パソコン版でナポレオンさんが皇帝についている状態で戦争に負けて捕らえられると、「もう一度プレイしますか?」ときかれて、「YES」を選択してから「新しく始める」を選ぶと隠しシナリオ「シナリオ5 エルバ島脱出」が選べるんだけど、今回はDr.Easy=Coolさんがファミコンで同じ環境を用意してくれたの。
光栄のシミュレーションのなかでも最高難度と言われているこのシナリオをプレイできるなんて、ほんと楽しみだわ。
第1部 ナポレオン エルバ島を脱出し、パリで復位する
エルバ島から脱出し、パリでフランス帝国皇帝に復位したナポレオンさんだけど、フランスを取り巻く環境は四面楚歌といったところ。かろうじて一地方司令官時代からの盟友でナポリ国王のミュラさんとは同盟関係にあるけど、そのナポリもオーストリアに攻め込まれ滅ぶのも時間の問題と言った状態なの。
それにしても各国元首の顔ぶれも大きく替わったわね。
オスマントルコ帝国はセリム3世さんからムスタファ4世さんを経てマフムト2世さんの治世になり、デンマークはクリスティアンさんからフレデリク6世さんに、スウェーデンはグスタフさんからカルル13世さんに、スペインもカルロスさんからフェルナンドさんに、そして宿敵イギリスはジョージ3世さんからジョージ4世さんに代替わりし、まもなく後のヴィクトリア女王が誕生せんとしているところなのよ。
エルバ島脱出後の情勢。 |
反仏感情高すぎだわ。 |
まさに四面楚歌ね。 |
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フレデリク国王よ! |
マフムト2世皇帝なの。 |
ミュラさんも今は国王なの。 |
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国王は髪をカールがお決まり? |
スペインも若返りしたわね。 |
国王は凡庸でも国は最強なのよ。 |
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ヨーロッパ情勢を一通り見て回ったところで、このシナリオがどれほどの難易度なのか客観的に見てみたくて、デモプレイで様子を見てみたの。そしたら…開始直後からイギリスとスペインに攻め込まれ2都市を失い、翌々月にはオーストリアにも攻め込まれたかと思えば、亡命マニアのフーシェさんがイギリスに亡命。イギリスが艦隊を引き連れサンマロに攻め込んできたのを何度か撃退をしたけれど、波状攻撃に耐え切れず敗戦。なんとか3ヶ月後の国政ターンを迎えることはできたけど、同6月に帝都パリがイギリス軍の攻撃で陥落。最後はリヨンをスペイン軍に落とされ、まさに百日天下と同じ1815年6月にフランスは滅亡したのよ。
開始早々にリールを失ったわ。 |
スペイン軍にも敗北したの。 |
オーストリアまでも…。 |
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呂布さん並に裏切るわね。 |
海戦でなんとか凌いだわ。 |
2回撃退したけど3回目は…。 |
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まさに四面楚歌ね。 |
とうとう帝都が陥落したわ。 |
4ターンで滅亡を迎えたわ。 |
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ほんと見ているだけでぞっとするようなシナリオね。私はどれだけ持ちこたえられるのかしら…。
とりあえず、やれるだけやってみるわ。
エルバ島から脱出したナポレオンさん、最初の国政ターンで予備軍人になっている親族を各都市に派遣。パリにいたジェロームさんはボルドーへ移動させて6都市すべてを直轄地にしたの。
なぜならイギリス、スペイン、オーストリアに囲まれ、特にアムステルダムに控えるウェリントン将軍率いるイギリス軍はワーテルロー大戦に向け8万以上の兵力をリール近郊に配置していて、敗北必死の状態なのよ。
兵力を温存し、後方のサンマロに撤退させたあと、ウジェーヌさんは単身リールに残り、イギリス軍の侵攻を確認してから撤退したの。おかげで数万の兵力が温存できたわ。
退路を失ったナポレオンさん。 |
ついにエルバ島へ流されたの。 |
もちろんリベンジよ! |
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当然シナリオ5を選ぶわ。 |
周囲は敵だらけね。 |
親族を各都市に派遣しなきゃ。 |
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早々に英国軍が攻めてきたの。 |
殿軍のウジェーヌさん。 |
もちろん戦わずに撤退よ。 |
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その後もなるべく兵力を失わないように移動・撤退して5都市を3都市に版図を削り、残り3都市に兵力を集中させ各個撃破されないようにして国の維持に努めたの。
兵力を集中させたことで食料が不足してきたから国庫から各都市に流通させて何とか維持をしたんだけど、そうこうしているうちに盟友のミュラさんが…力を貸してあげられなくてホントに申し訳ないわ。
あら意外だわ。 |
リヨンも放棄よ。 |
パリに単身撤退よ! |
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マルセーユ海軍は強いのね。 |
さすがに3度目は防げないわ。 |
マルセーユも放棄するわ。 |
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国庫開放と軍事強化しなきゃ。 |
ますます苦境に立たされそうね。 |
ミュラさん、ごめんなさい。 |
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第2部 一気呵成 攻めに転じ勇将・知将を虜にす
復位から3ヶ月で版図は半分になったけど、軍事力は強大化し周辺諸国も不用意に攻め込めない状態になったわ。でも一 都市に兵力を集中させていてはそのうち国力は疲弊しジリ貧に。ここは一気に攻勢に転じなくちゃいけないんだけど、寄せ集めの軍隊では敗北は必至。内政は先送りにして訓練度・士気の向上に力を入れていったの。
訓練・演説を繰り返し、9ヵ月後には屈強な軍団が出来上がったの。この兵力をもって先ずはリールを占領するウェリントンさん率いるイギリス軍を攻撃しリールを回復。サンマロ、ボルドーからも兵力を投入。リヨン、マルセーユと占領し復位直後の版図まで回復したの。でもここで手を休めず先の戦争で敗北・撤退したウェリントンさん率いるイギリス軍をアムステルダムに追い詰め、アムステルダムも陥落させたの。
3都市は維持できたわ。 |
訓練・演説の成果で屈強に。 |
リールを回復したわ! |
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リヨンも奪還よ。 |
復位直後の版図まで回復したの。 |
イギリスを駆逐したわ! |
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アムステルダム陥落戦ではプロイセンがイギリスの援軍として参戦したんだけど、イギリスのウェリントンさん、ピクトンさん、そしてプロイセンのブリュヒャーさんといった優秀な人材を捕虜にできたのよ。
司令官時代から20年経過し、多くの人材が失われて各国とも人材不足に頭を悩ませている状況で、優秀な人材を捕虜に出来たのはうれしい限りだわ。
祖国に忠誠を誓う人はなかなか引き抜けないけど、敗北し少し弱気になっている人なら引き抜きもできなくないわ。
イギリス紳士のピクトンさんも敗北して心が乱れていたのか、ナポレオンさんの誘いに乗ってフランス軍に加わってくれたのよ♪
たくさん捕虜にしたわよ。 |
随分歳をとったものね。 |
平均的で使えそうだわ。 |
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優秀な軍人を捕虜にできたわ。 |
捕虜になっても紳士なのね。 |
優秀な人材が増えたわよ♪ |
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他にもリヨンではオーストリア軍人を、マルセーユを占領した際には援軍として来ていたトルコ軍人も捕虜できてうれしい限りだわ!
つづく。
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