなんか、インポート物のEやけど、カップも大きめやし、きっとしっくりくると思いますわ。
舞衣:はぁ…。
静留:ほな、試着、してみましょか。
舞衣:へ? ああー、いえっ、一人で出来ます!
静留:大丈夫。鴇羽さんは、なーんも心配せんと、うちにみーんな任せたらええんどす。ふふっ。
舞衣:ああああ、ちょちょ会長さん、ああっ引っ張らないでっ、ああっ、いや〜あ〜!
(カーテンを閉める音)
命:舞衣…。
舞衣:んっ、んんっ!
静留:あらまぁ、肌も綺麗やねぇ。それにこの桜色のぉ…
舞衣:ああっ、会長さん、うっ…ダメ…あっ…
命:舞衣! 待ってろ、今行くからな!
なつき:行かなくていい! 苦しんでる訳じゃない。
命:だが!
なつき:ある意味その、喜んでるとも、言える。
命:何?
静留:鴇羽さん、かわいらしい声で鳴きはるなぁ。
舞衣:あぁ〜!!
(舞衣、帰還。)
命:舞衣…。
舞衣:もうダ〜メ〜…はぁ〜…。(どさり)
静留:ぴったりやろ? それやったら、胸の形もようなりますわ。なつきも、そう思わへん?
なつき:あ、ああ。相変わらず恐ろしいほどの手際だ。
静留:おおきに。ふふっ、思い出しますなぁ、昔、なつきの下着を見繕うん手伝(てつど)うた時のこと。あん時、なつきが
なつき:だーっ、はは、止せ、やめろ、静留、昔の話だ!
静留:照れんでええのに。さて。そしたら、次は命ちゃん、やったなぁ?
命:わ、私は…。
なつき:あー、その、何だ、あの、こいつの分は、私が見繕う。どうせまだ、スポーツブラがいいとこだろうし。
静留:遠慮せんときよし。今のうちからええもん着けといたら、先が楽しみになりますさかいにね。
なつき:いやぁ、こいつには、まだ早い。な?命。
命:う、うん!
舞衣:ふ〜にゃ〜、うまい。
命:私は、ブラなど要らない!!
なつき:いいのか?
命:うん、うん! なあ舞衣、ブラというのは、すごく恐ろしいものだったんだな…。
舞衣:うんにゃぁ〜。
<FiN>




第三話 「ウンデル・デン・リンデン」 (5話と6話の間) 12/12日放送
(リンデンバウムのあかね、碧、そこに来た楯、詩帆。)
碧に恋愛相談する(させられる?)あかね。
ていうか四十八手ネタ。碧が風華の非常勤講師試験を受ける前の話。




