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【異ジャイアントロボ】 Episode-I「ロボが停止する日」

「グワォォォォォーーーーーーーン…」

ジャイアントロボは谷底へと落ちていった。

「ロボ…、ロボォォォォォ〜…」

「だ、大作くん…」

「安心しな、大作。ロボは…ロボはきっと戻ってくるさ。」

「た、戴宗さん…。」

「そうよ、大作くん。安心しなさい。」

「銀鈴さん…。」

「ふははははは、甘い、甘いぞ戴宗!!」

「衝撃のアルベルト、貴様っ!!」

「まさかここまで簡単に進入できるとは…おかしすぎてつい笑ってしまったぞ!!」
  「国際警察機構がこの程度のセキュリティーしかないとは聞いて呆れるな。」

「こんなところまで単独で乗り込んでくるとは…。シズマさえ動いていたらこんなことには…。」

「…ふはははは、隙あらば攻める。常套手段ではないか!!」

「グオーーーーーーーーーーーン!!」

「あ、あれは…、ガ、ガイアー!!」
  「BF団め、地球そのものを破壊する気か!?」

「ほぅ…静かなる中条ではないか…。」
  「…しかし、ガイアーを出撃させるとはどういうことだ?」

「シュルシュルシュルシュル…」

「激動たる河原崎参上!!」
  「まさかウラヌスまで出てくるとは思うまい。これぞ、BF団の科学力の凄さよ!!」

「ピキーーーン、ピキーーーン、ピキーーーーーーーーーン!!」

「うお?どうしたことだ?操縦が効かん!!」
  「ガ、ガイアーに吸い寄せられているだと!?」
  「う、うぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!」

「ドカーーーーーーーン」(ウラヌスが破壊される)

「………。(開いた口がふさがらん)」
  「ひょっとして、ガイアーが六神体を破壊するために作られたということを知らなかったのか???」

「知らぬわけがあるまい!!」
  「誰の差し金か知らんがくだらんことを…。激動たる河原崎を恨みに思うものがBF団の中にいるのか…?」

「ほぅ…。BF団内部でもいざこざがあるらしいな…。」

「ふふふ…。 いでよブラックオックス!! モンスター!!」

「グフォッフォッフォ…」

「なに?今度はブラックオックスにモンスターだと!?誰だ、こんな真似をするのは!!」

「くそ、このままではやられっちまうぜ!!」

「鉄牛さん…」

「おう、大作!! ここは俺たちに任せておけ!!…なぁ、兄貴!!」

「そうさ、大作。ここは俺たち大人にまかせて、大作はロボのことを考えてくれさえすればいい…。」
  「お前の好きな…花が咲き蝶が舞うような戦いのない世界になるといいな…。」
  「いくぞ鉄牛!!」

「がってん、兄貴!! うぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!」

「ま、待て戴宗!!貴様何をする気だ!?」

「知れたことよ、ブラックオックスとモンスターを破壊するまでよ。なぁ、鉄牛!!」

「貴様、俺との勝負はどうする気だ!! ま、待つんだ戴宗!!」

「おらおらおらおらおらぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!」

「グォォォォォーーーーーーーーーーーーン…」


ドカァァァァァーーーーーーーーーーーーン!!(戴宗と鉄牛が散る)

「た、戴宗さん…。鉄牛さぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーん!!」

「戴宗………。」
  「貴様、そんなガキのために俺との勝負を捨てるのか…。そんなもののために…。」

Episode-II「激戦!!グレタガルゴ!!」へつづく