第四話 「祭りのあと」 (10話の後) 12/19放送分

舞衣:巧海も晶くんも弥生ちゃんたちも、気をつけて帰ってね。今日はありがと。嬉しかった。じゃあね。千絵もあおいちゃんも、今日はほんとありがとね。あたしちょっとうるうるしちゃった。
千絵:どういたしまして。
あおい:これくらい何でもないよ。それに、ねぇ。
千絵:そう。夜はこれから。お楽しみはまだまだ続くんだから。
命:また、ケーキが食えるのか?
舞衣:もう散々食べたでしょ。まだ足りないの?
命:うん、私はケーキが大好きだ!
なつき:ふぅ、ようやくさっぱりした。
あおい:お湯かげんどうだった?
なつき:まずまずだ。すまなかったな。じゃあ、私は帰る。
千絵:え?玖我さんバイクでしょう?
あおい:今帰ったら、湯冷めしちゃうよ?
なつき:大丈夫だ、今は夏だし。
あおい:でもでも、せっかくだからもっと玖我さんとお話したいな〜。
千絵:だねぇ。私も前から興味あったんだ、一度じっくり話を聞かせてもらいたいな〜と。
なつき:ベ、別に私と話などしても…
命:どうした、なつき。顔が赤いぞ?
舞衣:照れてんのよ。
なつき:だ、誰が照れてなど!
舞衣:いいからいいから。なつきもさ、あたしのパジャマ貸すし、泊まってけば?
なつき:いや、しかし、その…
一同:ん〜?
なつき:まぁ、どうしてもと、いうなら…
あおい:やったぁ!
千絵:ふっふっふ。これで、知られざる玖我なつき嬢の生態に迫れる…!
なつき:私は珍獣か。
(バックでドアを叩く音。)
舞衣:ん、この部屋じゃ、ないよねぇ。
奈緒:ちょっと、あおい!いないの? ったく、使えないなぁ。あたしが鍵忘れたときに限って…
あおい:奈緒ちゃんだ。奈緒ちゃ〜ん!こっちこっち。
奈緒:何よあおい。何だってまた鴇羽の部屋なんかに。
命:奈緒!
奈緒:ハイ、命。 って、へぇ〜、あんたもいたんだ。
なつき:昼間は大層な活躍だったなぁ、脳味噌スポンジ娘!
奈緒:あんたほどじゃないわ、女性ホルモンラード女!
千絵:ねえ、舞衣。あの二人、今日の調理実習でなんかあったの?
舞衣:あ、ええと…まぁその、いろいろ。
千絵:くぅ〜、やっぱり見られなかったのが悔やまれれるぅ!
あおい:ダメだよ〜、玖我さんも奈緒ちゃんも。今日は舞衣ちゃんのお誕生日なんだから、楽しく笑って。はい、にっこり。
奈緒:誰が!
なつき:こんな奴に!
あおい:ダーメ!にっこり笑うの!
奈緒・なつき:嫌!
あおい:奈緒ちゃん!どーしても仲良くしてくれないなら、あたし、泣いちゃうからぁ…
奈緒:あ?
命:奈緒、凍ってるぞ。
舞衣:どうして?
千絵:あおいの必殺技。とにかくもうすっごい声と顔で泣くの。涙と鼻水を垂らしまくって、この世の終わりみたいな顔で。しかも、泣かした相手にすがり付いて、謝るまで絶対に泣き止まない…。
舞衣:うーわー…何かもう想像するだけで壮絶。
あおい:奈緒ちゃ〜ん。
奈緒:う、わ、分かったわよ!
あおい:玖我さんも、い〜い?
なつき:あ、ああ…。
あおい:よかったぁ〜!
奈緒:ったく…。で、何?今日はあんたの誕生日なの?
舞衣:う、うん、そうなの。よかったらだけど、皆が持ってきてくれた料理、まだ残ってるし、どう?
奈緒:ふーん、誕生日ねぇ。だったらあたしも、プレゼントあった方がいいわね。
舞衣:そんな、気にしないで、ほんと。あたし別に。
奈緒:いいから待ってなさいよ。あおい、鍵貸して。
あおい:う、うん。
奈緒:玖我なつき、鴇羽舞衣。いいじゃない、せっかく二人揃ってるんだから、とことんやってやるわ。
舞衣:奈緒ちゃんからプレゼントだって。なんか意外。
あおい:そーお?そりゃ確かに、無断外泊ばっかりするし、上級生のこと全然敬ったりしないし、出会い系(?)だし口も悪いけど、ほんとは、結構いい子なんだよ、奈緒ちゃん。
千絵:はは、そう言えるあおいがすごいと思うけどね、あたしは。
奈緒:お待たせ〜! はい舞衣さん、これ、あたしからのプレゼント。
舞衣:ありがと。って、えーっ?
なつき:おい瀬能。これが、いい子のすることか?
あおい:あっ、はは、ははははは…。
千絵:こ、これは、学内では所持が見つかっただけで執行部に取締りを受け、即日教会送りのうえ、神父とシスターが代わる代わる行う24時間耐久説教の刑に処されるという…!
奈緒:夜は長いわ。とことん飲み明かしましょ。お互い、じっくりと理解し合えるまで。(潰してやるわ。その上で、あられもない写真を撮って、世界中にばら撒いてくれる。(
なつき:受けて立とう。(いい根性だ。伊達にバーやクラブで、怪しい連中と渡り合っているわけじゃないんだからな、私は。)
命:おおっ、盛り上がってきた!
舞衣:やっぱ、今日ってば最悪の日かも…。
凪:あ〜あ〜、そういうのはハタチになってからでしょ、みんな。さてさて、この決着やいかに!というところで、続き。
<to be continued...>




第五話 「あとの祭り」 (10話の後) 12/26放送分

なつき:だーから、お前はいちいち生意気だっつーの!
奈緒:うるはいわねー、ちょっと美人だからって、カッコつけるんや(じゃ)ないわよ!このペチャハイ(パイ)!
なつき:なにを〜、お前よりはあるよ!わたしはー〜。
舞衣:えーと、千絵ちゃん、どうしよう、これ…。
千絵:うーん、意外だわ。出来上がるの、早すぎ。
舞衣:まだ、一杯も飲んでないような…。
命:なつきも奈緒も、どうしたんだ?
千絵:酔ってるの。
命:酔う?これっぽっちでか?
舞衣:は? 命、いつの間に。
命:私は、じいの晩酌に付き合ってた。だから平気だ。
千絵:これまた、意外、というか納得と言うか。
あおい:舞衣ちゃんも、結構いけるみたいだね。
舞衣:まあね。父さんに付き合って、小学生の頃からちびちびと。
あおい:はぁ〜!舞衣ちゃんてば不良さんだ〜!いっけないんだ〜!
舞衣:っふふ、あおいちゃんも、何のかんの言ってでき上がり気味。
千絵:結構強いもんね、このお酒。
舞衣:うわぁ、千絵!
千絵:何。
舞衣:眼鏡外したとこ、初めて見た!
千絵:そうだっけ?
あおい:ね〜!美人さんだよね〜。
舞衣:ていうかハンサム〜!
あおい:それにさ〜、プロポーションだって実は! えい☆
千絵:わぁ、こ、こら、あおい!
あおい:結構いいんだよ〜!
奈緒?:●●して?
なつき?:いいから●●●●●
千絵:ああ、ちょ、ちょと、うわぁ!
奈緒?:へへ〜、ホントだ。
千絵:や、やめて、あははは。
奈緒?:ねぇ、あんたさ、あたしと一緒に稼がない?
千絵:つ、謹んで遠慮します。
奈緒:なんらと〜、遠慮するな、飲め!
千絵:む、むむ、うぃん(ビン)から、直接…マズイって〜
あおい:あっはははは、千絵ちゃんすご〜い、ラッパ飲み〜!
舞衣:ちょっと奈緒ちゃん、あんまり無茶しちゃダメ、
奈緒:いーからお前も飲みなまい!
舞衣:は〜、それはいくらあたしでも!
奈緒:あおいも飲め〜!
あおい:はーい!瀬能あおい、いっきまーす! (ごくごく)っはぁー!
一同:おお〜!
あおい:う…んもぉ〜、ムリヤリ飲ますのはルール違反だよ〜!だから今夜は無礼講!みんな、飲め〜!
(ボーン、と鐘の音)
舞衣:だからねぇ、あたしだって大変なのよ…。巧海の病気でしょ、そんでお家売って、ここに転校してきて…。
奈緒:うんうん、分かった!エラい。舞衣たんはエラい! でもねぇ、あたしだって、不幸じゃ、負けないんだから!
なつき:な〜にを〜?不幸なら、あたしだって負けんわ。母さん、死んじゃったん、ガケからどーん…
あおい:あはははははは、ガケからどーん!
なつき:笑うな!(ドン!)
あおい:はい。(泣き出す。)
なつき:ふーん、分かればいい。
奈緒:なつきぃ〜、あんたも大変なのね〜!
なつき:奈緒〜。
奈緒:あたし、あんたのこと、誤解してた! これからは、仲良くしようね〜!
なつき:うんうん、奈緒〜!
奈緒:なつき〜!
命:まずい…みんな、壊れた。
舞衣:どーしたの、命。一人で深刻な顔しちゃって!
千絵:飲み足りないか〜?
舞衣:わかった、もう、みことってば〜!甘えたいならすなおに言えばいいのに〜、この恥ずかしがりやさん!(笑いながら)
命:むっ…
舞衣:おおきな赤ちゃんでしゅね〜、べろべろ、ばあ〜!
あおい?:あっはははは、べろべろ〜。
命:こら、舞衣、私は赤ん坊ではないぞ!
千絵:そ〜だよね〜、み・こ・とちゃん!
命:ふおっ! やめっ、千絵、く、苦しいぞ…。
千絵:ふふふふふ〜。可愛いね、命ちゃん。食べちゃいたいよ…。
あおい:出〜た〜! 千絵ちゃん必殺、宝塚攻撃〜!
舞衣?:かくいい〜!
?:ひゅーひゅー。
舞衣:でもホント、みことっておいしそうだよね〜…えへへ…。
千絵?:そうだな〜。
あおい:うっふふ、みことちゃ〜ん!
千絵:食べちゃってもい〜い?
命:や、やめろ、お前たち! 舞衣、たすけっ…
舞衣:気づかなかった〜。命、あんた本当に、おいしそうねぇ〜。
命:舞衣!?
舞衣:えへへ、いいよね?いっつもごはん食べさせてあげてるんだから〜。
千絵:というわけで〜、せーの!
一同:いっただっきまーす!
命:うにゃぁぁあぁぁ〜!!
(鳥の声)
舞衣:うぁ、何これ、あったま痛〜。はぁ?
命:舞衣、起きたのか。
舞衣:あぁ、おはよう命。って、何これ!どうしたのこの部屋! なつきに、奈緒ちゃんまで!
千絵:…っ、気持ち悪い。
なつき?:二日酔いか、これは。
あおい:あたまガンガンする〜。
奈緒:うぅ、私、何でこんなところにいるのよ。
舞衣:夕べって…あれ?巧海たちが帰った後って?
命:みんな、覚えてないのか。(カチャカチャ)
舞衣:うん、そうみたい…。
命:ならいい。私も、犬に噛まれたと思って忘れる。
舞衣:はい?
ンモォ〜(牛の鳴き声)
<FiN>

●Comment
駄目絶対音感はないので、誰の台詞か間違えているところがあるかもしれません。